■ 読者の声


 

武術の実践哲学 宇城空手

武術の実践哲学

宇城空手

 

宇城憲治 著

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表紙から醸し出される圧倒的な雰囲気   山口 学校職員 30代 男性


『武術の実践哲学 宇城空手』や『空手談義 型は美しく技は心で』は、まずその表紙から醸し出される圧倒的な雰囲気に日常の疲れなどを一気に吹き飛ばされました。
手に取るたび、触れる度に身体の細胞ひとつひとつが喜び、エネルギーが満たされ、自然と活力が漲り、次への行動の原動力となっており、いつもいつも背中を押していただいています。

内容に関しては、これまで幾度も読み直してきたにも関わらず、今までの自分が全く読めていなかったことを感じるばかりで、読む度に先生の御言葉が光り輝いて見えたり、はっと衝撃を与えてくださったりするなど、感動の連続で、限りない先生の御教えや武術空手の奥深さを感じるばかりです。

自分の考えや思考が遥か遠く、全く及ばないことがとてつもない希望と感じられるのは、先生の御著書だからこそであり、そして自分の日常を少しでも高めていく、その行動を起こすエネルギーと決意を呼び起こさせていただいています。元気がなくなりそうな時、先生の御著書や道に触れると元気やエネルギーが湧き上がります。

横着な自分から人として当たり前のことができる人間、心なしの自分から実体のある心をもった人間へ変化、成長できるよう、今この瞬間少しでも歩みを進められるよう、弱い自分と向き合い、逃げない自分になろうと、日々自分の行いを反省しながら思っています。

出来なくてもやってみよう!続けていきたい!と思わせてくれる  兵庫 声楽家 70代 女性


『武術の実践哲学 宇城空手』を読み返しておりますが、空手を学んでいない私にも、“身体脳の開発”“呼吸と呼吸力”の章は何度読み返しましても奥が深く、出来なくてもやってみよう!続けていきたい!と思わせてくれる御著書です。

この本から武術の本質を一生かけて学ぼうと思いまし  青森 会社員 40代 男性


年前に書かれた本なのに今の宇城先生の教えとブレのない内容であることに驚くとともに、とても嬉しく感動しました。この本から武術の本質を一生かけて学ぼうと思いました。
先人達の残してきた型という無形文化財は人類にとって宝物です。その型を形化していくプロセスを全て実践から発せられた言葉により詳細に書かれていることは、道しるべとなります。宇城先生にはこのとてつもなく大きな山を見せていただき目指す頂点を示していただくことに感謝いたします。
私がいうのもおこがましいですが、この本は、武術を志す人はもちろんですが人類の生き方の指針となる、今後数百年経っても全く色あせることなく光り続ける本なのだと思います。何度も定期的に読み返し、自分の成長度合いを確認していこうと思います。

並々ならぬ読み応え   東京 不動産業 20代 男性


並々ならぬ読み応えでした。普遍的なものは時の経過によって色あせることがなく、これからもさらに輝きを増していくのだと感じます。

「20年前に語っている内容なのに、その本質は全くぶれていないことに改めて気づかされます」と宇城先生がご自身でも振り返っていらっしゃることが印象的でした。

日常すべてが稽古だとして一挙手一投足すべてについて、そこに理合があるかを常に自らに問い続けていらっしゃった先生の誠実さ、情熱、徹底した真理追求の生き様がこの本全体から感じられました。

どの文章一つをとっても論理が明快であいまいな箇所がありません。しかし、その指し示す内容は深遠かつ崇高であり、私などが「理解できました」などと申し上げられるものではありません。

後につづく者が道を誤らないように、愛情をもって正しい方向へ導いて下さっていることを強く感じるとともに、勝手に自分のレベルで解釈してその本質を間違って受け取ってしまうことをこそ恐れなくてはいけないと思いました。

稽古について、やみくもにがんばるという精神論ではなく、型、分解組手、応用組手という体系的なフィードバックシステムを通じて、型を土台に絶対的に成長していけるプロセスが明確にあることは希望です。それ以上に、実際にそれを「できる」形で示してくださる師がいてくださることはこの上ない幸せなことです。

あとは自分が素直に自らを透明にして先生を映すことをどれだけ徹底してできるかだと思います。表面的な知識として「見たことがある、知っている」ということにはほとんど価値がなく、「できるか、できないか」その厳しさを超え、できて初めて先生のおっしゃることの一端に触れることができるのだと感じます。

本書で導いて下さっていることについて、自分の身体を通じて気づきを得られるよう取り組んでまいりたいと思います。ありがとうございます。

武道の本質を余すところなく且つコンパクトに収めた良書   千葉 医療従事者 40代


今回の『宇城空手』は本当に武道の核心だけを選りすぐった内容であると感じられました。底本となった3冊はもちろん所持しておりますが、今回あらためて『宇城空手』を読むにあたり、これら3冊を脇において見比べてみました。本書の内容は、単に3冊を出版順に並べたものではなく、加筆修正があると同時に、底本3冊の中でも序盤に書き記すもの、中盤にもっていくもの、終盤で締めくくるものと、その内容によって並べ変えられているため、とても分かりやすくなっておりました。武道の本質を余すところなく且つコンパクトに収めた良書だと思いました。

また、座波先生を交えての座談録『型は美しく、技は心で』は古伝の空手がどのようなものであったのか、そして今どうなっているのかを知る貴重な記録だと改めて感じました。そして、宇城先生が座波先生と向き合う姿に、心を込めた付き合いの神髄を見て取ることができました。自分が師と仰ぐ人に、また目上の方に、どう接するべきかを学んだように思います。

今回の2冊は例えてみれば、武術空手という綺羅を織り成した、古伝空手を伝えた座波先生による歴史という縦糸と、今この現代において世界へ広がる宇城空手という横糸とも言えるものであったと思います。

読み直すたびに新たな発見がある本は良い本である   福島 男性


これは宇城先生から頂いた言葉ですが、私にとって宇城先生のご著書がまさにそれです。

今「宇城空手」を読み終えて、全ては自分自身の行動であるということを強く感じております。

社会の中で生きるということは、他者との関わり合いからは逃れらません。世の中には良い人もいれば、悪い人もいる。それは観念としては事実なのでしょうが、人の行動はそんな単純な二元論で割り切れるものではありません。だからこそ、人はより良く生きるために、宗教や哲学、法律といった様々な形のルールを作り、お互いを尊重して生命を守ろうとしてきたのだと思います。

しかし、人より金という経済成長偏重社会、インターネットの普及、更にはコロナ禍で人と人との分断が加速度を増す現代において、ルールの本質が見失われ、形骸化した外形だけがかろうじて残っているように感じます。それは先生のおっしゃる通り「心なし」の社会であり、自分さえよければ良いというアトム化がますます進む深刻な状況だと思います。

今、マスコミでは宗教や哲学に目が向き始めています。それが人の心を取り戻そうとする自己修正の流れなのか、もっと別の働きが存在しているのかはわかりません。しかし、我々には、そのような流れの結果を待っている暇はなく、今、この時に、自分自身が心を持って行動しなければならないのだと思いました。

その為には

師を持つ
師の心を知る
師の心を自らに映して行動する

そして
同じ心を共有する仲間を増やす

これが、この世界に正のエネルギーを満たし、人が幸せになる道なのだと思いました。

「事理一致」

行動が心と一致するよう、先生から頂いた貴重な体験を、ご著書の活字の中に再現して、日々の稽古にしてまいりたいと思います。

素晴らしい師に恵まれた幸運に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。