商品詳細 季刊『道』180号 (2014春号) 著者 どう出版 定価 1,143円+税 ISBN 9784904464557 判型/分 A4 78ページ 発売日 2014年4月20日 テーマ プロフェッショナルを貫く プロフェッショナル魂に宿る 目に見えないものを見る力 元JAL機長 杉江 弘 VS 武道家・UK実践塾 宇城憲治 長年国際線のパイロットとして50ヵ国以上を訪問し、総飛行時間2万1千時間、ジャンボジェットでは世界記録を持つ杉江弘氏。航空業界のあり方にとどまらず、海外との文化の違いを数多く体験してきた杉江氏が指摘する、日本の美徳の裏に見えてくる人間としての脆さ弱さは、そのまま今の日本が抱える課題を浮き彫りにするものだった。 同時に対談は、航空業界という専門の話でありながら、目に見えないものにこそエネルギーを注いできた、日本独自のものづくり文化のあり方とその心にあらためて気づかせてくれるものであり、今日本に何が求められ、何を取り戻さねばならないかを鋭く示唆するものとなった。 命をかけた 平和を守り抜くために 最後の零戦パイロット 原田 要 今年98歳になる原田要氏は、太平洋戦争を最前線で戦った最後の零戦パイロットだ。3度にもわたる九死に一生を得た体験、多くの戦友を失った悲しみ、地獄絵のような戦争のむごさ、苦しさ、戦後に味わった公職追放という冷遇。氏が語る体験は、私たちに戦争というもののあまりの理不尽さを教えてくれるものだった。 戦後、幼稚園の園長として、「二度と戦争を繰り返さない、させない」を信条に未来を担う子供たちを育み続けてきた原田氏に、平和への思いを語っていただいた。 生物物理学で追究する「生き物らしさ」 のびのび生きる 理学博士 大沢文夫 快適な時に一番元気がいい、活発に動くというのは、まさに生き物らしさであるんですね。それに比べて、いい環境だからと寝転んでおるのは人間だけだ。 生命の仕組みを物理学の視点から解き明かそうと展開された生物物理学。その草分けである大沢文夫氏が見つめてきた、生命の面白さ、素晴らしさ。そして、生命科学分野をリードする優秀な研究者を多く輩出し「大沢牧場」と称された、氏の教育に対する姿勢。今年92歳の今もなお、若者に学ぶことの面白さを伝え続けている氏のお話は、私たちがより生き生きと生きていくための道を示してくれる。 被災地の今 寄り添う心で 「描いた未来を現実に 被災地気仙沼からの発信」 遠洋鮪漁業 臼福本店社長 臼井壯太朗 新連載 ありのままの私たち 「障がいのある子どもたちが教えてくれたこと」 作家 山元加津子 講演会 「僕の生きる意味を探して 障がい児の本当の姿を発信し世の中を変える」 筆談の詩人 神原康弥 【巻頭対談】 元JAL機長 杉江 弘 VS 武道家・UK実践塾 宇城憲治 「プロフェッショナル魂に宿る 目に見えないものを見る力」 【ロングインタビュー】 最後の零戦パイロット 原田 要 「命をかけた 平和を守り抜くために 」 理学博士 大沢文夫 「生物物理学で追究する「生き物らしさ のびのび生きる」 【被災地の今】 寄り添う心で 「描いた未来を現実に 被災地気仙沼からの発信」 臼福本店社長 臼井壯太朗 【新連載】 ありのままの私たち 「障がいのある子どもたちが教えてくれたこと」 作家 山元加津子 【連載】 ・気づく気づかせる 「今の常識を超えた所にある未来 ― 常識というマインドコントロールから脱却を ―」 武道家・UK実践塾 宇城憲治 ・師につくし 自己を磨き 人を育てる 「神仏を感じているか ― 人の歩むべき道とは ―」 神道夢想流杖 心会主宰 松井健二 ・私たちは銀河のなかに生きている 「天の川を泳ぐ鯉のぼりたち」 銀河浴写真家 佐々木隆 ・実践こそが全て 「日本のエネルギーを真剣に考える」 アルピニスト 野口 健 ・あふれる真心と愛 「翔子が持つ一個多い染色体の正体」 書家 金澤泰子 ・今日一日を生きる 「意志といのちを、神の配慮にゆだねる決心をした」 茨城ダルク代表 岩井喜代仁 ・うつくし、日本 「中高年の皆様、心に青空を広げましょう― OLDS BE ANBITIOUS ! ―」 伊藤忠商事理事 木暮浩明 ・文化を生き抜く力に 「作家の生きた証とは」 ガラス工芸作家 黒木国昭 [ページのトップへ]