『子どもにできて 大人にできないこと』 宇城憲治著
2011年春、大学生になった12名の方より『子どもにできて大人にできないこと』の感想をいただきました。
卒業時に、所属していた野球部の監督より 『子どもにできて大人にできないこと』を送られたそうです。
感想には宇城先生からのメッセージをまっすぐに受け止めて、現在の自分の状況と宇城先生のメッセージをこれからどうつなげていくかをしっかり考えたことがまとめられていました。
まだ学生の皆さんですが、このまま大人になって欲しいと思います。
僕は、この本を読んだとき、純粋に「子どもってすごいなあ」と思いました。と同時に子どもは何をするにも一生懸命で、ただやりたいことやできることをしています。そこには「欲」もなく、ただ完成形としてありつづけているのかなと思いました。今の自分を見ていると、必要以上に力んでしまって、何か歯車のかみあっていないもどかしさがあります。さらに「ああなりたい」などと思うあまり、大切なことを忘れ、周りが見えないときがあります。そういったときに必要なのは、やはり「謙虚になる」ことだと思います。生まれたままにして完成形の私達が大人になるにつれて忘れることは、やはりそれしかないと思いました。
よく思い出すと、赤ちゃんは泣きたいときは一生懸命に泣いています。赤ちゃんには「泣きたい」という欲はありません。また、DVDを見させていただいた中で、子どもは大人の列を倒せるのに、大人は倒せないのを見て、正直驚きました。子どもの持つエネルギーや周りの人を明るくできる笑顔というのは、子どもにしかできません。子どもの持つ力のすごさと人間は生まれながらにして完成形ということを改めて感じさせていただける本だと感じました。これからも素直で謙虚な気持ちを忘れずに「欲」を捨てていって、心身ともに純粋に生活していき、また自分自身が「気づき」を増やしていけたらいいなと思いました。
私が野球部にいた3年間、何度か感想文を書かせていただく機会がありましたが、私はその度に期限に縛られ、思ってもみないことやパターン化された言葉で適当にまとめ、提出してきました。
今回は、しっかりと今思っているありのままのことを書かせていただこうと思います。
何も考えずフラフラと中学校卒業まで過ごしていましたが、高校に入り野球部に入り、色んな体験をさせてもらって色んな考え方が生まれました。そして、人は何故生まれて生きるのかという問題に答えを求めてきました。自分の意思で生まれてきた訳でもないのに、こんな自分になりたくなかったのに、生まれてきたときから全てが決まっているような気がして嫌になったりしました。自分の思い通りに物事が進まないとき自分に苛立ち、自分が嫌になりました。自分のことを嫌いな自分がまた嫌で訳分からなくなったりもしました。答えを求めること自体が横着だと生きているのではなく、生かされているのだと頭では分かっていても、なかなか受け入れられない自分がいました。多分、高校を卒業した今もあの頃とほとんど変わっていないように思います。
でも楽しいと思える瞬間も、嬉しい事があった時も幸せな気持ちになるのは自分で、その自分を生んでくれたのは親なのです。だから感謝するのだと思います。すぐに答えを求めるのではなく、生きていく上での体験などから発見を得て、人は何故生まれ、そして生きるのかという問題に向かいあおうと思っています。また生きていく上で、横着になったり謙虚さを忘れたとき、また読み返したり、見直したりさせていただきます。本当にありがとうございました。
毎回、宇城先生の本を読ませていただくと自分に自信が持てたり、もっと謙虚に物事を受けとめようと思うようになります。そして最近思うようになったのは「気」の文化は日本が誇れるすばらしい文化であるものだと思っています。日本は火・水・木・風など、色々なものには昔から神が宿っていると考えてきた国です。これは科学なんかでは証明できるものではありません。僕は今の日本人はこの日本の誇れる文化を忘れかけていると思います。日本人はもっと自分の国の文化を愛さないといけないと思います。最近、小さい子供が「神様はなんでいるんかなあ?」と言っているのを聞きました。この時やっぱり子供ってすごいんだと思いました。そんなことを純粋にずっと考え続けている子供に学びました。
