読者の声| 季刊『道』 210号(2021年秋)
紫舟さんの感性に驚かされました
神奈川 経営者 60代 女性
今回も、胸が熱くなる内容で元気をいただいています
大阪 男性
時代を超えて大切なことがたくさん書かれている
神奈川 60代 男性
季刊『道』には、時代を超えて大切なことがたくさん書かれているように思います。
『どう』という雑誌は私の精神安定剤
静岡 理学療法士 50代 男性
今回の『どう』210号は、今まで以上にとても感動することが多かったと感じています。
なぜ、こんなにも感動するのか?
自問自答しましたら、今自分の心が荒んで疲れ切っている状態だからだと思います。
仕事はお陰様で順調なのですが、心は「忙」仕事に追われ心を亡くしている状態なのかも知れません。
イライラすることが最近多くなったと感じています。
そのような精神状態でこのどうを一気に読み切った時、対談された方々の生き様に鳥肌が立って、心の渇きに潤いを持たせてくれました。
本当にありがたく思っております。
この『どう』という雑誌は、私の精神安定剤なのだと、実感しております。
野村氏のおっしゃられる「今の他人との接し方が未来の自分を創っていく」
心に潤いを持たせ、周りの方に手を差し伸べ寄り添っていき、自分の人生を生き切っていきます。
ありがとうございました。
特に心に残ったのが宇城先生の「無限成長」という言葉
岩手 60代 男性
巻頭対談「個性を手放し、その先の領域へ」は深いお話しで何度も読み返しました。
特に心に残ったのが宇城先生の「無限成長」という言葉です。心と身体の萎えを日々感じるようになった今、ともすれば生きる意味を見失いがちになりそうな心に活を入れてくださいました。詩人の坂村真民さんの詩
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒濤(どとう)の海を 飛びゆく 鳥のように
混沌の世を 生きねばならぬ
鳥は本能的に 暗黒を突破すれば
光明の島に着くのを知っている
そのように人も 一寸先は闇ではなく
光であることを 知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
を思い出し、もう一度読んでみました。
宇城先生の生き方に学び、師の心を映していかねばとあらためて感じさせられた対談でした。
『道』は折れそうなときの心の支えであり、今をしっかり生きる事が出来ます
専門学校講師 50代 男性
宇城先生と紫舟さんとの気の対談。
今まで真剣に生きてきたからこその対談でした。
気というエネルギーがなせる術、頭で考えて動くのは1秒の筋肉の時間だから遅い。100万分の1秒の細胞で感じ、その細胞で動く、細胞の存在の事。
感謝の気持ちが先に出てくる。それはその先の行動が生と死にかかわるからという祈りの必要性。
身体は内なる気の応じて動く、内なる気が動くとことで身体に変じて動く事。
大切な事が『道 210号』に記載されていました。
『道』は折れそうなときの心の支えであり、今をしっかり生きる事が出来ます。
先に内から調和の心が、少し理解できました。身体は内から先に気が有ればいろんなことが解決でき、先が見え次に繋がっています。
ありがとうございました。
とても学びの多い素敵な対談
福岡 男性
■巻頭対談
