(寄せられた感想の一部を掲載)
● 今日の講演会で私はたくさんのことを考えました。最近の若い人には人間としての質が落ちているなあと常々感じているのですが、それは、礼儀や躾が身にしみていないことが深く関係しているのではないかと思いました。礼儀や躾がなっていないから、人間の潜在能力を引き出す「気」が入らない、そして「気」が入らないから人間としての質が落ちるといったふうに、悪循環が続いているように思えます。今日の講演会でそのことについて今まで以上に考えました。そして、戦わずして勝つことの大切さも学びました。「刀」を「刃」に、そして、それを「心」の上にのせると「忍」になるなど、とてもためになり、励みになる話をたくさん聞かせていただきました。相手を思いやる大切さも痛感しましたし、本当に貴重なお話を聞かせていただいて、大変有意義な時間を過ごすことができました。最後に本日はお忙しい中、遠いところからわざわざ私たちのためにお越しいただき、ありがとうございました。この講演で学んだことをこれからの進路実現のために活かしていこうと思います。(高校3年)
● 今日の講演会で、すべてのことは自分たちがどうしたいか、どれくらい本気で向かっているのかということにつながっているなと感じました。どうでもいいとか、わからないからしなくてもいいなどという考えをもって生活をしていると、中途半端な結果しか出ないのではないかと思います。部活にしても進路のことにしても自分を24時間鍛え、根性で突き進まなければいけないことを学びました。自分の力はここまでだと限界を決めてしまうと、本当にそこまでの力しか発揮できないし、そう考えてしまっている本人はとても情けないと思います。これから生きていく中で、自分の体は自分で守らなければいけないし、どんな時でも自分の力はこんなものじゃないと自らの「気」を引き出し、打ち勝つ力を持ちたいです。「戦わずして勝つ」ということは相手に自分の力を知らしめるという単純なものではなく、深いところにつながっているんだなと感じました。自分を鍛え、気を引き出し、生活だけでなく、相手を思いやる気持ちや学力の向上につなげていきたいと思います。(高校3年)
● 今日の宇城先生の講演を受けるまで、私は「気」というものを感じたり、考えたりしたことがありませんでした。だから、どんな講演になるのか楽しみにしていました。前で先生が実践なさるのを見ても、私はなかなか「気」を信じることができませんでした。でも実際に自分たちで実践すると、不思議なことに「気」というものを感じ始めたのです。中でも私が一番驚いたのは、靴をそろえる前と靴をそろえた後で、体が強く、しんがとおったように変化したというものです。礼儀の大切さに改めて気づかされた瞬間でもありました。私はそのときから自分の潜在能力を「気」で引き出したいと強く思うようになりました。今までの自分の生活習慣では全く気を使えていないことに気づいたので、少しずつ改善していく必要があると感じました。まずは礼儀をつつしむことから始めようと思います。今日帰ったら両親にも今日の講演で学んだことを伝えようと思っています。(高校3年)
● 今回の講演では、「気」とは何かというのを学びました。「気」を意識することにより、重いと感じていたのが軽くなったり、相手を思いやることにより痛くなくなったりと不思議なことが多々ありました。また、物を大事に扱わなかったりすると、礼をしたときぶれが生じたり、その逆で大事に扱えばぶれは生じなかったり、物を扱う点でもそういう「気」は関係するのだなあと思いました。ボールを拾うとき、掃除をするとき、自分からボールを拾いに行けば背中に体重がかかっても起き上がれるし、進んで掃除をすれば後ろから引っ張られることがあっても自分は引っ張られることはないということ。本当に素晴らしいなと思いました。勉強も同じで他人から言われてするのではなく、自分から進んでやることによって集中力も増すのではないのかなと思います。だから私も礼儀はもちろんのこと、進んで何かをできるようにして、進路実現をめざしていきたいと思っています。(高校3年)
