季刊『道』 160号(2009年春)
●「常に弱者とともに秘境ムスタンに生きる」を読んで、近藤亨先生の生き方に感動し、そのエネルギーの根源は「精神力」であり、弱者への優しさからきていることを学びました。今の時代に、こんなにすごい方がいたのかというのが実感でした。MDSAの会員にもなるきっかけでもありました。
(新潟 教員 60歳 男性)
●近藤先生の事はNHKを見て奉仕の心が凄いなーぐらいしか認識していなかったのですが、自宅を売却し妻とも離婚して辺境の地へと向かわせたのはなんだろうと思います。凄く心が強く、そして慈愛の精神が心底有ると思いました。(茨城 会社員 57歳 男性)
● 常に弱者とともに秘境ムスタンに生きる近藤亨先生の生き様に心をうたれました。私のまわりの70歳以上の方は、趣味のゲートボールやテレビを見たり、温泉に行ったりと遊ぶことにだけに関心をもっている様子です。88歳の現在もムスタンで精力的に活動されていることを知り、感動し、驚きました。そして、自分のことを振り返り見ると、甘い生き様をしていることに気づかされました。
(群馬 歯科医師 45歳 男性)
●近藤先生のパワフルで清々しい生き方に感動しました。自分の信じた道を貫き通すことの大切さ、そこから湧き出すパワー。それが私利私欲のためでなく他人のためにやっている事が凄い。読んでいて鳥肌がたちました。
(群馬 歯科医師 45歳 男性)
●表紙のロゴが、赤から濃い紺色に変わったことで、書道の字を見ているような、落ち着いた印象を持ちました。
宇城師範と龍村監督との対談を読んでいて、自分の心が明るくなりました。一生懸命にやっていることでも、我欲がある間は、上手くいかないということを龍村監督は経験を通じて教えてくれています。欲がなくなるまで、一生懸命に取り組むことで、シンクロニシティ(偶然性)が必然的に出てくることが分かり、感動しました。
自分も、謙虚な気持ちを常に持ち、与えられたことに兎に角、感謝していこうと思います。
(東京 食品専門商社 36歳 男性)
●「真実を歩む方のエネルギーの凄さ」今回、近藤先生のあのエネルギーに圧倒されました。義憤のエネルギー、自己の損得など顧みず真実を歩む方の姿は私たちの偽りの自己の殻に亀裂を入れて頂いているように感じます。あれだけの覚悟をして生きる方がおられるとは本当に凄いと思います。
そして宇城先生との対談でこうした方々との出会いを頂ける、「道」は人が変わる力を与えてくれる素晴らしい活動だと思います。強力な磁石に触れた鉄はまた磁石に変わるといいます。先生方のこの磁力は私たちのDNAに強い力で働きかけてくださっていると感じます。人生に対する真剣な戦いを生きておられる方のまなざし、感覚、息遣いが誌面から伝わってまいります。力強さを持ちながら、他者に対する深い慈愛の想い暖かさに包まれるような気がいたします。
自分は何をすべきか? 頭で考えている時は、「出来るだろうか」「どうなるだろうか」と不安が沸いてきます。しかし、「道」を学ばせて頂くと「私も出来る、行動せん」という感覚が、姿勢を正し一歩踏みだす力がこみ上げて来るように感じます。
素晴らしい先生方、素晴らしい「道」との出会いに感謝し、私も行動し勇気、忍耐、努力を養う人間になります。ありがとうございます。
(茨城 会社員 40代 男性)
● -やさしいまなざし-
「だめな子なんかひとりもいない」宮城先生の子供たちへの思いがあふれています。子供たちのあふれる想いが伝わってくる絵と、宮城先生のお言葉「感じてそれを表現出来るということがいちばん人間として素敵なことだと思う」。
人の心をとても大切にされている、この方は人間の内面をどれ程見つめ、感じ受け止めて来られたのだろうか。何か、日常の忙しさの中で忘れていた事に気づかせて頂けたように思います。
( 茨城 会社員 40代 男性)
●今回の特集は「命をかける」。近藤先生、宇城先生の「秘境ムスタンに生きる」の対談は素晴らしかった。こんな人がいるのかと思わざるを得ませんでした。
