■ 読者の声
宇城先生に導いていただける人間の可能性の広がる世界
山形 60代 男性
『武術に学ぶスポーツ進化論』を読ませていただきました。宇城先生の御指導をいただいておりながら、部活動の指導に活かせていない現実をとても情けなく思いながら、学校現場では、体育の指導にしても運動部の指導にしても、あまりに旧態依然としていて何ともなりません。しかし、小林信也さんのこの本の内容は、初めて宇城先生を知る人でも、宇城先生の「気」の世界、その生き方の深さ広さ大きさを十分に感知できると感じました。決して上から目線ではなく、素直にそう思いました。スポーツの世界で進められている「強化」の先にあるものと、宇城先生に導いていただける人間の可能性の広がる世界はあまりにもかけ離れていますが、真理がどちらにあるかとても明白だと感じました。
大阪 40代 男性
【武術に学ぶスポーツ進化論】を読ませていただきました。
有名なプロのスポーツ選手が学び、結果をだされていることは、もはや必然だと感じています。私自身も、体感で感じ取れるようになりたいです。
熊本 学校職員 40代 男性
小林さんの著書ですが、小林さんの目からみた宇城先生や宇城空手が20年以上の先生とのつながりの中で描かれ、とても勉強になりました。私自身、小林さんの「誰でもたちまち130キロが打てる武術打法」を読んで宇城先生を知り、私からしたら宇城先生につなげてくれた恩人です。この本を多くの人に読んでもらうために、まずは知り合いから伝えていきたいと思っています。
小林先生の選手の方、本人の気持ちを汲み取ろう、選手個人の置かれている現状を深く理解しようとしている事が文面から感じました
福島 会社員 40代 男性
小林先生が一流のアスリートと正面から向き合ってきたと言う事が文章から感じました。
ただ、正直な話、スポーツというモノへの概念が、宇城道塾へ通った後でもあやふやなままであったものがマイナスでしかないと自分の中で確定してしまった様な気がします。スポーツを紹介するメディアや関係する組織のための利益等、元々の実際にやっている個人を置き去りにしている実状をを考えさせられてしまいます。また、やっている子供達やその親ががその事を認識していないとも思います。
メディアや所属している組織も結局の所、いきつく所は経済的な面で選手のピークが終われば後は知らないという部分が想起させられます。
また、選手の方個人にしても自分が調子がいい時は問題がないですが、調子が悪くなれば人を頼ると思わされます。人間はそんなものだといってしまえばそれまでになりますが、その事自体が、現代のスポーツが、浅はかで精神的な魅力のない物なのだなと感じてしまいました。
スポーツというモノが自分自身が子供の頃に心身を成長させる物であると思わされた行為になるには、宇城先生のお話される様に人間の本質に戻るしかないと考えさせられました。長年、スポーツに携わっている方に未熟な自分自身が意見を言うのは申し訳ありませんが、幸せに向かっているかと考えた時、疑問符がついてしまいます。特に日本の場合。
そんな中でも、小林先生の選手の方、本人の気持ちを汲み取ろう、選手個人の置かれている現状を深く理解しようとしている事が文面から感じました。自分が一緒に酒を飲みたいと思う友達はこんな感じだと思います。
拙い文章しか書けない自分が、意見を言うのも申し訳ありませんが書かせて頂きます。
ただ、物事には確実に本質があり、立ち返る者には希望があり、立ち返らない物には今が良ければという未来しかないとも思わされました。駄文で申し訳ありませんが本音を率直に書かせて頂きました。
武術とスポーツの違いを表現されていて、その表現の巧みさに何度も膝を手で叩き、頷いてしまいました
静岡 農業 40代 男性
今回の書籍は著名なスポーツライターである小林信也氏の書であり、自分はスポーツ界の問題がある度に幾度となくテレビでその原因を鋭く分析される氏の姿を見ておりました。その小林氏が今回、武術、宇城先生を語られるという事で非常に楽しみにしておりました。
読ませて頂き、そのライターとして語彙力で見事に武術とスポーツの違いを表現されていて、その表現の巧みさに何度も膝を手で叩き、頷いてしまいました。
そして読み続けていくうちに、これは、とんでもない内容、事が書かれている本だぞと、気づき、心が揺さぶられました。気づけば正座をして読んでいました。
この書は、「スポーツ」という存在、特に今の「日本のスポーツ」というものにおける、全ての問題点を的確に分析、指摘しています。昨今は日本ではスポーツにより弊害が様々な