「個性を手放すことで、その先の領域へ進むことができる」という表現を読ませて頂き、今まで私が学ばせて頂いたこと更に深く腑に落とすきっかけを頂いたと思います。まず『癖』を消すと『個性』が出てくると宇城先生より教えて頂きました。そして『個性』が出てくるとようやく一人前であると私は考えています。宇城先生の仰る無意識領域は宇宙そして自然の真理である為、答えは1つであり、個性の入る余地が無い。『個性』を手に入れたら、次の段階ではその『個性』を消す努力をしてゆく。自身の努力によって手に入れたものを捨てることで、更に先に進むことができる。捨てるとはすなわち『欲』を手放すこと。それこそが世界平和に繋がる調和の力を得る方法。そして無意識領域の真理に近付くことで得たモノさえも、更には捨ててゆくことになるのかもしれません。そうして行きつく先には何があるのか。私には想像もできません。その世界へ進んで行かれる宇城先生と紫舟さんの背を追い、私も少しでも真理に近付く生き方をしていきたいと感じました。とても学びの多い素敵な対談をお届け頂きありがとうございました。
■出会いと発見の旅 吉岡敏朗監督
ドキュメンタリーを作成するために何千時間も撮影するが、映画に使われるのは1パーセントにも満たないというお話を読み、吉岡監督が作られる映画が人を惹き付けるエネルギーを持つ理由が判った気がしました。映画本編の90分間には、目には見えない残り数千時間の映像や吉岡監督の想い、そして撮影に関わった人々の想いが詰まっているのだと思います。世の中へ情報発信を実践している吉岡監督を尊敬します。
■水と土と山の力を保育の土台に 近藤直樹さん
近藤直樹さんのこれまで活動されてきたお話を読ませて頂き、「自分には何ができるのか」を諦めずに求め続け、行動することの大切さを学ばせて頂きました。今の現場では怪我することを恐れて、子ども達が山を駆け回るようなことはさせないという事なかれ主義が横行していると聞きます。そんな中、子ども達やそのご両親、そして保育園のスタッフの方々が近藤さんの想いに賛同して集まって来られている。まずは一人の想いから、エネルギーに引き寄せられてどんどん人が集まって行くというひまわり保育園の近藤先生のお話に元気を頂きました。
■塩から社会を見てみれば 工藤清敏さん
支配者階層の利権を守るために利益優先人命軽視となっている社会の仕組みをわかりやすく教えて頂きました。前号のインタビューを読み神宝塩を購入させて頂きました。いつも食べていた化学物質だけの塩ではなく、天然の塩の味に『海』を感じました。料理に使いおいしく頂いております。
■愛と関わりと連携で輝きを取り戻す子どもたち 前島由美さん
子ども達だけではなく、お母さんとも寄り添う前島さんの心にはとても勇気づけられます。前島さんの想いから繋がる沖縄ダルク、そしてEMの比嘉先生。『道』ファミリーの繋がりが人に寄り添い、助け合う。まさに宇城先生に学ぶ我々弟子たちが実践していかなければならない活動であると強く感じました。
■ミツバチが教えてくれること 船橋康貴さん
アスファルトでひっくり返っているセミを助けたら、船橋さんの身体に登ってきてその時に辛いところに止まって鳴く。バイブレーションで癒してくれる。自然の昆虫たちは意識することなく自然に組み込まれたDNAで行動する。その行動が癒しを与えるものになる自然とやさしさに心が温かくなります。ハニーセラピーと同様、このセミのお話も私にとって印象深く大好きなお話になりました。
■私たちは銀河の中に生きている 佐々木隆さん
いつも美しい銀河の写真に見とれてしまいます。37歳で亡くなった宮沢賢治。私も同じ歳になりました。私も彼と同じように銀河のように大きな何かを見ることができるようになるのでしょうか。
■地球を歩く 野村哲也さん
今回の連載には笑わせて頂きました。最初は嫌な印象だったオーイジジイでしたが、最後にはオーイジジイが愛おしくさえ思いました。自分の捉え方、接し方が変われば目の前の世界は全く違って見えてくる。入院をされて出会ったオーイジジイからも人生をより良い方向へ導いてくれる考え方へ着地する野村さんはとても素敵な方だと感じます。オジロワシ、キタキツネ、エゾシカの3枚の素敵な写真と共に、オーイジジイの写真を期待しましたが、さすがにそれは無かったです(笑)。
■きょうも、いい日 金澤泰子さん
