読者の声| 季刊『道』 206号(2020年秋)
ルダシングワ真美さんの生き様に感動 静岡 理学療法士 50代 男性
同じ医療人としてルダシングワ真美さんの生き様に感動しました。
思い立ったら行動するパワー、やり切るという覚悟、そして筋の通った性格。どれも私にないパワーが感じられ、圧倒されました。
早速募金させていただきました。頑張ってください!
季刊『道』は、自分の力はちっぽけだ、まだまだ勉強勉強であると背中を押してくれる 福岡 男性
『対談ダイジェスト』
4名の対談ダイジェストはどれもエネルギーを頂けるものですが、特に183号発刊当時から心に残っている、ケニアナッツカンパニー創業者佐藤さんの「シンプルにする」「ここまで、と律する」という二つの言葉に、「そうだよなぁ」という思いが自分の中でまた強くなったのを感じました。規模が小さいですが、私の職場でも、仕事の仕組みがややこしく複雑になっている為、当初の目的が見え難くなり、携わっている人たちでさえ何の為にしているのかわからなくなってきてしまうという事があることが多々あります。複雑化することで、個々人の責任感が薄まり、生業に自信を持つことができなくなっていることは、会社として問題であると思います。
「ここまで、と律する」ということは、調和を産むためにも必要な心だと思います。自然と調和する機能を失ってしまった人類が際限なく欲望のまま求めると、調和を崩し、滅ふ方向へと向かってしまうのだと想像できます。まさに今、国と国の関係、会社や個人個人の関係の中で、際限なく求めて衝突を繰り返しているという現実があります。この衝突、競争が当たり前の世界から、調和の世界へ移行するためには、他人を想いやり、自利ではなく、他利の心を育むことが重要であると思わせてくれる対談でした。全ては宇城先生に学ばせていただいたからこそ、このように感じ取ることができます。季刊『道』は、自分の力はちっぽけだ、まだまだ勉強勉強であると背中を押して下さいます。
『義足に夢をのせて』
遠い地、アフリカのルワンダで?しかも無償で義肢を作り続けている日本人がいるの?初めて知りました。先進国と呼ばれる国では、仕事などでもバーチャルな世界が生活の多くを占めている中、ルダシングワさん達は、リアルしかない中で生活をして、多くの人々を救ってこられている。レンガ造りの建物を作るのも、レンガから作る。全く当たり前のことですが、日本で生活する私からすると、レンガ=買うものです。エネルギーが違います。現地(ルワンダ)では、時間の流れも違うのだろうと感じながら読ませて頂きました。地に足がついておらず、絶えず足を浮かせ、身体を浮かせて、気持ちがあっち行ったりこっち行ったりとする私の日本での生活と違い、どっしりと腰を据えて、落ち着く時は深く落ち着き、動く時は太いエネルギーが周りの空気ごと連れて動いて活動されているのだろうという雰囲気をインタビュー記事から感じました。
挫けてしまいそうなとても大変な時であるにも関わらず、悲壮感は感じられず、「元気をもらったな。頑張ってほしな。応援したいな。」と思わせるルダシングワさんの言葉、記事でした。少しではありますが、クラウドファウンディングに協力させて頂きました。
『大好きなキミを輝かせたい』
教育とは何なのだろう。私が子供の頃に受けてきたのは、教育ではなかったのか。と、悔やんでも仕方のない事だとわかっているのですが、自由な教育を受けさせてもらっていたならば今の自分はどのような大人に育っていたのだろうかと考えてしまいます。
「自分が難なくできることは、自分では当たり前なので、価値を感じないが、それが武器になる。」というところが心に残っています。小さい頃から学校で教えられることから外れた事をするのがとても怖かったのを覚えています。今でも、仕事や、遊びの中でさえも失敗する事に対しての嫌悪感が拭い去れません。頭では、失敗から学び成長することが大事だとわかっていますが、身体がぐっと縮こまり、挑戦を妨げます。幼い頃からずっと、ずっと植え付けられてきたものなのでしょう。
井本さん達が目指す教育を受けて育って行く子供達が活躍する未来の世界。失敗が悪であると植え付けられず、自由にエネルギーに溢れた人たちが活躍する。そんな、素敵で平和な世界ですが、僕にとっては正直ちょっぴり「いいなぁ」と羨やんでしまう元気な大人たちが動かす社会を見てみたいです。
『愛の関わりと連携で、輝きを取り戻す子どもたち』
