2019年 大阪・B 第6回 (2019.12.4)

道塾での学びは自己実現力   大阪 理学療法士 44歳 男性 YH

 今回この講義を聞くために今までがあったと思える位、心に刺さる内容でした。

 先々月、子供が煮干しを見て「怖いから食べれない」 と言った時、生きることに対するリアリティが足りないと感じました。まさにバーチャルで生きている状態でした。

 そこで私は生かされている事を学んでもらおうと、自宅で鶏を飼い育て屠殺して一緒に食べることを考えました。が、住宅街では騒音や臭いの問題が想定されるため断念。別の方策を模索しているうちに商業的農業や環境問題、気候変動など一見個々の問題と思う事象が、相互に関連していることを知りました。
 それと同時に世界は神秘的な共存共栄で成り立っていることにも気づくことができ、子供に“生かされている実感”を持ってもらうには、自分達が口にするものを育てることが大事だとの思いに至りました。

 道塾での学びは自己実現力だと思います。現在の仕事はそのままに、家族で農業に取り組むことを決意しました。
 思い立ったら直ぐ行動、近隣で農園などを探していると、山の中で農業をしている方と出会い農地を借り受ける事が出来ました。
 来年には近所の子供達に芋掘り体験をさせる約束をしています。
 私の全ての行動の起点は、宇城先生のご指導が深く関係しております。本当に感謝しかありません。今後もご指導宜しくお願い致します。有難うございました。

 

叱咤し戒めてくださる師の存在を本当に有難い   滋賀 教員 54歳 男性 TF

 政治や教育において噴出している諸問題は、人間の劣化が加速しているためだとのご指摘が鋭く心に刺さりました。このような情勢だからこそ「一人革命」が必要なことを切迫して感じました。今、変わることで子や孫の世代を守れる自分になるのか、思考停止して流れにまかせて奴隷のような人生を送るのかという大きな転換点にいることを強く意識する機会となりました。

 帯を引っ張り合う実習で、私は今回先頭で体験させていただきました。「頑張るぞ」や「エイエイオー」の気合ではかえって弱くなる体験はこれまでもしましたが、「剣」や「型」など気によって強くなることを実感しつつ、先生の「鳥は気流に溶け込んで空気に守られ、魚は水に溶け込んで水に守られる。そして人間は気によって守られる」とのお言葉を聞いた時、なんとも言えない感動、幸福感、まさに「守られている」という実感に満たされ感激を覚えました。

 四つん這いになった人の手足を皆が押さえても、先生の気の力でグイグイと前進でき、次に、その人が前に立つと、次のグループも前進できるような気になって、実際可能となりますが、そうでない方が前に立たれた時は全く何も感じない、つながりが断たれたような感じがすることがよくわかりました。先に立って「できる」気を起させ、実際にできるようにさせることができるのが「先生」であるとの教えに深い納得をしました。

 体の不調を訴えている人の前を通り過ぎてしまうと、体は軽く、弱くなるのに、「大丈夫ですか」と寄り添うだけで声をかけた方もかけられた方も体が重くなる、すなわち地球からエネルギーをもらえるということ、心の発動することのすばらしさ、頭で作ったバーチャルの優しさではない、身体による行動が即、心の現れであることを目の当たりにしました。

 今年一年を振り返ると、6月の道塾で私自身の薄っぺらさ、偽善、頭だけで理解しようとする横着などを先生に看破され、あせるほど気が通らなくなっていく自分の身体に戸惑いや不安を感じていました。正直なところ「また気が通らなかったらどうしよう」と道塾に行くのにビビっている自分がいました。「これも修行。自分を厳しく正してくださる場はここしかない。」と心に決めて後半の道塾に参加しました。
 第5回、そして今回と先生のユーモアあふれるお話と深い愛情のご配慮のおかげでほんわかした気持ちで道塾を後にすることができました。
 特に今回は、塾終了後の懇親会でも「早く帰る者は先生の近くに」とのご配慮により、先生のお側に座らせていただき、たくさんのお話をうかがい、手をとってのご指導までいただき、感激の中で1年間の道塾を終了させていただきました。

 叱られてへこみ、優しくされて舞い上がるとは子どものようでなんとも情けない限りですが、この年齢になり自分を叱咤し戒めてくださる師の存在を本当に有難いことだとしみじみ感じています。

