DVD 『人間の潜在能力・気』 宇城憲治
奈良県立桜井高等学校 野球部のみなさんより
著者・宇城憲治師範が指導している江坂宇城塾の、奈良県立桜井高等学校の野球部の生徒より、DVD『人間の潜在能力・気』の感想が届きました。
● 今回宇城先生のDVDを拝見させていただいて特に思ったことは、怖さをなくすためには内面のスピードを早くすることで相手に入っていくということです。これは野球にもつながっていることだと思いました。なぜなら、ピッチャーの投げてくる球を怖がったり、自分は打てるのかなとか、もし打てなかったらどうしようなどの気持ちがあると球のスピードが速く見えたり、変化球が大きく曲がったように見えたり、自分の本来の能力を発揮できなかったりするからです。
なので、これからは、常に気持ちを前に出し、ピッチャーの投げてくる球に遅れないように内面のスピードを速くし、相手に入っていこうと思いました。でもすぐに出来るようになることではありません。なので、野球の練習中はもちろん日常生活でも常に意識することで、より鍛えられて野球も日常生活も変わってくると思いました。本当にありがとうございました。
(2年 男子 Y.F)
● 宇城先生に気を通してもらってできたことが、次には気を通さずにできて、体に「できる」ということを記憶させることが「自信」とおっしゃっていたのが印象に残りました。その時、小学生の時にした縄跳びの練習を思い出しました。僕は、二重とびが一回しかできなくて、二回目にいくと失敗していました。でも、練習していると初めて二回目にいくことができました。すると、さっきまで二回目にいくのも失敗していたのに、すぐに十回ぐらいとべるようになりました。これが、「自信」というものだと今考えてみると思いました。だから、「自信」というのは、「頭でできる」ではなくて、無意識のうちに「体が勝手にできる」のだと思いました。
(2年 男子 J.K)
● いつも自分を変えたいと思っているだけではいけないということが、一番、心に響きました。僕はいつも「もっと上手になりたい、よくなりたい」と、思っているのに結局「後でやろう、周囲が何かとしてくれるだろう」と大事なのは今なのに後回しにしてしまいます。そんなところが自分の一番だめなところだと思います。それを変えていくために今を大切にして、前日に次の日の用意をしておくなど、思いついた時に行動に移して、瞬発力を鍛えていきたです。そして、その時その時に、感じたことや気づいたことをずっと持ち続けていたら、ふとした瞬間にまた気づくことがあると思うので、それを大切にして、どんどん深さを求めていきたいです。そしていつかは自分からよい波動がだせるようになって、家や学校などの雰囲気が良くなるようになりたいです。
(2年 男子 T.A)
● 今まで僕は僕なりに真剣に野球をやっているつもりでした。しかしそれは単に周りの人によく思われたいと思うためであり、そこにはいつも、失敗したらどうしようという恐れがありました。見かけだけを真剣にしても、中身に恐れがあると「もっと上手くなりたい」よりも、「どうすればこの調子でいけるか」を考えるようになります。そして変化することを避けるようにもなります。DVDの中で、気を通せば恐れは消えるというのがありました。相手が振りかざす竹刀の中に入る先生の姿にはとても勢いがありました。失敗したらどうしようなど、そんなことを考えているうちに、失敗を恐れている自分が恥ずかしくなってきました。今、自分が変化していくために必要なものの一部が見えていたような気がしました。
(2年 男子 S.N)
● 人間不可能なんかないと思いました。自分で勝手に無理だと決め付けて、一回もやらないだけで、自分はできると信じてやったらなんでもできると思いました。けど自信をもちすぎて我が強くなって自己中心的になるのはだめだと思うので、自信をもつだけその分謙虚にならないとだめだと思いました。謙虚になるのは難しいと思うけれど頑張っていきます。
(男子 K.O)
● おはしを使っての説明がすごく分かりやすかったです。どこか一部だけが強くてもだめで、一本のお箸が繋がっていて強くなることは人の体でも同じことなんだなと思いました。どこか一部だけが優秀でも、その力は発揮することができないのだと思いました。生きてゆく上でもとても大事なことだと思いました。
(2年 女子 M.I)
● 僕が一番心に残ったのは、最後の実際に体験した人の感想です。「家族が変わる」感想の中に、ある男性が宇城先生に学ばせていただいて穏やかになり、子供と前よりも話せるようになった。とありました。僕は、実際に空手を学ばせていただいた訳ではないですが、母に高校に入って野球をして「穏やかになったんちゃう」と言われたことがあったのでとてもこの感想は印象深く、感じるものがありました。
(1年男子 K.H)
● このDVDの中には、僕たちが普段行っていることやまだ全く知らなかった気の本質が映っており、普段やっていることを積み重ねていくことの大切さなど、多くの学ぶことがあったのでとても面白かったです。また、宇城先生が教える「気」は、僕たちのような素人でも、誰でも使うことができるという凄さをあらためて実感しました。
