■ 読者の声


 

安藤誠著「日常の奇跡」

日常の奇跡

― 安藤誠の世界 ―

 

安藤誠 著

[詳細・購入ページ]

ますますファンになりました    愛知 50代 女性


表紙がすばらしい!
安藤さんの人としてのすばらしさが更によく分かり、ますますファンになりました。
もともと地球大好きの私。
ヒッコリーウィンド ウィルダネスロッジへ必ず行きたい! と強く思っています。
計画中です!

「クマの悲劇はマスコミ報道から」に大いに賛成です    北海道 70代 女性


一気に読みました。
「クマの悲劇はマスコミ報道から」に大いに賛成です。
クマがかわいそうでなりません。
日本熊森協会の「クマともりとひと」を購入し、近所の子どもたちにあげています。「クマは決して怖い動物ではないからね」と言っていますが、どれだけわかってくれているでしょうか。

スケールの大きい、すばらしい生き方に感動    沖縄 女性


日本熊森協会を通して安藤さんのことを知りました。
スケールの大きい、すばらしい生き方に感動。
一気に読ませていただきました。

本当に素晴らしい一冊でした    福島 公務員 40代 男性


北海道に行きたい!
ヒッコリーウィンドに泊まりたい!
安藤さんの奥様の料理を食べたい!
美味しいお酒を飲みたい!
そして何より、安藤さんのガイドで自然に触れたい!
そう心から思った一冊でした。

人は地球に生かされている。

そんな当たり前のことを忘れ、人は謙虚さを失い、自身が地球の支配者であるかのようにふるまい、自然を恣にしてきました。

そんな人間に警告を与えるかのように、様々な自然災害が発生し人命が脅かされ、あまつさえ巨大地震・津波に起因した原子力発電所事故までを引き起こし、この福島のみならず、地球規模で環境が汚染されたにもかかわらず、それを顧み、自省することもせず、世界は自国第一主義に走り、分断が進んでいます。

もはやこの世界は一度壊れるか、人類が滅びない限り再生の道はないと絶望を感じていましたが、この本を読んで、自然はそんな些細なことに拘ってはいない、あらゆる全てのものをひっくるめて、包み込んで、大きく大きくゆったりと変化していくものなのだと感じました。

しかし、人間社会における実生活では、人は目の前のことに囚われ、そんな自然の大きな働きに気づくことはありません。だから、理(ことわり)から乖離した、おかしな事を平気で行ってしまうのだと思います。そんな人間社会と、自然の理とを繋ぐのが、安藤さんの実践なのだと思います。

『日常の奇跡』という本のタイトル通り、我々の世界は神秘的な奇跡に包まれているのだと思います。しかし、人間が自己欲求の実現というセントラルドグマに囚われているうちは、その奇跡にアクセスできない、出会うことが叶わないのだと思います。人が安藤さんのガイドで大自然に触れた時、その閉ざされていたチャンネルが開くのかもしれません。知識として知っている、ネットで見たという「バーチャル」ではなく、実際に全身全霊をもって体験すること、これが大切なのではないかと思いました。

安藤さんが、自然至上主義の浮世離れした方ではなく、バイクやギター、陶器、カメラ、そしてお酒に至るまで、本物志向に拘っておられることに、人間としての魅力を感じました。ヒッコリーウィンドを訪れ、安藤さんのガイドで自然に触れるという目標ができました。想像しただけでワクワクします。その時を楽しみにしております。

本当に素晴らしい一冊でした。
ありがとうございました!

追伸
私は役所で有害鳥獣対策の仕事をやっていました。
現場で対策を行っていく上で、最大の支障となっていたのは「人間」でした。
農作物をやられた生産者の方は「とにかく獲ってくれ」の一点張りです。
「電気柵を設置して、追い払いをかけて近づかないように習慣付けないと根本的な解決になりませんよ。罠なんかかけたら、どんどんクマが寄ってきて、犯人以外のクマがかかるかもしれないんです。」と説得しても聞いてくれません。
仕方ないので、実際に役所で電気柵を設置し、追い払いを行い、効果を証明して見せて、その方に電気柵を買ってもらい追い払いを行ってもらうという地道な活動の繰り返しでした。
捕獲隊のハンターの方々も当初は罠設置に積極的でしたが、私はセンサーカメラで現場の写真を撮りまくり、「犯人はこいつなんです。罠でこのクマを確実に捕らえられますか?」と説得し、ハンターの方々の協力を得て、極力現行犯で捕獲するようにしていました(何度も危険な目にあいましたが)。しかし、こういった取り組みは、住民の方々からは「行政は何もしてくれない」と受け止められ、批判を受けました。
それでも、私が担当のうちは、このやり方を貫きましたが、私が異動となり担当が変わったら、住民を説得することもなくなり、ハンターの方々の意見が強くなり、罠設置が推進されるようになってしまいました。
結局、行政には継続性がなく、本当にこういったことを実践するには、安藤さんのような信念と熱い魂を持った人でなければならないのだと痛感しました。
どうかお気をつけて活動していただき、人と自然との橋渡しをしていただきますよう心よりお願いいたします。

特に若い人達に出逢ってほしい本    奈良 教員 50代 男性


一貫して伝わってくるのは…、安藤誠さんのおおらかな、そしてエネルギッシュで、人として信頼出来る“ひととなり”です。

宇城憲治先生がよく言葉にされる…「人は“魅力”で他人(ひと)を惹き付ける」…。宇城先生と同様、それを地で示されている方だと感じます。

安藤さんの…自分の仕事に対して本物を志向し、その為に“自然体”で黙々と実践されている姿勢。自分自身も…そして、周りの誰をも“裏切らない”肝の座った“生き様”。そんな安藤さんだからこそ、「類は友を呼ぶ」…いろんな先人の方々との“御縁”が繋がって来たのでしょう。

私は羨ましいです。私は今までに、自分も他人(ひと)も裏切って来ました。

高校時代、課題として出された宿題を、友人数人と手分けして期日までに取り組もうと約束をしていたのに、私は面倒臭くていっさい取り組みませんでした。

就職してから…自分が取り組まなくてはならない仕事を先伸ばしにして、結局やらなかったり、(そしてやったにしても)おざなりな“やっつけ仕事”でこなすだけだったり…。安藤さんの“生き様”に接すると、それに比して自分の恥ずかしいところが炙り出されてきます。

…しかし、これからの自分の人生に対する姿勢を、誠実に…そして、誰をも“裏切らない“で生きていけば善き人々と繋がっていけるのだ…という“希望”を頂けたと思います。

そして、何よりも…将来、チャンスがあれば安藤さんのガイドを受けてみたいと思いましたし、(安藤さん御自身がおっしゃるように)このような生き様を持っている人が居るのだと…素直に、特に若い人達に出逢ってほしい本だと感じました。

また、チャンスがありましたら、次回は安藤さんの作品集も出版して頂けましたら嬉しいです。

このようなエネルギーのある書籍を世に出して頂き、誠に有り難う御座いました。