『武術空手の知と実践』 宇城憲治著
● 初めて読んだ先生の御著書である『気の開発メソッド-初級編』で「身体脳」、「統一体」、「細胞」の考え方について知ったこと、『武術空手の知と実践』で「ゼロの力」について、及び「武術空手への道」で「呼吸と呼吸力」について知ることができたことはとても印象深いものでした。
特に「体の内面」についての記載や「円の捌きだけでは対応できず『ゼロの力』を内包していることが大事である」は、本当のところを理解する能力がないことが残念ですが、相当なことを御教示いただいているのではないかと思います。これらを拝読し、先生からいつか是非「呼吸」について学ぶことができればと切望する次第です。
(兵庫 弁護士 50歳 男性)
● 「武術空手の知と実践」では「気の流れ」についての説明がありました。私が習っている合気道でも「気」は重要視され、「気を出す」、「気を切るな」、「相手の気を導く」「気の方向」など使われていますが「気が出ていると思えば出ている」という程度で、宇城先生の「気」とは言葉は同じですが内容は違います。宇城先生の技術者としての科学的な説明に空手を知らないのになぜか納得、探し物が見つかったような嬉しさがあります。
「武道の心で日常を生きる」では、日本の伝統文化である能、茶道、華道、武道などのほか日常生活のなかでの礼儀、立ち居振る舞い、箸や茶碗の持ち方にまで、ちゃんとした理由があることにおどろきました。正しい身体操作が統一体を作り、強い力が出せることを知っていた昔の日本人を尊敬するとともに、自分が日本人でよかったと思いました。これから機会あるごとに、この伝統を後世に伝えたいと思います。
(静岡 販売員 69歳 男性)
● 宇城先生の著書に共通する「型がすべてに通じる」という考えは共感します。
現代は「自由気ままが大切」「型にはまったら駄目」というのを曲解し、型 ― 基本を身につけていない人がとても多い。武道の視点から明確な答えを出している点がすばらしいです。
(東京 アナウンサー 42歳 男性)
● とても深く、今の私にはレベルが高く、正直言って難しかったです。
正しい型を素直にくり返し、謙虚さを学び、「心が居つかない」という境地に達したいと思いました。
(岐阜 相談員 45歳 男性)