● 僕は金曜の朝に宇城先生に本当に基本的なところから指導していただいてチームとして本当によかったと思います。もし、宇城先生に指導していただいていなかったら、自分たちは以前のままのチームで、おそらく普通のチームで終わっていたと思います。宇城先生の指導のおかげで自分はまず技術や能力でなく、生活と心を磨こうと思いました。
自分たちに今足りないところはそこだと思います。つよいチームのほとんどは能力があるだけでなく、グランドをきれいにして、礼儀も正しいのですが、自分たちはそのようなチームに技術で勝てないうえに、日常生活や礼儀、心でも負けているので、とうてい勝てないと思い、自分が小さく、情けなく感じました。また考え方も変わり、グランドもきれいにし、礼儀正しく、心も強い選手がいるからチームが強くなるんだと思いました。だから自分はまず生活と心を誰にも負けないようにして、「戦わずして、勝つ」ことを目指してがんばりたいと思います。
今回、先生はチームに変わるきっかけを与えてくれました。自分は本当によかったと思いました。次は自分たちが変わった姿を見ていただけるように一生懸命努力したいと思います。
自分にとってとても大きな勉強になったので本当に良かったです。(高校3年)
● 自分は前に宇城先生の講演などを聴いていて、今回も来ていただけるということでとても楽しみにしていました。そして、野球部だけ早朝から宇城先生に来ていただけるということで、どのような技術指導をしてくださるのかと楽しみにしていました。しかし、自分たちにはそれを受けるだけの気持ちがないと宇城先生に見抜かれてしまいました。それで、自分たちには一生懸命するという何事よりも大切なものが欠けているのが分かりました。キャッチボール一つとっても「残心あり」でないと行けないというとても大切なことを教わりました。ボールを投げたら投げた後は知らない、それでは気持ちがここにありません。そうしないと次の行動がとれないのです。そして、一番大切なのは何事にも感謝することです。その感謝の気持ちを忘れては何をしてもダメだと自分で気づくことができました。そして、その気持ちを持ってこれから生活していこうと決めました。その後の練習や勉学でも感謝の気持ちを心に強く持って行うと、何事にも一生懸命できますし、今まで見えなかったものが見えてきたような気がしました。(高校3年)
● 私は、この講演を通して学んだことは、当たり前のことは忠実にこなし、前へ前へ進むことを学びました。普段なにげなく生活しているなかで、言われた後から行動するのではなく、言われる前から常日ごろ考え、投げやりにならず、初めから無理だと決めつけず、何事も積極的に行動する。これらはすべて日ごろの生活だけでなく、勉学や部活にも言えることだと思いました。宇城先生の「戦わずして勝つ」、その一言に衝撃を受けました。
戦わなければ勝ちも負けもないのではないかと思いました。でも、勝ち負けより大事なことは相手を思いやる気持ちだと気づくことができました。今日の講演を通して何事もあきらめず取り組んでいきたいです。(高校2年)
● 「気」の持ち方によって、あんなにも行動が変わるとは思いませんでした。
掃除の仕方一つとってみても、誰かに言われてするより、自ら進んで行い、しかも、きれいにしたいという思いをより強く持つことで、自然と前に足が出ることがとても不思議でした。今までの自分の生活を振り返ってみると、ちょっと面倒くさいなとか、先生や親に言われてからしていることが多いなと気がつきました。確かに勉強面でも、親や先生に言われてするよりも、自分からしよう、しなくてはと思ってするときのほうがやる気や集中力が全くといっていいほど違っていたなと感じました。これも「気」によるものだったのだと今回の講演を聴いて思いました。今までは気持ちが大事とはよく聞いたり言ったりしていましたが、それほど重く考えていませんでした。しかし、今日からは気持ちを大切にして、最後まであきらめないことや、自分から進んでしようということを考えて変わっていきたいです。(高校2年)