たしかにこの世の中には分からないことがたくさんあります。ですが、僕たちが知っている5%のことから残りの95%を無理やりあてつけるのは本当に横着です。理屈ではないものを大切にできるのが日本という国だと思います。そんな日本のすばらしい文化に生きているからこそ僕たちは毎日が幸せで元気に暮らせるんだと思います。
毎回宇城先生の本を読ませていただくと感動することと同じくらいの分からないことがあります。知るたびに分からないことが増えるというのはこういうことなんだと気づかされます。
僕は、この本は目で読むだけではただの紙きれと一緒だと思っています。身体で読んでこそ、ちょっとずつ分かってくるんだといつも思っています。
日本人が忘れかけている真心を取り戻せるように自分自身行動に移していきたいです。ありがとうございました。
宇城先生の本を読ませていただいて思ったことは、昔は皆できたことが、なぜできなくなってしまうのか、です。人間は子供から大人になっていきます。つまり、皆できていたのです。それなのにできなくなる理由を自分なりに考えてみました。
大人になるにつれて、人間は良い意味でも悪い意味でもかしこくなっていきます。そして、横着になっていきます。しかし、子供は純粋で素直です。そして、後の利益も考えず、一生懸命何事にも取り組みます。そこではないのかなあと思います。だから、私は何事にも謙虚で一生懸命に取り組んでいきたいと思います。そして、日本人としての誇りを持ち、「俺が日本を変えたる」という気持ちを思って、将来社会に出ても頑張っていきたいです。このような本に出会わせていただき、ありがとうございました。
僕は、この本を読ませていただいている途中、「高校を卒業して、大学に進学したけれど、このまま漠然と生きたら身体が弱くなるのかな」と思いました。いつも宇城先生の本を読ませていただいていると、何かいつもの日常とは違うことを考えさせられます。ということは、実践できていないか、感じ方が変わったのかなと思っています。
宇宙の95%は未知の世界であるところに地球があり、そこに私たち人間が生かされています。というよりは、生かさせていただいているのです。その人間は、宇城先生が実践しているように、不思議な力が備わっていることと、この宇宙とはどんな関係があるのか、本当に不思議です。しかし、一つ言えることは、地球はとてつもないスピードで動いている中で、現在の日本人の若者、中高年の者のほとんどが止まっているように考えています。流れを止め、流れに逆らっているのです。やっぱり今の日本はひどくなる一方なのがわかりました。最初に書かせていただいた「このままま漠然と生きたら」僕はこの感想文を書いていて「何も実践できていないな」と思いました。
最後になりましたが、今回本を読ませていただいて、自分がさらに進歩できるきっかけをもらいました。小さい子が出来るなら自分もできるはずと確信しています。
本当にありがとうございました。
僕は、この本を読ませていただいて、もう一度自分のことを見直していかなければならないと思いました。僕は、この本を読んでいて、自分はどれほど弱いかということを気づかせていただきました。
僕は、日常生活が大変横着で、そのせいで失敗してしまうということがたくさんあります。このようなことがあると「自分は弱いな」とつくづく思います。そして僕はこの本を読ませていただいて、このような行動をとると、どれほど自分の「身体」や「心」に悪い影響を与えているのかということを知って、驚かされました。小さい子供に出来て、大人が出来ないという事実は、少し情けない気持ちにもなりました。子供から大人になる段階で、少しづつ横着になり、謙虚さを失ってしまう。僕は、子供の時からこのようなことを知り、実践していくことがどれほど大切なのかということがわかりました。たとえ大人になってから知ったとしても、この本で書かれているように、人間それぞれ60兆個の細胞、DNAが備わっているので、できないことはないと思いました。なので、僕は行動に移していきたいです。僕は、この本を読ませていただいて、大切なことに気づかせていただきました。ありがとうございました。
自分はだんだんと大人になっていき、社会に染まってきているような気がしています。この本を読んでいると、それがとても嫌に感じたり、若干の恐れさえも思ったりします。
振り返ってみると、小学生から大学生になるまでに、悩み事それ自体の数はほとんど変わらないとしても、1つの悩み事に対して使う時間が大人になるにつれて長くなって、なかなか抜け出しにくくなってしまっています。その時間の長さの分だけ過去に囚われ、止まってしまいます。