僕はバンジージャンプをしている時、時間が長く感じることができるというのを、それをせずとも中身のスピードを上げてそれに近い状態、それ以上に一定の時間を長く感じれるようになれれば、球ぎわの強さなどにも、つながってくると思うので中身のスピードを操れるようになる生活をしていきたいと思います。
(1年 男子 S.O)
● 「調和」という言葉が一番印象に残っています。昔の人は近代的なものがなかったので魚を獲って食べたり、動物を獲って食べたりしていたので、地震の察知や雨がいつ降るなど分かったと聞きました。これが、自然と共に生き、いわゆる調和なのかなとじぶんでは思いました。視野を広くし、つねに呼吸を通すことによって何か自然や身の回りのことが分かってくるんじゃないかなと思いました。こういうことをすることによって、集中力がつき、毎日が修行で、勉強の方の集中力もつくと改めて思いました。
(1年男子 Y.I)
● 第一巻を拝見させていただき、実際に宇城先生にも来ていただいて、今回のDVDは、以前あった半信半疑がなくなり、素直に、やっぱりすごいなと感じました。改めて野球にも繋がるなと思ったことが、二つあります。一つは、「自然体」です。バッティングにしろ、スローイングにしても、余計な動きをせずに、「自然体」に構えて振る投げることが大事で、自分の成長に繋がると思いました。もう一つは、「内面の早さ」です。宇城先生の空手の映像を見ていると、相手の動く寸前に動いているように見えました。この外身の早さが、「内面の早さからだと思いました。
野球部は、最近スピードが遅いことが多くあります。自分もそうです。人間なので、いつでもどこでもできることはほとんどないですが、常に先へ先へと考えていれば、遅れることを大きく減らすことができると思い、もっと強くなれると思いました。ありがとうございました。
(1年 男子 Y.O)
● 宇城先生のDVDを拝見させていただいて、一人を五人ぐらいで囲んでいて宇城先生に気を通してもらうことにより一人が五人を倒す場面がありましたが、気を通された人だけでなく倒された人も気が通り強くなりました。これは倒された人が倒した人と繋がっているから気が通ったのかなぁと思いました。野球も一緒で隣の仲間やみんなとの繋がりがないとチームは強くならないと思います。僕たちはその繋がりが弱いと思います。第一巻を拝見させていただいた時は、すごいなぁと思っていただけでした。しかし、宇城先生や顧問の先生からご指導いただき、第一巻の時より、少しずつ感じることや思うことが変わってきていると思います。
(1年 男子 H.M)
● 「気」は「かたちのないもの」なので、はじめはなかなか信じることもできなかったし、理解することもできませんでした。しかし、宇城先生に来ていただいた講習会や、今日のDVDを見て「気」というものは頭で理解するものではなく、自分の細胞で理解するもので「気」の持ち方によって今の自分を大きく変えてくれるものだと分かりました。
また「気」の持ち方によって自分だけでなく、自分の周りにいる人たちや自分がいる環境も変えることができるのだとわかりました。
(女子 R.M)
● 僕はこのDVDを拝見させていただいて、人よりも先に入るということが、イコール準備をするということと深くつながっていると気付きました。宇城先生は自分の中心を消し、相手の攻撃をかわしていつの間にか相手の胸元に入っていました。準備をして、頭で考えず、やってきたことをすれば、自然と肝が据わり、中心を消すことまでもできると思いました。なぜこんなことをしないと、ではなくこういったことをすることで、体が強くなるということ知っているからこそ、やるのだと改めて感じました。この宇城先生のDVDを拝見させていただき、また一つ気付きを得ることができよかったです。ありがとうございました。
(2年 男子 S.K)
● 僕が一番印象に残ったことは、最後の方に連載されていた色々な人の感想文です。中でも驚いたのは、「ゲームをしない」や「あいさつをする」と目標を書いた子供の文です。今の時代は、ほとんどの子供がゲームをし、あまりあいさつをしないという状況で、周りに流されず自分の決めたことをするという事が、とてもすごいと思いました。もし自分ならまず、周りに流されないか、と考えて迷ってしまうと思います。その子供はまず行動に移そうとしていて、これが早さだと思いました。そして子供はやっっぱりすごいなぁと思いました。
後、普通のテレビやDVDの感想文なら、たいていその感想文は、読んでくれるのに今回のDVDの感想文は、読んでくれずにただひたすら文字が流れていたということがとても勉強になりました。
(2年 男子 K.K)
● 私は、今回、宇城先生のDVDを拝見させていただいて、自分は何かを悩んでいたんだろうと思いました。私はいつもちょっとしたことで悩んでいました。悩んでいる時は毎日が楽しくなく、そのせいで自然とあまり笑わなかったりしていました。しかし、牛と先生のDVDを拝見させていただいて、悩む時点で自分の中は止まっているということを痛感させられました。自分の内が次々と回ってさえすれば、悩んだりしているひまはないんだとわかりました。自分で気を出せるまでになるには、日々の生活から、自分の内面を回していくことが大切だとわかりました。これからは、悩んでいるひまがないように、日々の生活をきつくしていき、自分の出している気で回りの人を笑顔に出来るようになりたいです。