本来なら引退をしてもおかしくない齢七十にして全てを捨てて異国の地、ムスタンの人のために一身を捧げる。まるで映画の中の話かと錯覚するような内容でした。命をかけるということはこういうことなのかと教えられました。何歳になってもこのような人生をその意志如何によって送ることが出来るということは、人間の可能性が生きている限り無限であることの何よりの証明となっています。
近藤先生の生き方によって勇気付けられるあるいは刺激を受ける人はたくさんいることでしょう。先生の持つエネルギーはどこから出てくるのか、宇城先生は遺伝子がその一つですねと言われていましたが、きっと全ての人の中にはエネルギー源があるのかもしれません。それがどのように表れるのかあるいは表しうるのかは、各個人の個性やら持っている能力の特徴やら取り巻く環境等によって違ってくるのでしょうが、少なくともそういう事が出来ている人の存在を知ることが最初の出発点となると思います。
先生はその恩師丹羽鼎三先生から「常に弱者とともにあれ」というはなむけの言葉をもらい、それを命をかけて実践してこられ、さらにまだ実践途中でおられる。言葉を座右の銘にするのは簡単ですが、それを実践し続けるのは大変なことです。今回の対談からは、紙面に表れている言葉からだけでも十分に勇気、元気、やる気という「気」を頂きました。
先生が講演で現場にいる人たちに対して叱咤激励をこれからもどしどしやって日本に元気を与えていって欲しいと思います。
(宮城 50代 男性)
● 素晴らしい内容の季刊『道』をありがとうございます。 勇気と感動をいただきました。
内容全てや言葉の一つ一つが重く心に響いてきました。 「行動先にありき」の過程で勇気や忍耐、努力は培われていくのである。 「機会を与えられた時に、そのことに対して謙虚になり、身を任せる」は、 自分の中で大切な言葉であると思いました。
(広島 女性)
● 「秘境ムスタンに生きる」を読んで、もう74歳なのだから、 もう年なのだからと全てを年のせいにしてきている自分の頭をガーンとなぐられたような気持ちになりました。
70歳を過ぎてからの近藤先生のパワー、行動力は何処からくるのでしょうか。
「平坦な道は歩きなさんな。苦難の道を探してでも歩け。」
「常に弱者と共にあれ。」まだまだ自分の立場の幸せを感じる日々です。
(東京 ファミリーホーム勤務 74歳 女性)
● 宮城まり子さんの特集を読みました。 子供たちの絵を見ていて心が透明になるようでした。すいこまれそうです。 「『売れるように』と思って作ったらだめだよ」という子どもの 我欲のない感性のなせる技だと思いました。 そして、その子供たちの感性に気づくことのできる 宮城さんのアンテナの高さにも学ぶべきものがあります。
インダビューのなかで宮城さんは「障害者自立支援法」について語られていました。 私も障害児にかかわる仕事をしています。 就学を終え卒後の子供たちの行く先を考えていく上で、 この法律は大きな障害になっています。 福祉サービスの利便性の向上などと謳ってはいますが、 いったい誰の利便性を向上しているというのでしょう。 まったく現状を分かっていない人たちが作った法律としか思えません。
職場でやりきれない思いを抱えながらの毎日に、 宮城さんの「今は障害者自立支援法と戦っているんです」との
言葉に励まされました。現場の人間がもっと行動しなくては、と意欲が出てきました。 ありがとうございました。
(長野 男性)
● 「ありったけの愛と命をこどもたちへ」を読み、 間接的ではあるが、幼児虐待、育児放棄を目にする機会のある
仕事場にお世話になっていて感じる事は、この世に生を受けた自分の分身にこんな事ができるのだろうか、 愛しくないはずはないと思うのに、母親の置かれた環境がそうさせてしまうのだろうかと…。
華やかな世界にいらした宮城まり子さんの変わり身の速さ、子供達への愛情の深さ、接する態度に考えさせられました。 もっと広く世の中に知らしめるべき本だと思います。
(東京 70代 女性)