「神はこの世に不要なものを創らない」。泰子さんの歩んで来られた人生とは比べ物にならないくらい平坦な私の人生ですが、この言葉に私も救われます。約10年間で千四百か所余りの場所で『祈り』を捧げる巡礼を行ってこられた泰子さんと翔子さんの足下にも及びませんが、私も意味のある行動を起こして行けるよう精進したいと思いました。勇気を頂きました。
■ありのままの私たち 山元加津子さん
「命の曼荼羅」の絵に魅かれてずーっと、ぼーっと眺めてしまいました。同じ柄が繰り返し描かれているけれども、少しづつ違う。手書きで柔らかく無理に答えを求めることが無い優しい絵。温かい絵の中に浸かって泳いでいるような気持にしてくれる不思議な絵です。
■今日一日を生きる 岩井喜代仁さん/福島ショーンさん
壮絶な人生を送ってこられた福島ショーンさん。簡単にドラッグストアで手に入る市販薬であっても依存から抜けることができない現実。繰り返す絶望の中で出会う岩井さんの懐の広さと、ダルクの回復プログラムで回復の道を歩む仲間たちの協力で自身も回復に向かって進んで行かれている福島さんの手記からは、責任感と感謝の気持ちを読み取ることができました。毎号毎号『今日一日を生きる』を読ませて頂くことで、私自身の生活とは関係無い話ではなく、身近にある問題なのだということを常に感じながら生活することができます。ありがとうございます。
■気づく、気づかせる 宇城憲治先生
必死の力は怯えから来るものであり、気の力は「身の危険を察知」し普通では考えられない力を生む。気の力は制した相手をも守る調和の力であること。この力の存在を知ることができること自体が奇跡であると感じています。『戦わずして勝つ』調和の世界を生きるために、『仲良し、寄り添う、思いやり』の行動を持って心を作る。先生より教え頂いた『愛とは行動である』という言葉を忘れずに、心を創る行動を日々行い精進していきたいと思います。
近藤直樹先生のお話は、子育て真っ最中の私にズシンと響きました
千葉 40代 医療従事者
近藤直樹先生のお話は、子育て真っ最中の私にズシンと響きました。子どもたちに自然と触れる経験をあまり作ってやれていないことは自覚していましたが、生き生きと山を駆ける子供たちの写真を見ると、すぐにでも子どもたちを山に連れていってやりたい衝動に駆られました。
また「ダメなものはダメ」と教える際の、恐怖の動機付けこそがダメというのは衝撃的でした。まさしく「怒られるから謝っておく」というような、自己中心性を育ててしまったなと猛省することとなりました。
子どもの教育のためにも、親の私が成長しなければならないとつくづく感じています。一つ一つの記事に学びが込められた『道』は、私の歩むべき道を示してくれる四半期ごとのマイルストーンです。
対談からものすごいエネルギーを感じました
兵庫 会社員 48歳 男性
紫舟さんの宇城先生に学ぶ姿勢に感動しました。
常に向上心を持って取り組んでおられて、その向かうところの大きさに驚きます。二人のエネルギーの高さと深い謙虚さに触れ、私も多くのことを学べました。本当にありがとうございます。
全然未熟な私ですが、無限成長で日々いろいろと取り組んでいきます。対談からものすごいエネルギーを感じました。紫舟さんの書や絵を今後見ていきたいです。
『道』を読んで感じたことを、日々実践、変化を身体で感じながら過ごしていきます
奈良 主婦 40代 女性
今回の『道』を読み終えた時、もっと自然に感じたことを身体に心に委ね、肩の力を抜いてみたらいいのではないかと日々の自分を振り返って感じました。
普段の自分はブツブツと一つ一つのことが途切れて過ごしてしまっている。
先に頭で考えて、こうしなければならない、と身体も心も止まってしまっている状態が多いと感じます。