リュウセイくんとお母さんのお話を読ませて頂きました。覚悟を決めて、守る。「体罰行為です。」という部分をしっかりと語られる。これは生半可ではできない事だと思います。脱帽です。
『日常の奇跡』
youtubeで安藤さんの入賞された動画を拝見しました。北海道の自然。都市部でしか生活をしたことがない私にとって、「本当に同じ日本なの?」と思ってしまうほど美しい映像でした。自然の動物は自然と調和するように無駄なく純粋に遺伝子に組み込まれた通りに感じ、素直に動いている。無駄なく完成された存在。美しいです。
『ミツバチが教えてくれること』
ハニーさんのコーナーを読むと、自然と如何に調和していかなければならないかを考えさせられます。最終的には人がいなくなることが最善なのではないかという極論まで考えてしまう自分がいます。今までの人々の思考では決して良い方向へ進まない。未来を託すというのはとても酷なことかもしれませんが、やはりハニーさんのように子供達が調和の心を育むことができる場を、空気を作ってあげることが人類を救うことになるにだなと思います。
『私たちは銀河のなかに生きている』
幼稚園生くらいの頃に日光江戸村で、人形と音声が流れていたと記憶しているが、燃える城を見ながら刀を持った少年たちがお互いの首に白刃を突き立てて自害しているという場面をずっと覚えています。その頃は白虎隊という事は全く知らずに見ましたが、当時、子供も刀で自分を刺して死ぬの!?と、ものすごく衝撃を受けました。
あの時の彼等はここに眠っているのか。佐々木さんの写真のページを開きながら静かに手を合わせました。
『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』
野村さんの写真を見れば見るほど、この美しい島で、写真からも感じられる穏やかな浜辺で、なぜ人間同士が殺し合いをしなければならなかったのか、不思議な気持ちになります。平和ボケと言われるかもしれないですが、平和が好きです。愛を持って闘う相手が、同じ人間同士である悲しい時代が遠い過去のものになる時代が来て欲しいと切に願います。
『ありのままの私たち』
出版社まで立ち上げてしまう行動力…。見習いたいです。『リト』愛蔵版が届くのを楽しみにしています。私の誕生月である12月は、温かい飲み物を飲みながら、山本さんが表現されるサムシンググレートの物語を読もうも思います。
『きょうも、いい日』
コロナ禍といわれる今、泰子さん、翔子さんのお二人のダイエット散歩やダンスのお話を読むと、温かな雰囲気に包まれます。共に生きるという人の繋がりの強さは、今本当に社会に足りていない事だと思います。表面上ではツンツンしている人たちでも、話すと温かい心を持っているということもあります。何かのきっかけでみんなが繋がる。翔子さんは、天使なのですね。そう感じました。
『今日一日を生きる』
処方薬でも依存症に陥るという事は、岩井さんのご著書でも読ませていただきましたが、広島ダルク遠藤さんの手記を読むと、そと年月の長さに恐怖を感じます。初めてのダルク入寮は12年前であるとの手記。入寮以前からの苦しみも合わせるともっと長い。この時間の長さを見ると、別世界の話ではなく、身近に潜んでいる、自分にも起こりうる話なのだと私の心に恐怖を刻み付けます。
『気づく気づかせる』
実践塾生として、先生のご指導を頂いております。この世に同時に存在する、3次元、4次元、5次元の世界。自分自身をどの次元に立たせるかで、常識が異なる世界に変わるという、私の「頭」のキャパシティを遥かに超えている現実は、否応無く、理屈抜きで私を謙虚な気持ちへ導いてくれます。もはや「頭」では無理である事を嫌というほど体験させて頂きました。このコロナ禍に於ける自分を、そして家族を守るためには、周りの常識に従うのでは無く、師匠を信じ、自分から動いてゆくしかないのだと強く思います。先生に守られています。感謝、深く深く感謝です。
年齢に関係なく「志」を持った人のパワーはすごいと感動しました 兵庫 47歳 男性
いつもありがとうございます。
巻頭対談 特別編を読んで、自分がいかに頭で考えて行動できていないかと思い知らされます。頭で考えれば考えるほど、行動できないです。