また、そのことを頭ではわかっていて、悩むということを考えないように意識すると、余計にその深みにはまっていってしまい、悪循環が続いてしまうというのが最近のパターンです。
でも、そんな状況でもふとしたきっかけで今まで悩んでいたことが吹き飛んで、何故こんなことで考え込んでいたんだろうとバカバカしくなるときがあります。そんな時に、この本を含め宇城先生の本の内容を思い出し、先に進んでいく夢や希望をいただいています。ありがとうございました。
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今回、宇城先生の本を読ませていただいて、再認識、再確認することがいくつかありました。最初に本を見た時に思ったことは、タイトルについてでした。なぜ子どもの頃に出来ていたことが、大人になると出来ないのか。自分では頭で考えるようになっていってしまうからなのかな、とぼんやりと想像してました。
実際、本に書かれていたのは、自然体や統一体、無意識の身体の強さや横着、謙虚など、今までに何度も見たこと、読んだこと、聞いたことのある言葉が並んでいて、ああそういえばそうだったなあと感心するばかりでした。
今、私は大学生になったばかりで、周りの状況の変化に戸惑うことが多い環境ではありますが、そのような環境だからこそ、素直さ、謙虚さなどを気にかけた生活を送っていこうと思いました。ありがとうございました。
宇城先生の本を読ませていただいて、自分の横着さに気づきました。高校で多くのことを教えてもらったり、多くの本やDVDを見て学んだことを忘れてしまっていることを、この本を読ませていただいて気づきました。そして、教えてもらったことは、高校のときだけでなく大学に行っても、どこに行っても大切であることを感じました。しっかり自分の行動を見直して横着さが少しでもなくなるようになればと思います。
宇城先生の本を読ませていただいたことで、いろんなことに気づくことができました。ありがとうございました。
宇城先生の本を読ませていただいて、とても印象に残った所は、「人間は、地球上の生命体、すなわち地球の創造物として、本来生まれながらに地球とつながっていることは間違いのない事実です」の部分です。ここを読んでいる時に「最近の自分は、なんて横着だったのだろう」と、痛感しました。目先の忙しい日々に追われ、地球とつながっている、生かされている事を忘れていました。この「生かされている」という事を常に体でわかる事が出来たのならば、目先の忙しい日々でも客観的時間ではなく神秘的時間でいられると感じました。神秘的時間に位置するのが「気」と書かれているのは、どのような状況でも「よーし!」という気持ちでする事によって心を放つ、放心する、心を大きくする事が出来るのかな、と思いました。
この本を読ませていただいて、子どもと大人の違いとは何なのだろうかということを自分なりに考えたところ、全ての子どもは考えて動くよりまず先に行動しているということを思いました。大人になっていくにつれて、結果や周囲の人の目を気にしてしまったりして、まず頭で考えることから始めてしまっていて、とても横着なことだと思います。子どもはやはり先に行動をしているので、そういうところに子どもと大人の違いがあるのではないかと僕は思いました。そういったところに子ども達のすごさを感じます。
今回この本を読んで自分は大人になってきているなと感じました。子ども達のすばらしいところを見習い、日々自分を鍛えていきたいです。ありがとうございました。
『子どもにできて大人にできないこと』という題名を見た時、私はそんな事が本当にあるのかなと思いました。理由は、この題名の逆で、大人にできて子どもにできないことはたくさんあると思っていましたが、まさか子どもにできて大人にできないことがあると思っていなかったからです。でもこの本を読んでいくにつれて、子どもにできて大人にできないことがあるということが少し分かってきました。
そして子どもは大人よりも地球とのつながりが強いということが少し分かりました。私はこの本を読ませていただいたことで、将来自分の子どもが産まれ、そして育てていく時に自分自身が子どものもっているエネルギーや子どもの素晴らしさに気づいてあげることが少しはできると思いました。
本当にありがとうございました。