(2年 男子 K.O)
● 正しい形・呼吸・意識で身体に気が流れる事を改めて感じました。気が流れるということは、身体でしか感じることができないので自分の身体から色々なことを教えてもらうようにしていきたいです。空気を変えることによって、いすが重くなるということがありました。見ている側からは、すごく重そうに見えました。しかし、実際はどのような感じなのか一度体験してみたいと思います。
最後に紹介されていた「気の開発メソッド初級編・中級編」を見て、もう一度読みなおそうと思いました。初級編・中級編があるということは、上級編があるということです。上級編となると、頭ではもちろん身体でも分からないような気がしてきました。早く読んでみたいです。DVDを拝見させていただきありがとうごさいました。
(2年 男子 T.M)
● 僕が宇城先生のDVDを拝見して一番学ばせていただいたことは、相手より先に挨拶をすることがいかに大切で、体が強くなるかということです。DVDの中で2人の人がいて、一人は立ったまま、もう一人が正座の状態で、立ったほうの人が正座をしている人より少し早く挨拶しただけなのに、正座をしている人の重心が浮いてしまい、体が弱くなってしまうというのを拝見し、自分の日頃の甘さに気付かせていただきました。
僕は正直言って近所の人達、先生、友達、親などにきちんと挨拶が出来ているときと、出来ていないときがありました。でも僕はこれを拝見して、なんだか挨拶することがとても楽しくなりました。なぜなら、僕が挨拶をすることで、周りの人達に良い影響を与えることはもちろん、自分の将来産まれる子供にも良い影響を与えるからです。なので僕は毎日笑顔で周りの人に挨拶をしたいです。
(2年 男子 Y.F)
● このDVDを拝見させていただいて僕のいい加減さを気づかせていただきました。このDVDの中に正しい礼をするというのがありました。僕は礼をすると体が強くなるということは知っていたのですが、このDVDを見て自分の礼がどれだけいい加減か気付かせていただきました。日常や野球をしている時、さまざまな条件で礼をするのですが、その条件によっていつでも同じ気持ち、形でできているかというと、出来ていない時の方が多いと思います。正しい礼というのは、形だけではなく中身も伴ったものが正しい礼だと思います。形だけ中身だけではなく両方を出来るように、またどんな条件でも正しい礼を出来るようにしていきたいです。
(2年 男子 Y.O)
● 横着に無茶苦茶な礼をすると体はすごく弱くなり、正しい姿勢で背筋を伸ばして礼をすると、体に気が流れて強くなるというのも、何度も自分で実際にやってみると、その違いがとてもよくわかりました。例えば、学校の授業の始まりの時にまず、姿勢の悪い礼をした授業では、あまり集中することが出来ず、途中で眠くなってしまいました。
だけど、胸を張って姿勢を良くして礼をした時の授業では、頭がピリッとして、内容をよく聞けて、ずっと集中することが出来て、この状態が気が流れているということなのかなぁと思いました。僕は、気というのはこういった日常で一番つくられていくのだと思いました。これからも、そういったことを意識しながら日常を過ごしていきたいです。大変ためになるDVDを拝見させていただき、ありがとうございました。
(2年 男子 K.K)
● 私は何をするにも中途半端でした。そして、家・学校・部活・人間関係、全てにおいて逃げ出してしまうことが多々ありました。自分の嫌なことから逃げ、そして自分は幸せじゃないなあとか勝手に思っていました。しかし、宇城先生のDVDを見させていただき、自分が幸せじゃないのは当たり前で、自分自身の問題だと気付くことができました。私は、いつも嫌なことから逃げ、努力なんてしていませんでした。それなのに自分は幸せじゃないとか思って本当に芯から弱い人間だと思いました。これからも、自分には嫌なこと、努力しなければならないことは多くあると思います。しかし、それから逃げないで努力を積み重ね、自分自身の力でちょっとずつ幸せを手に入れていきたいと思いました。
(2年 男子 A.S)
● 正直、自分自身DVDを見ていてあまり分かりませんでした。でも、一つだけそうだと自分で思ったことがあります。それは、野球がうまくなると日常生活もよくなり、人と人との関係や勉強の面でも成績が伸びることです。すなわち野球がうまくなることと比例して日常生活もよくなるということ、もしくは野球イコール日常生活ということを改めて感じさせられました。自分ではまだ野球面と勉強面はイコールになっていませんが、それをイコールとなるように頑張っていきたいと思います。
(1年 男子 Y.I)
● すすんでいくにつれ、先生の姿が消えてまわりの人々の表情や場の雰囲気だけが映ってきました。次に、自分のようなものには先生の気持ちなど、いつまでたっても理解できないであろうなと思いました。その瞬間、涙が溢れてきました。後半に飛び込んできたいっぱいの先生の笑顔が、何とも言えずたまりませんでした。
ありがとうございました。
(監督 N.M)