2024年 仙台 第2回(2024.5.11)

頭で理解する「謙虚」ではなく本当の意味の「謙虚」を実践しなければならない

北海道 市職員 49歳 男性 TM

今回の道塾では、塾生の中学生の息子さんが参加したことにより、いつもとはまた違った新鮮さを感じました。
その息子さんが、統一体によるジャンプと通常の足を離すジャンプ、それから床に胸を着ける統一体の腕立てと胸を着けない一般的な筋トレの腕立て伏せを、それぞれ行った後に立ち幅跳びを行うという実践では、何度やっても全て統一対体操を行った方が20センチ以上は距離が伸びました。
この確実性・再現性を目の当たりにし、この厳然たる事実の前では、頭で考える理屈など意味をなさないとつくづく思いました。

理屈より先に事実があるのに、そこに「どうすればできるのか?」と問うのは、事実より自分を優先する自分本位・横着でしかないと、今振り返るとはっきり分かります。先生のお言葉に、身体に見合った程度の頭にしかならないということがありましたが、本当に自分は原点に戻って、頭で理解する「謙虚」ではなく本当の意味の「謙虚」を実践しなければならないと思います。

また、先生から森の中で自分だけ抜け駆けしようとする木は、結果的には病気になるなどして枯れてしまうというお話がありました。
自然の理に反して「自分だけ」というのが、いかに愚かなことかと身につまされ、また現在の社会を覆うそのような風潮の先行きは非常に危険なものと考えざるを得ません。

一列になった塾生の列の一番前の人の手を持ち、自分の方へ動かすという実戦がありました。相手をしっかり見、自分を開き、引っ張るのではなく、1㎜ずつ動かすというものでした、自分にはうまくできませんでした。
引っ張ろうという欲があったり、頭で考えたりすると全くできないという、日頃の自分の実践がいかに疎かであるかという証明であると思います。
「できない」ということから自分の身体・思考の癖に気づき、そこから先生の姿を映すことにより、身体・心の奥から自分を変えていくより他、成長の道はないと改めて感じました。
今後ともご指導よろしくお願い致します。

大人になって失った素直さや頭が引っ張るということを自ら変えていかなければ進歩も成長もないということを先生のご指導と息子の姿から学びました

宮城 議員 49歳 男性 MW

宇城先生、今回もご指導誠に有難うございました。そして、今回は私の息子を参加させて頂き有難うございました。

息子は中学2年生となり、これから学業や陸上競技での進歩成長を目指す中、宇城先生にお会いし指導を受ければ、大きな気付きを得て今後の生き方が変わるかもしれないと思い、ご指導をお願いしたものです。私は26歳の時に宇城先生にお会いし、その後の生き方が変わりました。私自身はまだまだのところがありますが、今この時期に息子が宇城先生のご指導を受けたことによる変化は、息子の感想文からも大きなものであると感じています。

息子は、以前に先生のご指導で私が体感させて頂いた、先生の著書に手を置き腕相撲をすると力が如実に変わることを、家庭においてやってみて経験していました。息子はなぜ変わるのだろうと驚いていました。

そして今回、先生による身体での実践のご指導で、息子は立ち幅跳びをしましたが、先生のご指導で如実に変わる、結果が出るということをまざまざと眼前で見ました。息子は宇城先生のご指導を素直に実行し、そのままご指導頂いた通り変化しました。飛ぶ距離が如実に変わりました。

しかし、大人がやってみると頭が引っ張るのか、出来ない。子供は素直な心で、大人が出来ないことがすぐ出来るのだと、改めて強く感じました。それは、息子が机の上に仰向けになり念じると、机を持った人達がぐるぐると回されてしまうことからも明らかでした。

大人になって失った素直さや頭が引っ張るということを自ら変えていかなければ進歩も成長もないということを先生のご指導と息子の姿から学びました。

宇城先生にご指導頂くことの素晴らしさと、先生が我々に見せて下さっている人間の真のエネルギーと未来への希望が息子という次世代にも受け継がれ、息子とともに歩んでいけることがとても幸せです。本当に有難うございます。次回のご指導も何卒宜しくお願い申し上げます。

(YW 13歳・中学2年生)