 これからも先生の生き方を映せるように、日々の自分のふるまいを正していきたいと思います。1年間のご指導ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。

 

あっという間に相手が吹っ飛んでしまいました   奈良 教員 56歳 男性 YO

 四つん這いになった塾生の両手・両足をそれぞれつかみ、さらにその腰を数人がつかんでいる状態ではどんなにがんばっても前には進めません。それは筋肉の力では不可能なことです。
 しかし、先生が塾生の前にいらっしゃって、手を前に示し、「これを目指して進むんだよ」と声をおかけになると、塾生は1歩ずつ前に進みました。さらに、四つん這いになる人が変わって、同じように前に進もうとしますが、結果は前回と同じです。でも、最初に四つん這いになった塾生が前に立つと、前に進めました。

 このことを指して、先生は「これがリーダーの資質である。リーダーの在り様が集団の歩みに大きく影響を与える」と教えてくださいました。その証拠に塾生をつかんでいたすべての人が他の人に持ち上げられなくなって、腕をつかまれると投げられるようになっていました。
 私も持ち上げられましたが、地に足がどっしりとついていて、持ち上げられそうな気がしませんでした。
 さらに手をつかまれたときには、手をつかまれる前に手を振ると、あっという間に相手が吹っ飛んでしまいました。あまりのことにびっくりしてしまいました。それは決して力ではなくて、何かもっとスピードのある力を感じました。これが先生の「気」の力です。

 こうして我々塾生は先生に道塾の度に「気」を通してくださって、細胞を活性化させていただいています。そのおかげでいつも前向きでエネルギーにあふれる毎日を過ごさせていただいております。ありがとうございます。

 

「一人革命」が何よりも大切   兵庫 会社員 27歳 女性 NT

 今回の道塾で、今の自分は、過去・現在・未来と続く時間の中で、また、想像を絶するほど広い宇宙の中の地球の上で生かされている、非常に小さな存在なのだと感じさせていただきました。にもかかわらず、先生が「今の日本はみんなオレオレ詐欺みたいなものだ」と仰ったように、普段、今の自分のことばかりを考えているということにも気づかせていただきました。そのような生き方をしているために、先の見えない行き詰まりの中にいるのだと思いました。

 しかしまた、先生は、私たちが今、分岐点にいるということも仰いました。日々、何を選び、どのように行動をするのかということが、この先の未来(自分の未来だけでなく、子ども、孫、その先に続く人類すべて)を大きく変えていくのだということをお話されました。私たちは、それぞれ、非常に小さい存在ですが、ただ、変えられるのは毎日の行動であり、今を変えることができるというのは、とても重要なことだと気づかせていただきました。未来に生まれてくる人たちは、過去を変えることができないし、もう死んでしまった人も今を変えることができない、今生かされている自分が今を変えることしかないということなのだと思いました。

 加えて、今回の道塾でも、過去の回でも、変化した人・何かができるようになった人がいるだけで、周りの人も何かができるようになったり、変化したりすることができるということを、実際に体験をさせていただいています。

 今、自分が変わるということが、未来にとっても、周りにとっても、とても重要なことだということ、先生の仰る「一人革命」が何よりも大切であり、それしかないのだということを実感させていただきました。
日々、少しずつでも、自分を変えられるよう、精進してまいりたいと思います。

 

先生は常に私達に希望を持って生きるという可能性を示して下さっている   
                                      大阪 自営業 40歳 男性 KS

 今年一年、ご指導頂きありがとうございました。先生の元で学ばせて頂き1年が経ちました。
 先生が伝えてくださっていることを日常で意識しつつも忘れてしまったり、頭で考えてしまい迷ったりの繰り返しでした。その中でも2ヵ月に1回の貴重な時間は、私にとって初心に帰る本当に幸せな時間になっております。

 先生が繰り返し気の体験をさせて下さる度に驚きと頭の葛藤がやってきます。
 その度に、私にとって先生に教わることがいかに大切かが実感されます。

 今回の道塾で時間は可能性だと思いました。
 先生は常に私達に希望を持って生きるという可能性を示して下さっているのだと思いました。

 来年は今年よりも少しでも多く先生の教えを実践し、相手に希望を示せる人間に成長できるよう精進致します。