コロナ渦の中だからこそはっきりわかること、感じさせて頂けることがありました。世の中が厳しくなればなるほど、小手先のまたは目の前、見える部分だけのごまかしがいかに無力なものかがはっきり分かってくるのだと思います。
“自分を守る”ということは、内圧が高まるということ。内圧を高めるためには、内からのエネルギーを生み出すこと。内からのエネルギーが高まっているか否かは、素直に身体に問う。頭で考える一般でいう常識や自らの経験値、予測のようなちっぽけなものではなく、一番正直な身体に問うということ。そのようなことを今回の教師塾で感じさせて頂きました。
“世間に合わす”それをできるしたたかさを持ちながら、本質を見抜き、自ら実践に
移すこと。それが出来ているかどうかは自分に問うことしか出来ないと思います。今回の教師塾では、本を使った実証がありました。世界的に大人気の書籍であっても、そこにエネルギーがあるのか身体で問えば一目瞭然でした。宇城先生の書籍は次元が違うものでした。宇城先生がその時に仰っておられました、“実践に基づいているかどうか”というお言葉。“心は目に見えないけれど行動によって見える”言い方を変えれば、心でどんな良いことを考えていても、それを行動に移さないと意味がない。理屈ではない実践にこそ、自分と他にエネルギーが波及するのだと感じました。
今回の教師塾で、子どもの成長を妨げているのは、大人なのかもしれない。もっと
言えば子どもに教える立場である教師かもしれないと改めて感じながら、宇城先生のお言葉を聞かせて頂きました。ならば、我々教師はどのように邪魔をしているのかと・・・。我々教師は(自分だけかもしれませんが)、教えて身につけさせる。学び理解させる。ことに重きを置いているのかもしれません。その姿勢が子どもの邪魔をしているのではないかと。Education=(子どもの良さを)引き出す。子どもが本来持っているものも引き出す。そのためには子どもとの信頼関係がなくては到底できることではないと思います。教師という立場でものを言うのではなく、一人の人間として勉強して、教師として子どもに関わらせていかないといけないと思います。魅力で人をひきつける。そのためには調子に乗らず、勉強し続ける。謙虚になること。他はないと思います。
宇城先生から厳しいお言葉を頂きました。本気に真剣に我々に関わって頂いていることに感謝しかありません。“厳しさと優しさ”一見相反するものと思われるもの、相反していなく、ひとつであるように感じます。対立したものではない。呼吸に関してもそのように感じました。息を吸うとはく。対義語になると思いますが、その2つが対立して1回1回引っかかっていると呼吸がスムーズにできていないと思います。実践講演会でもありました呼吸法も「わたしからあなたへ」も言葉では1方向ですが、「あなたからわたしへ」エネルギーを頂いているんだと感じています。一方通行ではなく、返ってきている。まだまだ少しですが、相反するものや片方のように感じるものが1つであることを感じられていることに、喜びと感謝が生まれてきます。