2019年 大阪・B 第4回 (2019.8.7)

日常生活でどのように調和すべきかが課題   京都 研究員 38歳 男性 RK

 今回の講義を受講する前に、先生の著書であります『空手と気』を拝読させて頂きましたので、この内容も踏まえて今回の講義に臨みました。今までこの感想文はどういう内容を書くべきか自分なりに考えて書いてはおりましたが、この本を読ませて頂き、受講した上での自分の気付き、変化を記載するものであることを改めて理解致しました。単に先生の気による実証の驚きを記述するだけでは意味がなく、自身の内面の変化、身体がどのように感じたかを毎回書く必要があり、この確認を毎回続けていくことで大きな成長、深い洞察が得られるのではないかと考えております。

 今回の講義では、先生が気を出している状態が、通常の状態と少し空気が変化しているような感覚を受けました。なんとなくではありますが、気が満ちている場と何もない場で肌感覚に違いがあったように感じました。気が満ちていると感じたときは、相手の身体が統一体になっていて、腕を叩いてもビクともしません。
 特に実証しやすいのは、お互いの両手を握り回転したときでした。気が通っているときは軸がブレずに高速で回転でき、安定感がありました。相手と自分だけでなく周りの空気とも調和したような心地よい感覚でした。相手の方の身体が静止して見えました。気が通っていないときとは大きな違いがあり、改めて気の存在に気付かされました。

 先生はよく仰いますが、講義のときだけ調和した状態ではだめで、日常生活でどのように調和すべきかが課題であると考えています。先生や道塾の方がいらっしゃらなくても、自分ひとりで実践し仕事場や社会と調和した関係を築くことが大きな目標であると思います。
 そのためには、自分に自信が持てるように横着せずに毎日の生活を行い、謙虚であるとともに日々勉強を続けていくことが大切です。
 今回の講義でもこのようなことを教わりましたが、いつも次の講義までの2ヶ月間ですぐに忘れてしまい、横着になってしまいますので、自分を戒め精進したいと思います。

 

少しでも調和のある社会の実現に尽くしたい   奈良 教員 56歳 男性 YO

 最初に先生から現在の日韓の摩擦関係について解説してくださいました。歴史的な観点から、さらに政治的な観点から詳しく教えてくださいました。

 その背景から解決に向かうことは非常に難しいと誰もが思っています。でも、宇城先生が身をもって伝えてくださる調和の思考が唯一解決の糸口だと実感しました。

 衝突と調和、2人が手を合わせて腕を振るとお互いの我が出て、バラバラに動き、お互いの身体の自由がききません。先生の気によって調和させていただくと2人の手がぴったりと合わさり、お互いが自由に動けて、とんでもないスピードで回転できました。

 さらに他のペアとは衝突しないということを体験すると、これが今、おこっていることの唯一の解決方法であることが実感できました。
 先生のご講義の誰にも真似のできないところが、やって見せて、やらせることができるということです。まさに、私からあなたへの心です。
 先生の通してくださった気を身体に残しつつ、呼吸法に取り組み、少しでも調和のある社会の実現に尽くしたいと思っています。今回も貴重なご講義ありがとうございました。

 

数多くの実技で気の実在を体感   兵庫 会社員 61歳 男性 YK

 今回も数多くの実技で気の実在を体感させていただきました。 気は技術ですが、ノウハウは通用しないものなので、体験していない人、本だけ読んでいる人には全く理解出来ないものだと思います。
 私自身も理解は出来ませんが、感覚は分かるようになりました。

 一度、筋肉に力を入れて統一体が崩れた後でも、気で細胞が活性化した状態で互いにハグすると、再度手掌がくっつき合う体験は初めてでした。やはり、普段から心の壁を作っていて、他者との調和が取れにくい状態を自分で作ってしまっていることに気付きます。

 「強く握ると却って弱くなる」という体験も、自分で克服しないといけない力任せの悪癖を気付かせてもらえる機会でした。
 講義を受けて経験を積むほど、深さを追及しなければ、どうしようもない自分である事に気付かされます。