美輪さんの人間としての生き方、金さんの四国の八十八ヶ所を世界遺産にしたい思い、佐藤さんのフットファースト、菅原さんの思い。年齢に関係なく「志」を持った人のパワーはすごいと感動しました。私も宇城先生のおっしゃる、心の上に乗せる人間になりたいです。
これからも意義深い記事を楽しみにしています 千葉 40代 医療従事者
今回のダイジェスト版は、かつて読んでいたものの忘れてしまっていたことが多くありました。しかし、今読んでも「新しい!」と感じるのは、宇城先生と対談者の方々のやり取りが普遍性を持っているからだと思います。「言われてみればその通り。でも普段意識していない」というものなのでしょう。空気や重力のように、普段意識していないけれど、なくなっては大変困ってしまうものです。今一度対談が示す広くて深い視野を心に留めておこうと思いました。
イモニイこと井本陽久先生はNHKのプロフェッショナルで見て以来、ずっと気になっていました。今回は「道」の視点で行われた取材に、興味津々でした。読んでみて、私の子育てが子供を窮屈にしてしまっていないか、子供の芽を摘んでしまっていないか、恐ろしい気がしました。子供をありのままに認めることを、今一度振り返りたいと思います。
その他の記事を読んでみても、「人間とはなんと小さく、またなんと大きいのだろう」と感じます。偉大な自然と宇宙に包まれて生かされていることを肝に銘じて、日々を歩んでいきたいと思います。これからも意義深い記事を楽しみにしています。
「愛」のエネルギーに満ち溢れた一冊 福島 公務員 40代 男性
今号は素晴らしい「愛」のエネルギーに満ち溢れた一冊でした。
このコロナ禍において、「新たな生活様式」により人と人との関係性が分断され、社会が経済的にも人間的にも危機的な状況にある中で、人はどうあるべきかという原点を見つめ返すことができる素晴らしい内容でした。
これまで登場された実践者の方々との対談を改めて読み直すと、時が経過し、社会状況が変化しているのにも関わらず、その生き様・物の考え方は一貫しており、色あせていないどころか、この時勢においてますます輝いて見えます。
人は争い、憎しみ合う生き物ですが、それは自分さえという「欲」から出た行動であり、人の本質は愛し合い、あらゆるものと調和して生きていくことにあるのだと感じました。
ルダシングワ真美さんのどんな困難にも絶望せず、ルワンダの人6々に義肢を提供し続けるエネルギーも、井本先生の子どもたちを輝かせる教育も、前島先生がリュウセイ君を叱ることも、全てが一貫して愛に貫かれた行動だからこそ、その場に変化を巻き起こすことができるのだと思いました。
このコロナ禍は、既に「病」が原因ではなく、人々の「怯え」が負のエネルギーを増幅させ、社会全体を覆いつくしてしまった状況だと思います。この中でこそ、道で紹介されている実践者の方のような高い正のエネルギーを持ち、しっかりと真実を見つめ、地に足をつけて行動していかなければならないと感じました。こんな状況は言うまでも続かない。人は必ず気づき、変化するという希望を持ち、真理に従った「新たな常識」をもって日々行動したいと思いました。
今号も素晴らしい一冊をありがとうございました。
次号も楽しみにしております。
ここに書ききれないくらいの様々な、言葉に、文章にできない感銘がたくさんありました 静岡 農業 男性
巻頭対談は、過去に『道』に登場された方々の総集編で、まさに、今のこのコロナ禍の中で、どのように自分が進めばいいのか、何を基準に、大切にして生きていけばいいのか、を改めて指し示して頂ける、そのように思いました。
三輪さんの戦後の日本の教育の変化、目に見えない世界を蔑ろにするようになってしまった日本。戦時中のお話でも、憲兵が息子に「生きて帰ってこい」といった母親を殴った事や、従軍慰安婦に対する日本の扱い、それら真実を蓋をしてしまう体質は今の政府が確実に受け継いでいます。
金さんの日本の「ありがとう」の文化のお話は、やはり外から、客観的に見ることのできる、トータルプロデュースする事ができる金さんだからこそのお話だと思いました。また息子さんのスピーチも、読みながらも本当に飾り気の無い、真心の詰まった文章に目頭が熱くなりました。お亡くなりに
なった旦那様の包み込むような大きな愛。それが金さんや息子さんにも本当に大きなエネルギーを与えている。本当に良い流れに導いていると感じました。