宇城先生が日頃からお話くださる「どうぞ、と席を譲っている自分がいる」であったり、紫舟さんとの対談の中での「筆を取る時に絵を描こうと思って取る」、「そこにワープする、すなわち瞬間移動する」お話であったり、こういう心を常日頃から鍛え、自分の身体に覚えさせていく。
実践していく中で頭が先にくる「部分体」の身体を、これらの動きや心で変えていきたい、何か気づきやスピード、しなやかさに繋がっていくのではないか。
そこを試しながら、身体で変化を感じたいと思いました。
あまりにも凝り固まっている頭、心、身体これらを自然に大きくゆったりと構える、そんな人に向かっていきたいと感じます。
宇城先生と紫舟さんの対談から、紫舟さんの絵の計り知れないエネルギーの凄さを感じると共に、たくさんのお話が大変心で感じやすく、自分の日常の中で通ずるもので実践しながら、変化に繋げていきたいと思いました。
自然体で心開く、気が流れる身体、柔らかくしなやか、今回の『道』からその大切さを改めて感じさせて頂きました。
『道』に登場する全ての方々のお話が「自然」に辿り着いている。「自然」と共に生きている。
自然を駆け回る笑顔の子どもたちのエネルギー溢れる姿、身体に大切な自然界の塩、微生物のとんでもない力、「双頭」のシカの写真にある生死。
今人間が失っているもの、心、寄り添い。
「自然と共に」を大切にしたら取り戻せるのではないか、一人一人の心に何か気づきが出てくるのではないか。
今回の『道』では何だか自然体の心地よさ、囚わている自分から抜け出せるような心を持たせて頂きました。
うまく言葉では表現できないですが、何か力が抜ける感じを感じさせてもらっています。
『道』を読んで感じたことを、日々実践、変化を身体で感じながら過ごしていきます。
有難うございます。
毎号、安藤さんの写真とエッセイに感動し楽しませていただいています
宮城 医師 70代 男性
いつも素晴らしい内容のある『道』を提供いただきありがとうございます。
内容を消化しきれない自分をいつも感じています。
書家・芸術家の紫舟さんは「制作を次のステップに導いてくれる存在に」「個性を手放して個性の限界の先に千年変わらない真理やもっと大きなものの存在に」気づかれている。また、映画監督吉岡敏朗さんも「大地のエネルギーが身体に染み込んでいる人は凄い」「制作で走っていると光みたいなものが降りてくるのです。私が作っているのではなくて、作らされている感じ」という気づき。存在の奥にあるもの・・・それが私たちが日々学んでいる宇城先生の気の世界だと実感しています。
『道』には素晴らしい写真家のフォトとエッセイが掲載されます。佐々木隆さんは宮城県仙台市出身、『道』に掲載される以前から注目していた方で仙台での個展を見たこともありました。佐々木さんの撮られる星々の写真は美しいだけでなく自然の大きな何ものかを感じさせてくれます。野村哲也さんの写真も美しさだけでない被写体と一体感になった清澄さを感じています。安藤誠さん、『道』に掲載された日常の奇跡の最初のキタキツネの写真には何とも言えない温もり優しさと自然の美しさの一瞬が切り取られている、本当に凄いプロだと思いました。安藤さんのファンになり、毎号、安藤さんの写真とエッセイに感動し楽しませていただいています。
美しいだけでなく、純で清らかさを感じる数々の写真を提供してくださる佐々木さん、野村さん、安藤さん、末永く掲載いただけるよう願っています。
『道』を通じて調和の心を保ち、良い「繋がり」を作っていきたい
東京 会社員 50代 男性
今回は、さまざまな意味に於いて「繋がり」ということに深く気付かされる号でした。
巻頭対談の紫舟さんは、OLを経験したのち、ひたすら自分と向き合って「書家」が天職だと気づいた。とのことでしたが、「自分の中にすでに準備されているものと『繋がり』、インスピレーションになることがある」の言葉にもあるように、自分自身からさらに宇宙へと「繋がっている」のではと感じました。
