■ 読者の声


 

前島由美著『輝きを取り戻す思春期の子どもたち』

輝きを取り戻す思春期の子どもたち

ー大人が変われば子どもは変わるー

 

前島由美 著

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“心”に響く言葉が散りばめられていました
奈良 教員 60代 男性


新刊『輝きを取り戻す思春期の子どもたちー大人が変われば子どもは変わるー』を拝読させて頂きました。
まずは、序章「安心と自然を子どもたちへ」から第3章「大人が変われば子どもは変わる」までの中には、私の“心”に響く言葉が散りばめられていました。
例えば…。
「関わる大人がどこまで自分の心をフルに開き、『必ずこの子を幸せな人生に導く』という強い意思と覚悟を持てるかどうかだと思っています。(22ページ)」
「その子どもを戒めたり更正させるために時に、罰則を強めたりする大人や社会自体は間違っていると思っています。(35ページ)」
「先生はどうしていつも怒って教えるの?(39ページ)」
「……この根底に何があるのだろう?と見ていくと、子どもたちが心の底で求めているものは、物やお金ではなく、安心や愛なのだと気づくようになりました。そして、これも大人の内面が写し出されていると感じます。(41ページ)」
「内観(48ページ)」
「思いやり(48ページ)」
「笑顔と明るい声(50ページ)」
「ありがとう!の言葉を掛け合う(50ページ)
「陰口、悪口を言わない(51ページ)」
などなど。
私自身を省みるヒントやこれからの指針となります。

そして、著書の後半の方では、前島先生ご自身の半生が語られていて、(順風満帆に生きてこられたのかな)…と、私などは思っていたのですが、来し方、ご自身が傷つき、困難を乗り越えて来られたから…こその「愛のある」実践を、行っておられるのが分かりました。

つまるところ、冒頭に記されている、「そのためには、私たちが輝くこと。毎日を柔らかな笑顔で穏やかに過ごし、いつも他者への思いやりを忘れず、すべてを丸ごと受け入れ、いつくしみ愛していく……」ことが、大切なのだと、感じました。
有り難うございました。