ケニア・ナッツカンパニーの佐藤さんのお話、本当に「動く」という事が如何に大事なのか。ヘッドファーストではなく、フットファーストでエネルギーを出さなければならない、子供の教育もできない大人が理想論で時間を潰している、や全てが責任回避の発想など、まさに今のコロナの状況を言い得ているように思いました。
専門家ほど無責任なものはない、本当にそれをコロナで感じました。言うだけで本当に何の役にも立ちませんでした。佐藤さんは2015年冬に『道』に登場されているのですが、まさに今のこの現状を見て語られているのではと思ってしまうくらい、そのお話は今のコロナに翻弄される日本の政治の状況を言われ
ていると感じました。
菅原文太さんの記事ではまさに今の日本に活を入れる内容で、金を儲ける事が主となってどこもそういう風景で信用できる人がいない。とのお言葉はまさに今の日本人の劣化で本物がいない、それに気づくことができない日本は滅んでしまったほうがいいという強烈な叱咤激励だと感じました。
教育、農業、昔の子供のコミュニティのお話など、どのお話も、直に感性、心に入ってくる内容でした。一度滅んでしまえ、のお言葉には、そしてもう一度立ち上がれ!という本当に大きな愛が込められていると、そう感じました。
今の日本を見たら、菅原文太さんは何と言うのでしょうか。
ルダシングワ真美さんのお話、その溢れるエネルギーに圧倒されました。
今回の『道』を読むまで、このような方がいるとは全く存じ上げませんでした。
しかし、ルダシングワ真美さんこそ、世界に誇れる日本人だと。そのように感じました。ルワンダの話は知ってはいましたが、やはり美輪さんのお話にあるように現場の人間、その話を聞くことが真実だという事が本当にその通りだなと実感しました。義足の師匠がかたぎの人間ではなく、けどそのような方が人として、世界にまさに受け入れられる、生きる事のできる真美さんのような方を育てていることに、やはり人を育てるには『人』でなければならない。仁義、心がなければならないのだと思いました。日本に信用できる人がいなさ過ぎるというお話、正義がなくなっているというお言葉も、やはりそれを日本政府の様々な対応から実感されているからその言葉に真実のエネルギーがあるのだと感じました。
また国際的な活動を続けていくことの難しさや、様々な状況に対する真美さんの考え方、そこに本当にパワフルというか、そのエネルギーは一体どこから出てくるのだろうかと。今の自分などは本当に真美さんの仰る「そこの青いの」でしかないと思いました。
本来ならばルダシングワ真美さんのような方を日本政府がバックアップして、日本が世界に貢献していくことが真の国際交流であり、信頼による国防になるのではと思います。今の日本の器の小ささはコロナでも感じましたが、まさにその感じた器の小ささそのままの対応で、菅原さんのように一度滅んでしまえ!と思わずにはおられませんでした。
井本さんのお話では本当に子どもが大好きなんだという事と、だからこそ一人一人の個性を伸ばすことができるのだと感じました。そして子供達の可能性を知っているから、信じる事ができて、その心が子供達の可能性を引き出すのだと思いました。一人一人を認めてあげれば子供たちはその個々の持った才能を発揮するのだと。本来の教育とはこのようなことではないのかと本当にそう思いました。今の教育は全て画一的で、まるで学歴という一つの価値観を植え付けて、素晴らしい人間としての才能の芽を摘んでいるだけでしかないと感じます。その方法に子供たちは苦しんでいると感じます。
また井本さんのお母さんがとても器の大きな方で、やはり女性がしっかりしていると子供は救われ、様々な可能性を発揮することができるのだと思ってしまいました。
井本さんの記事を読んでいて、全体的に心地が良いというか、本当に束縛されたり、こうでなければならないというような、プレッシャーというか、うまく言えませんが、固いものが無く、とても自由、自由なんだと感じました。
これも井本さんが実践の人であるからだと思いました。やはりそこからくる真実のエネルギーは人の心に訴えかけるものがあると、そう感じました。
今回の『道』も本当にエネルギーで溢れ、何度も頷きながら、心に熱いものがジワッとくるのを感じながら一気に読んでしまいました。
ここに書ききれないくらいの様々な、言葉に、文章にできない感銘がたくさんありました。
まだ何度か、ジックリと読み返して、そのエネルギーを感じ取り、自分の一部になるように、心に落とし込んでいきたいと思います。