季刊『道』 163号(2010年冬)
● 坂本スミ子氏との対談では、坂本氏の女優として命をかけて役になりきるお姿に驚愕しました。そして、映画制作の中で監督さんをはじめ、多くの方々との本気でお仕事に臨むエピソードの数々に心を奪われました。心をこめ心を繋いで取り組む中で、自然までもが繋がり、雪を降らせた、そのことが、偶然や不思議ではなく、全くの必然ではないかとさえ感じました。
また、園長さんというお仕事をなさって、子供の鋭い感性や透き通った心を大切になさる坂本氏の素晴らしさにも感動しました。教育に携わる一人として、「あいさつ」について、宇城先生と坂本氏がまさに同じお心を伝えようとなさっていることに気付き、大切なことを学ぶことができました。生徒たちに本当に伝えなければならないことは何なのか、日々生徒たちに向かい合う中に生かしていこうと思いを新たにいたしました。
(埼玉 教員 47歳 女性)
● 剣道藩士、森島健雄先生の講演録は「身体で覚えること。頭ではない。」「一番大事なことは、いい師匠につくこと」「スポーツと武道の違い」「名人の境地では相手が何もできない状態になる」「気と心には限界がない」「生死の間の時に大切なことは下がらない姿勢と無心の決断」等、武道を極めておられる先達の言葉として普遍性を感じます。
坂本スミ子さんの会見記事は、歌手、女優、幼稚園園長としての3役を見事に妥協なく、こなしている姿、そしてそのことに対して常に驕らず、むしろ小さな子供から学ぼうとさえしているその謙虚な姿勢に感動さえ覚えます。
「気づく、気づかせる」における宇城先生からの問いかけに対して、気の持つ可能性を科学的視点から追うことの大切さを強調するブラカシュ教授の科学者としての、そして武道を修行する人間としての素直な感想に共感をしました。
毎号新鮮な、しかし普遍的な、不易流行ともいえる記事内容は読み返すことでまた新しく感じるものがあります。今後もより深みのある、感じる内容を期待しています。
(宮城 会社員 53歳 男性)
● 『道』は読むたびにいつも感動と人生の答えを与えてくれます。
私も近頃転職について不安を感じていましたが、森島先生の記事の中にある「『ここだ』と思うときに結果を考えないで思い切りいく」という一節に心を打たれ、勇気を奮い立たせることができました。これからも『道』の読者として恥ずかしくないよう、精進していきたいと思います。
坂本スミ子さんの「楢山節考」にかけた想いにただただ胸を打たれました。「今を生きる」と言うのは容易いのですが、実行することは本当に難しいと感じました。映画のために歯を抜くなど、後々のことを考えたらそうそうできることではありませんが、今にかけるからこそ歯を抜く決断ができたのだと思います。今にかけることは、現在と未来を手に入れることに他ならないと感じました。
『道』に出てくる先生方は、まさに今を生きて行動している方ばかりです。私も及ばずながらもその生き方を、心を映していきたいと思いました。
(千葉 会社員 32歳 男性)
● 今、日本の教育現場で様々な問題(子どもの犯罪や非行、うつなど)が生じている中、子ども達に影響を与える私たちがきちんとした生活を行ない、躾教育を行なっていくことが必要だと感じました。また、まっすぐな子どもの心や言動を受け止めて子どもたちの未来が素晴らしいものになるよう、頑張らなければならないと思っています。
(大阪 保育士 35歳 女性)
● 今号の坂本スミ子さんと宇城先生の対談、ものすごく心打たれました。
「気づく、気づかせる」での宇城先生が世界に向けて発信している姿、強烈に感じました。
自分への問いかけに、「日本のために、子供のために」自分は何をしているのだろうか、何が出来るのだろうかをずっと考えていました。
この『道』を一人でも多くの方に読んでいただくのが私の使命だと感じています。今号を読んで強く感じました。
毎号毎号進化していくこの『道』は、必ず日本人なら読まなければならない本だと確信しています。
微力ながら広く『道』を勧めていきたいと思います。
(東京 28歳 男性)
● 「優秀な人間とは、人間がこの地球上で何をすべきかを無意識の真理として知っていて、そこに畏敬の念をもつ人間のことです。」
35ページのプラカシュ氏との対談の中で宇城先生が語っておられるこの言葉が豊かで幸せな人生をおくる根本だと感じました。
地球の中心と自分の中心を合わせるというか、同じ感覚で生きられたら自信が生まれると思いました。
その自信が行動となって表れて、行動が形となり振り向けば様々な先生方の『道』になっているのだと感じました。
季刊誌『道』は先生方の『道』を紹介すると共に本そのものが『道』になって生き生きと語りかけてくれるのが嬉しいです。
(会社員 46歳 男性)