それは、作品にも現れていて、龍の屏風絵は、遠い宇宙の星雲のようにも見えますし、お釈迦様の作品の背景は宇宙そのものです。
対談では、宇城先生の言葉に、打てば響くように会話を成されていて、武道と芸術という分野は違ってもお二人はどこか深いところで「繋がって」いるようにも感じました。
映画監督の吉岡敏朗さんも見出しに「出会いと発見の旅」とありましたが、「出会い」とは「繋がり」そのもの。
『道』でお馴染みの前島由美さんとも「繋がって」いて先号の天外伺朗さんとも「繋がって」いましたね。
これだけでなく、様々な人の繋がりによって作品が作られていて、作品の『つ・む・ぐ・・・』には「繋がり」に通じるものを感じました。そしてそれが別の作品にも「繋がる」という。
近藤直樹さんの記事の記事では、山の自然と「繋がって」いる子供たちの写真に見入ってしまいました。山をよじ登る1歳児、山を駆け降りる4歳児、木にしがみついている子供たちなど、もはや自然と「繋がる」どころか一体化しています。
近藤さんは、地域が結束して「繋がり」、地域と世界が直接「繋がって」いくことが目標ともされておりました。
前島由美さんの記事では、比嘉照夫先生と「繋がって」いてゆめの森こども園に通う、薬物で苦しむ母親がダルクと「繋がり」、船橋康貴さんは、助けたアカエゾゼミと「繋がって」いました。野村哲哉さんが骨折で入院して、オーイ・ジジイと「繋がって」しまったエピソードは笑ってしまいましたが。
ダルクで生きるの福島ショーンさんの手記では、薬物中毒で度重なる服役中に、母親や恋人から連絡を遮断されていても、回復すると実は母親と恋人は「繋がって」いて、ご本人とも「繋がり」が戻ったお話にちょっと感動してしまいました。
巻末の「気づく、気づかせる」では、調和 → 仲良し・寄り添う・思いやり ⇒ 心とありました。
私たちは、正に、「資本主義の奴隷を作るための教育、戦闘員を育てるための教育(吉岡さん)」で、競争を強いられて知らず知らずの内にこの調和の心を捨てさせられ、「科学や経済優先の発展を目指す文明社会で精神の荒廃を招いて疲弊して(金澤さん)」います。
「繋がり」が分断させられています。
しかし、今号を拝読していると、今号に限らず、登場される方々は、皆この調和の心を持っていると思いました。
だからこそ、素晴らしい「繋がり」が出来ているのだと改めて感じました。
私も『道』を通じて調和の心を保ち、良い「繋がり」を作っていきたいと思いました。
常に身近に置いて、日々読み返したい
福島 公務員 50代 男性
今号は「エネルギー」について深く考えさせられる一冊でした。
書や絵を描くのも、映画を創るのも、子どもを育てるのも、そして、我々が日々生きるのも、自然のあり方も、全てが大きなエネルギーに包まれ、万物が繋がっているのではないかと感じました。
奇跡のような出来事や、出会いに遭遇すると、我々は運に恵まれたとか、見えない力に導かれたとか思い込みがちですが、実はあらゆる可能性がエネルギーで繋がっていて、自らの思い、行動で、様々な結果を引き寄せる紐を引っ張っているのではないかと思いました。
それはこの世の理(ことわり)に従うことであり、他者を思いやる、謙虚になる、感謝するなど、理に則った行動をすれば、良い結果に結びつき、今だけ・金だけ・自分だけのような我欲に囚われた行動をすれば、悪い結果に陥るのだと思います。そして、良い結果に結びついた人はさらに良い行動を取り、悪い結果に陥った人は、挽回のため、さらに我欲に囚われた行動をするという増幅があると思います。しかし、負の増幅であっても、一点の「気付き」があれば、その連鎖を断ち切り、正しい方向へ転換することができるのだと思います。