● 今回「気」についての講演を受け,普段の気持ちから真剣に取り組むことの大切さを学びました。靴をそろえて置くこと,相手を想うことなど,日常生活の中で一つ一つ気をつけて心がけていきたいと思います。最初のほうは「気」なんて全然信じていなくて,ヤラセなのかなと思っていたりしましたが,実演を通して,気を引き締めて行動したときと気をゆるめてだらけながら行動したときの体は全くと言っていいほど変わり,気を引き締めて行動したときのほうが,無理と思うことでもできてしまってとても驚きました。またそれとは逆に,気をゆるませてだらけながらの行動ではすぐにバランスを崩してしまい,負けてしまいました。気を引き締めるのとゆるませるのではこんなに違うものかと思いました。3年の運動部キャプテンも協力してくださり,とても分かりやすかったです。部活動を中心に話してくださいましたが,この「気」というのは学力の向上にもつながると思います。この講演で得たことを忘れずに,これから何ごとにも「気」を抜かずに頑張っていきたいと思います。今回,「気」について実演を通して学べてとてもためになりました。とても良い講演で良かったです。(高校1年)
● 今日の宇城先生の講演会を見て私は,人間は心の中にある考え方を少し変えるだけで「できない」と思い込んでいたものもできるようになることを知りました。人間にできないことはない,としっかり証明されたようで,ものすごくうれしかったです。「気」というものがどれほど大切なのかを改めて知ることができ、本当によかったと思っております。たくさんの生徒の方々が,何か少し整えるだけでできなかったことがすっとできるようになって,見ているととても感動いたしました。自分たちでペアを組み,気持ちを変えると本当に何でもできて,すごく驚きました。「ものを大切にする気持ち」と「相手を思いやる気持ち」の強さを知りました。いろいろなものを大切にするだけで自分の心も身体も心から強くなり,倒れずじっといられるようになりました。これは本当にすごいことだと思います。今日の講演会を受けて,今まであまり気にしていなかったような自分の考えを,これからは少しずつもっと良い方向へ変えていきたいです。良いことを考えるだけで自分も周りも良くなっていくのだから。(高校1年)
● この講演会を聞いて,多くのことを学び,改めて大切だと感じ取ることができました。なんと言っても礼儀がきちんとできていないと何ごとも中途半端になってしまうんだということが分かりました。後,どんなに強い人でも,どんなに大きな人でも,礼儀ができていないと本当の強さを持っているとはいえないのだということも分かりました。最近,自分は礼儀ができていないと思いました。例えば,他人が自分に親切なことをしてくれても「ありがとう」と言うことの大切さを忘れていて,そっけない態度をとってしまっていると思いました。そこで,宇城さんのように礼儀もしっかりしていこうと思っています。次に大事なことは,人を思いやる優しさもとても大切だということも分かりました。自分自身を振り返ってみても人がいやがっていることに気づくことができず,少し自分の勝手さが出てきているということが感じ取れました。だから昔の頃の自分のように人を思いやる優しさを持とうと思いました。だから,自分勝手に進んでいくのではなくて,もっと周りの様子も見ていこうと思っています。(高校1年)
● この講演会を通して,気持ちが違うだけで行動する力や協力すること,集中することなどに影響があるということに改めて気づきました。特にすごいと思ったのは深くしゃがんで手を握っているとすぐ倒れるけれど,手を握っているのを開いたら強くなって倒れなくなるということです。正直信じられませんでした。けれど,周りの友達がやっているのを見て本当なんだと思いました。やはりこれも「気」が関係しているんだろうなと感じました。私は,この講演会で強いだけがいいのではない,協力したり助けたりすることが大切だということを学んだ気がします。勉強面では気持ちを少し切り替えるだけで集中できるし,生活面では自ら進んできれいに掃除しようと思うだけで行動ができるということを教わり,これからはそういうことを大切にして頑張っていきたいです。私は今まで,これくらいでいいだろうとか,気を抜いてしまうことが多かったので,それを少しずつなおしていけたらいいなと思います。この講演会で学んだことをこれからの生活や勉強,運動などに活かしていけたらいいなと思います。大切なことを学べて良かったです。(高校1年)