K高校教員 RM
今年度より自分の専門分野であるソフトボール部の顧問になりました。6月の新チームからは監督となります。指導者として全く実績はありませんが、宇城先生からの学びを深め、身体を通して自分がどう変わるかを生徒に伝えていきたいと思っています。
「未来につながる指導をする」「指導者は希望を見せてやるもの」と宇城先生は仰います。子どもは迷うもの。指導者は周囲の大人が示さなければなりません。勘違いをしている大人は本当に沢山いるなぁと思います。宇城先生は言葉だけでなく「やって見せる」ので、本当にわくわくします。気は貫通することを体験させていただきました。鉄の前に手を置いて正拳突きをされても、怪我もないどころか痛みもありません。でも、そのエネルギーは向こう側へ貫通しているのです。バットを使ってボールを打つ野球においても、自分の手からボールにエネルギーを貫通させられるのではないか。まず、気が通る身体が必要ですが。棒をクロスさせないようにする実践では、目と姿勢でその空間に入り込んでいるように感じました。どれだけ距離があっても姿勢で中心をつくり、照準を合わせる。宇城先生に出会わなければ、このような方法で「スポーツ」を見ることはありません。「他にはなく、ここにしかないもの」を繋ぐことが部活動でも教室でもできる「教師」の役割はやはり大きいです。
「討って勝つは下の勝ち、勝って討つは中の勝ち、討たずして勝つは上の勝ちなり」、スポーツに真剣勝負はありませんが、真剣に望む姿勢をつくることはできます。素直に謙虚に取り組むことです。参加していた大学生や高校生が宇城先生のご指導を受けると瞬時に変わっていきました。しかも激変です。「あぁ、大人にはないよなぁ」とつくづく感じました。一人が変わると、周囲の空間も「ワァ」っと変わりました。これも「貫通する気」。伝播するということ。でもそれは、宇城先生がおられるから。私たちはできる身体がないのです。毎回感じることですが、宇城先生が太陽のように照らしてくださっているからできる。それを感じられない身体にするものがスポーツです。精神力だとか忍耐力だとか礼儀作法だとか謳いますが、真逆の行為なのです。真逆だからこそ、学生たちが大きく変化したのかもしれません。
今回、強く感じたことは「真っ直ぐ」がないことです。真っ直ぐ立つということが、エネルギーを増大させるポイントだと気づきましたが、自分でできないのです。これもまた明日から実践しよう!と思いました。
「明日試そう!と思える指導をやってほしい」と先生は仰いました。たった2時間のご指導が終わって、私はその気持ちでいっぱいでした。どんなことでも良いです、未来へ繋がることがあることは幸せです。まずはそれを新しく私に関わってくれる生徒に伝えていきます。
この度もお忙しい中、ご指導くださったことに感謝申し上げます。宇城先生、ありがとうございました。K