2024年 名古屋 第3回(2024.5.30)

人に寄り添いながら助け合い、調和することを大切に日一日を丁寧に過ごしたい

岐阜 理学療法士 39歳 男性 SY

昨日も大変貴重なご指導をいただきありがとうございました。

講義の冒頭、ローマ時代のコロッセウムでは貴族の娯楽として人と人を、どちらかが死に至るまで戦わせていたこと、そしてその流れを受けて行われているのが現代のスポーツであり、まさに対立を生み出すものであることを教えていただきました。

一方で、日本の江戸時代は「戦わずして勝つ」という高い次元の技・術により調和と平和が保たれていたことも教えていただきました。
士農工商の中に見られるように江戸時代には「誇り」が教育の中で育てられていたというお話しが心に残りました。

腕立て伏せなどの筋トレやラジオ体操がいかに身体の呼吸を止め、身体を弱くするものであるかを、数名同士で帯を引き合う検証によって感じさせていただきました。先生は常々「身体は先にわかっている」と仰られます。今回、気づかせていただいたことは、先生のご指導により実践による「検証」を体験させて頂かなければ、自分では身体の変化に気づけていないということです。

腕立て伏せをした直後、ラジオ体操をした直後に自分では身体が弱くなっていることに気づけていません。

先生が、帯を引き合う・床に横になった状態で上に人が乗る・投げる、など数々の「検証」に導いてくださらなければ自分で感じることもできません。

そしてそれ以前に「検証するという発想にすら至らないこと」が問題であると気づかせていただきました。

身体の変化にも気づけないまま、日常生活で検証することもなく、本質ではない誤った情報に流されて日常を過ごしてしまう。これが現状ではないかと感じます。自分の身体の変化にも気づけない次元の大人が子供を教育することは、子供を本質・真実から遠ざけてしまうことになると思います。
これが、先生が仰られる「あなたたちでは遅い」と仰られることの意味であり、だからこそ、素直な心と未来ある子供たちに本質を伝えることが必要だと仰られる意味だと感じました。同時に、大人である私自身が道塾で師から本質を学ばせていただけることを本当に有難く感じます。

1人でも多くの子供達に先生に触れてもらうこと、そのために自分ができることをやりたい。今回ご指導をいただく中で、そう感じました。

私自身ができることは、呼吸法、サンチンの型、礼に代表される日常の所作、心の在り方など、先生にご指導をいただいていることを日常で実践すること以外にないと感じています。今回の道塾の中でも「過去も現在も未来も「今」の中にしかない」と教えていただきました。

世の中が混沌とする中、道塾で先生が示してくださっている希望を指針として、余計なことをせず、ただひたすらにやる。このように今、感じています。そして肩を組み仲良くすることでエネルギーが高まることを実践事実としてご指導いただいたように、人に寄り添いながら助け合い、調和することを大切に日一日を丁寧に過ごしたいと思います。

今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。
ありがとうございました。