形で噴出していて、更には、まさに一部の企業や権力者の金儲けや利益誘導の手段となっており、またスポーツ選手は無論、指導者もまさにその先兵となって、無邪気なこの国の未来を背負って立つ子供達をその奴隷、その道具としている、その現実、そのような事実の部分に真正面から向かい合っていると感じました。
現在の日本は無論、世界でもこのようにスポーツに対しての問題提起はまず、見かけません。
それはそれだけ「スポーツ」という存在が人類にとって深く根差してしまった文化だという事と、繰り返しになりますが、様々な既得権益に莫大な利益を生み出すツールだからだと思います。小林氏がもし自分が20歳前後の若さで「金メダルと宇城師のエネルギー、どちらを取るかと言われたら間違いなく後者」と言われていますが、そのエネルギーとは真心であり、愛や誠、そして人生の勝者となるという事だと思います。一方、金メダルは、怪我による後遺症や、心的ストレス、その世界しか知らない世間との感覚のズレなどの弊害などが多く残り、引退後の人生には何の保証もありません。むしろ人一倍苦労する事の方が多いと思います。自分の我が子にどちらの道を歩んでほしいかは、親の立場ならば言うまでもない事だと思います。
この書を読み、特に現代日本人は「スポーツ」というものの在り方について、もう一度しっかりと考えて評価するべき時が来ているのではないかと思います。そしてどのようにしてこの「スポーツ」という人類にすでに深く根差してしまった文化に向き合っていけばよいのか。
それを宇城先生が様々なトップアスリートへの指導で我々に見せてくれていると思います。
それは恐らく、日本人の真の身体の復活であり、また世界的な人類文化である「スポーツ」という存在をただその場の勝ち負け、地位、名誉、肩書、もっと言えば、権力者たちの人民統制の旗頭、道具というものではなく、真に、その人間、個人個人の人生が豊かになる、幸せに向かうものへとなるように気づかせてくれるものだと、そのように思いました。
小林氏が最も感動した事として「大切な人を思いやるやさしさに満ちた時、人は潜在的な能力を発揮できる」という真理を感じた事をあげていますが、これを小林氏が、それこそ頭、意識ではなく身体を通し、感じられた事を文章にしているので、まさに読んでいるこちらにも誌面の文字を通して、その感動のエネルギーが伝わり、読んでいて、胸が熱くなってしまいました。
またその後の言葉、「やさしさ、思いやりがエネルギーの源泉になる。衝突でなく、調和が伝播する。それこそが日本が進むべき未来ではないか。」という言葉も、これはもうスポーツの範疇で収まる事ではなく、我々、今この日本という国に生きる人間は無論、政治家やリーダー、指導者と呼ばれる人間達にとって一番、必要で大切な事ではないのか。また武術としての「心」をその原動力として日本人がスポーツを行えば、今まで眠らされていた、宇城先生が今、発揮されているような、その途轍もない次元の力を発揮し、それがスポーツというすでに世界へと大きく広がり根差してしまった文化を通じ、世界に伝播すれば、それこそスポーツという存在が、平和を実現する為のエネルギー、存在となるのではないか。スポーツこそが、そのエネルギーを高める存在となるのではないかと思います。
その時にこそ、まさにスポーツが人類を平和へと導く事になるのではと思います。しかし、それにはスポーツに携わる人間は無論、我々、今を生きる我々日本人の一人一人がこの書に記されているような「現実」を知り、学び、それを自覚し、また実践していかなければならないのだと思います。そしてそれには宇城先生の言われる「戦わずして勝つ」という日本人が到達した「真心」が必要だと思います。それが全てのエネルギーの根源だと思います。この「真心」をスポーツを通して学び、鍛え、育てる事が出来れば、世界は必ず変わると、そのような希望の道筋が見えたように思いました。
本が届いて読み始めたら、あっという間に読み終えてしまいました。内容も昨今のスポーツ界を見て、自分が感じた事、またその違和感を小林氏がそのボキャブラリーで非常に的確に表現してくれており、スッと自分に入ってきました。またそこには真実があるから、こんなにも自然と自分に入ってくるのだと思いました。
是非とも自分の周りの様々な人にこの書を薦めていきたいと思います。
素晴らしい、これからスポーツ界の進むべき道を指し示してくれるような、未来へと進む為の本を創って頂き、ありがとうございました。