この現代に生きる我々は、小さな良き思いをもって行動しても、組織や社会などの大きな我欲の渦に巻き込まれ、その小さな力がかき消されることが当たり前の日常となっています。
季刊『道』で紹介される実践者の方々は、見えない大きなエネルギーに繋がり、現代社会と次元の異なった結果・事実を導き出し、それを人に還元し、より良い生き方ができるよう、より良い社会に変化できるよう命を燃やしています。その事実は、我々に、どう考え、どう生きるべきかの「気付き」と、居付かずに動き続けるエネルギーを与えてくれます。
この季刊『道』は紙と活字と写真で構成されている物質ですが「真理に繋がる真実」を掲載することによって、その存在自体が我々を包み込む大きなエネルギーへのアクセスポイントになっているのではないかと感じました。 常に身近に置いて、日々読み返したいと思います。
次号も楽しみにしています。
ありがとうございました。
今回から始まった工藤さん連載非常に楽しみ
静岡 農業 40代 男性
巻頭対談の紫舟さんの宇城先生から学ぶ、学び取ろうとする姿勢が様々な言葉から感じられ、謙虚さ、素直さ、またその感性の鋭さ、にやはり何かしらの道を歩み、結果を残す人間というものは紫舟さんのようなお人柄になるのではと思いました。その中でも紫舟さんの様々な質問や疑問に対して、本当に様々な角度から、特に、歴史や文化、実践を伴ったお話で、紫舟さんの聞きたいことに大きな学びのあるように語られる宇城先生の御言葉に納得して頷く紫舟さんの姿が目に浮かび、自分も同時に頷いていました。
映画監督の吉岡さんのお話、最後の、「この百数巡年、教育というのは資本主義の奴隷を作るための教育」という言葉にまさにその言葉通りだと今の世界の状況を見ると、よく分かります。
その撮影方法も独特で、それはドキュメンタリーでそこにある真実を最優先させる制作方法だと思います。「感性を研ぎ澄まして、その場にカメラを持って存在する事が肝要」という言葉から、そのように感じました。
近藤直樹さんの保育園の子供達は本当に元気で、ここで育った子供たちはとても強いだろうなと思いました。
今の教育の問題点として競争をさせる事を言われていますが、これは先の吉岡さんの資本主義の奴隷を作るための教育、がまさにそれだと。そのように感じます。そしてそれに代わる、哲学主導主義という世界を作りたいとの事。それは優れた考え方を世の中で皆で共有していくような社会になるのではと、そこに希望を抱いてしまいます。
今回から始まった工藤さん連載、西洋医学は化学物質クスリ治療と手術治療であること、また利権の醜い姿をズバリ、というかサラリと言われていて、それでいて、塩のお話は今まで知らなかった事が、スッと頭に入ってくるような内容で、この連載はこれから非常に楽しみだと思いました。
金澤泰子さんの連載では翔子さんの事を「経済優先で進む世界の速度を少し遅らせるかもしれない。真の人類の繁栄をもたらす助けになるような気がする」と仰っていますが、自分も翔子さんの事をそのように思います。
経済優先で忘れてしまった心、大切なこと、それにはこんなに凄い力、エネルギーがあるのだと、翔子さんはそれを気づかせるためにこの世に生まれてきたのではと、思わずにはおられません。
裏表紙の「双頭の鹿」、自然界では生き残った者が、死んだ者の命を背負い、生きていく。それしか道が無い、それ以外の選択肢は無いのだと。それを強烈に印象付ける写真だと思いました。我々人間はどうなのか。様々な悲劇、戦争、、、先の大戦だけでなく、ご先祖様や、その他、不幸にもその限りある時間を終えてしまった命、生命達の、その重さを感じて生きているだろうか。感じる事ができているのだろうか。
「気づく、気づかせる」で宇城先生が「人間性があるほど今の常識にない強い力が発揮できる」と言われています。失われた命の分も、今、命ある自分が強く、逞しく生きていく事こそが、真の人間としての人間性ではと思います。