季刊『道』 159号(2009年冬)
● 今回は「心を伝え残す」ということでしたが、最初は、自分はまだ高校1年生だから後輩もいないし、伝えることなんかないと思っていました。しかし全部を読 み終えてよく考えてみると、「伝え残す」ものは後輩だけではなく、自分の身体にある細胞DNAを書き換えることなんだと気づかせていただきました。後世に いいものを伝え残すために横着しないでいこうと思いました。
(奈良 男子高校生)
● 今まで、当たり前の事や生活がやれてなかったなあと気づきました。実際やろうとすると疲れると思うことがありますが、これは今までやれてない証拠であると思います。少しずつ、元気とやる気が出てきます。次の『道』を楽しみにしています。
(愛知 自営業 47歳 女性)
● 龍村監督と宇城先生の対談は、今私たちが生きている世界、すなわち時間と空間で構成された四次元の世界において、表に出ている時刻としての時間や目に映る ものとしての環境とは別に、現代の人がそして自分が忘れかけている大切な世界が存在していることを示してくれています。龍村監督の思いとしてのビジョンを 表そうとする「映像」と、先生の身体に感じさせようとする「気」には、お二人の深いところでつながっている共通の本質があることを感じました。この対談を 言葉として読むことによってどれだけその本質に、大切な世界に気付いていけるのか、読む側の心も試されている気がします。次号もまた楽しみにしつつ心して 読みたいと思っています。
(宮城 50代 男性)
● 前回(158号)の大塚貢先生の記事で感動し、より魚を食べる事を行動しようと思いまし た。一週間の半分以上朝・夜魚を焼いて食べています。気づいたら自分から食べたいという気持ちになってました。今では魚を食べる効果は何だっけと思う程お いしさ・気持ちよさがあり、続けています。
挨拶の事で中島師範の大きい声で返事をする・大きい声で挨拶する・履物をそろえるの3大原則も普段自分もうるさくいっている事だと思いました。自分の指 導している子供達もとても元気に行なう事が出来るようになり返事も大きく出来るようになってきました。本当に子供のスピードには感心させられます。自分も 出来てきているつもりでいたけどやはりまだまだで、それ以上に会社で実践し続けたいと思います。 好きではない人にまず行なう! 次号までとにかく実践し ます!
(茨城 スポーツ指導 30代 男性)
● 「命の森の再生に生涯をかけて 前編・後編」を読んで、日本いや世界の有識者にこの『道』を読んでもらいたいとまず思った。孫までは何とか地球も滅びずに いきそうだが、孫が家庭を持った時の事を思うと、不安がいっぱいだった。いろいろな面でだが、一日も早く地球再生を願わずにはいられない。
(東京 74歳 女性)
● 巻頭の宇城先生と龍村監督の対談は、『道』の中で先生方が語られている教えの真の意味に気づくために、大変大きな意味を持つものだったと思います。監督が 映画を通じて伝えたいこと、また宇城先生がご指導を通じて伝えたいことが、こんなにも深いところで結びついていたのかと思うと、先生方のご指導を空手や芸 術といったジャンルでくくり、自分のレベルに引きずり降ろして理解していた自分が本当に愚かに思えました。159号の対談で、『道』が真に、武道や芸術と いったジャンルにとらわれない真の本であるということが、より明白になったと思います。
「生きるとは何か」「生命とは何か」「時間とは何か」「無意識・心とは何か」。これらは全て、人類にとっての永遠のテーマです。先生方は、これらのテー マをご自身が追求された道を通じて深く自覚され、それをそれぞれの形で、それぞれの角度から発信していらっしゃる。ジャンルなんかで括れるものではない。 『道』は人類を導く本であり、まさに現代の聖書のような、そんな本であると思います。
また、熊森協会の森山女史との対談を通じて気づかされたことは、大自然を守っていくために真に必要なのは、私たち人間がこの大自然の中で生かされている のだということに気づき、かつての人々が持っていたような、自然に対する畏怖の気持ち、生命に対する畏敬の念を取り戻すことなのではないかと思いました。 学者の先生方が提示するデータももちろん重要ですが、それよりも先に、理屈ではなく湧き上がってくる生命に対する感動を原動力にしていかなければならない と思います。