今回、宇城塾での講習を受けて学んだことは主に2つあります。

1つ目は、宇城先生の凄さです。僕は宇城先生の力を感じる機会があり、最初は少しの疑問がありましたが、実際に「気」を受けることで、宇城先生の力が確信に変わり、自分の常識が変わりました。また、宇城先生がいかにして武術を極められているのか知ることが出来ました。

2つ目は、体の使い方です。以前の僕は筋力だけに頼ってスポーツをしていましたが、今回の講習を経て、筋力だけに頼らないことが、一番自分の力を発揮するということを学ぶことが出来ました。

この講習を受けることで自分の常識が劇的に変わりました。

宇城先生でなければ、自分の常識が変わることは無かったと思います。これから、宇城先生の教えを生かし、スポーツをしていきたいです。講習を受けさせていただき、ありがとうございました。

意識や理屈で思考する癖を普段の稽古や日常のなかで取り払えるように積み重ねていきたい

神奈川 映像制作 37歳 男性 YT

目の前の相手とも意識がぶつかり対立が生まれる。しかし、先生にご指導いただくと全身の力みが無くなり、相手と溶け合うような一体感が生まれ簡単に列を引っ張ったり自在に動かせるようになる。

このような検証を通じて、いかに意識がかえって身体の邪魔をするか、意識の世界がいかに小さい世界に捉われたものであるかを身体を通じて学ばせていただきました。

また、塾生のお子さんが立ち幅跳びでいつも通りに飛んだ場合、筋トレや気合を入れて飛んだ場合、統一体になって飛んだ場合にどう変化するかという検証で、何度繰り返しても同じように30cm近くの記録の差が出て驚きましたが、何よりはじめは緊張していた子どもが飛ぶたびに少しづつ心を開いていき、先生にご指導いただいたことをすぐに身に付け変化していく様に、我々大人がいかに鈍感かということを気付かせていただくとともに、「教育=引き出すこと」であるという先生の言葉にハッとしたものを感じました。

今回ご指導いただいたことを胸に、意識や理屈で思考する癖を普段の稽古や日常のなかで取り払えるように積み重ねてまいります。

今回も仙台でのご指導ありがとうございました。

実験の再現性も目の当たりにし改めて気の素晴らしさを感じさせていただいた検証となりました

宮城 会社員 48歳 男性 AS

今回の道塾ではYさんの息子さんが参加されたこともあり、改めて深く考える機会と自分自身の刷り込みによる身体の使えていないのか、それを痛感する機会となりました。

先生のお話の中に意識、無意識のお話があり、意識、思考は人間本来の行動のわずかでしかないが、現在の教育やスポーツはこちらの流れを汲んでいるものでありこれが正しいと思っていること(疑うこともない)状況で、どんどん間違った方向に進んでしまっており、このままだと本当に日本の未来は消滅しかねないと強く危機感を感じました。

また無意識の世界が本来の行動であり、目に見えない世界にあるものの大切さを自分の狭い知識の世界でしか図ろうとせず、そんなものは無い!と言い切ってしまう横着の怖さを感じました。幸い私たちは宇城先生に出会うことが出来、先生に学ばせていただいていることにより、何故そうなのか等と自分の尺度で考える前に「わからないけど確実にそれはある」ということを身体で感じ信じることが出来るということがどれだけ大切なことなのかを改めて感じました。

今回はY君が参加してくれたおかげで、彼の変化を目の当たりにさせていただきました。
私達、大人が1ミリ1ミリと動かそうとすると、手を引くことが思考で刷り込まれており、全然出来ないのに対し、彼はどんどん吸収し出来てしまうという事実。
道塾で学びが深まっていくにつれ、彼の表情がどんどん明るくなり、自身に溢れていく様は正に未来の希望の光のようでとても輝かしかったです。

彼の幅跳びの検証の際にそのまま行った際や、筋トレ後などは距離も伸びず、着地点もまちまちでしたが、気が通った状態で行うと30cmも距離が伸びただけではなく、何度も同じ場所に着地するという結果となり、実験の再現性も目の当たりにし改めて気の素晴らしさを感じさせていただいた検証となりました。

本当にこのような素晴らしい学びの機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

これからも何卒ご指導よろしくお願い申し上げます。