神奈川 会社員 46歳 男性 TS
本年第一回目の講習に、絶対に自分を変える糧にしてやる、そのような気持ちでのぞみました。
先生の手を取らせていただき、剣禅一如と仰っておられた体験をさせていただきましたが、何と言いましょうか、力ずくでは勿論ない、また何か別種の力に巻き込まれるのでもない、しかし確実な、現実としか言いようのない動きのようなものを感じました。空間や重力方向、また時間がねじ曲がる感覚とでも言いましょうか。
講義を通じて教えていただいた、誠という事、また忠という事。これらは私にとって、とても勇気づけられ、また拠り所、力になるものでした。しかし、世には不誠実や狡猾さ、卑劣さが大手を振って歩き回っているように見受けられます。これらを見るにつれ、何か理不尽な悲しい気持ちになってしまう。だからこそ教えや道塾から力を得させていただいているのですが、この部分は私にとって、一つの葛藤でもあります。
初めに見せていただいた、正しい正座ですが、率直に、何故あの様に座れるのか。自分も出来るようになりたい。そのように感じました。私は信仰を持つ家庭に生まれ、子供の頃から朝晩のお勤めで正座をしていた為、正座には親しんでいる方だとは思いますが、私には全く想像もつかない、別次元の事象のように感じました。
師を持つ事の大切さも教えていきました。これから一年、全く当てにならぬ、所謂「我」や「エゴ」、「俺」、「俺の考え」などを乗り越え、教えていただいた事を体得し生活に活かし、自分を変革しよう。そのように強く感じております。本年もどうか宜しくお願いいたします。有難う御座いました。