熊森協会のパンフレット、『クマともりとひと』の巻末に、細くなってひしゃげている人工植林の杉の木が写っていました。私はこれを見て、言葉にならない 怒りを感じました。こんなことは人生で初めてです。「なんなんだこれは」というような、絶望と混乱と悲しさと憤りがまざった気持ちです。また一方で、他の ページにあった奥山の大自然と荒廃した人工林の比較写真をみて、その2つの写真から伝わってくる何かが、自分の心に大きな変化をもたらしていることに気づ きました。奥山の大自然の写真をみると、心が膨らんだような気持ちになる。でも、荒れ果てたほうを見ると、心が細く閉じたような、絶望的な気持ちになる。 これはもう理屈ではなく、この美しさを守っていかなければならないものだというような気がしました。
私の会社は、「エコ」をうたったキャンペーンを様々な形で展開していますが、そのどれもが大自然に対する愛情から生まれた施策ではなく、「エコ」が人気 だからとか、「エコ」というと聞こえがいいからとか、そういった理由からでてきているものばかりです。そのせいか、本当に検証するとちっとも「エコ」なん かではないことが横行していて、ひどい有様です。以前「エコ」を担当する部署の上司に話を聞きに行ったところ、開口一番「君、環境問題に興味があるんだっ てね。変わってるね。あれ、どこが楽しいの?」と言われました。自分はその時「こんな会社にいたってしょうがない。3年位したらやめてしまおう。」と思っ てしまいました。
しかし『道』や、『クマともりとひと』を読んで、また地球交響曲を観て、「それは違うな」と思うようになりました。外野から眺めて上司を批判したり、希 望を失って飽きれるのではなく、自分こそが会社の中で、自然への愛情を根底に置いた仕事をしていかなければならない。「誰かが」ではなく、「自分が」とい う、そういう思いが沸いてきました。企業の中にいる私たちが、思いを取り戻して、中側から変わっていかなければならないのだという気持ちが沸いてきまし た。まだ入社して10ヶ月くらいなのですが、自分がこの会社で果たさなければならない使命のようなものにめぐりあえたような気がします。環境を担当する部 署にいくまで、障害があったり、時間がかかったるするかもしれませんが、思いを胸に歩んでいこうと思います。これからも『道』で学ばせて頂きます。
(東京 広告会社勤務 20代 男性)
● 今回の龍村監督との対談は凄いと思います。目に見えないものの大切なお話が最初から飛び交うところが、二人の初めての出会いとは思えない感じが伝わってきました。対談の現場の雰囲気は想像以上ですね。今後とも合気ニュースが世界に広がることを心からお祈りします。
(東京 30代 男性)
● 『道』を手に入れての帰りの車中、早速拝見しました。人目もはばからず涙がこぼれてきました。どこの文章が、でもなく、誰のこの言葉が、でもなかったで す。読み進める中で自然と胸にこみ上げるものがあり、ハンカチ片手に読みました。ものすごい勢いで感動しました。そこが電車の中であるということは全く気 になりませんでした。(因みにその時読んでいたのは龍村監督との対談でした)。
これまでも読みながら涙が出そうになったことはありましたが、実際にあんなに涙が出て、しかも誰彼はばからずに自然にいられたことは初めてです。(さす がに声に出しては泣きませんが……)ただただ、感動しました。またこれからじっくりと読ませていただきます。ありがとうございました。
(宮城 30代 男性)
● 3頁の龍村監督と宇城先生のお写真、お二人の笑顔がたまりませんね。深いところで通じる方の出会いがもたらす笑みですね。高みと深みの山々から見える世界の情景を見せて頂ける(学ばせて頂ける)「道」は、まさに宝の山です。今号の学びに感謝いたします。
社会生活や仕事のなかでまさに自分が感じていたものだと気づきました。自分を信じる心を養い、居つくことない心身へと高めてまいりたいと思います。
(茨城 男性)
● 昨年社会人1年生として日々を過ごした中で、季刊『道』や宇城先生の著書を読ませていただき、何度読んでも気が引き締まり、私の活力となっております。ま だまだ行動に移せていない面が多々ありますが、日に日に頭で考えることよりも、動くことが大切なんだということを実感しております。今年も季刊『道』を読 ませていただき、気を引き締め物事に取り組んでいきます。
(山形 男性)
● 毎回紹介される本物の生き様に深く感動するとともに、我が身を引き締めています。横着することのないように熟読玩味しています。
(奈良 地方公務員 49歳 男性)