大阪 会社員 40歳 男性 TK
本日も貴重な講義をありがとうございました。
久しぶりに道塾の稽古に参加しました。会議室に入った瞬間、地に足がピタッとつく感じがして、来る途中でもやもやと考えていた悩みがとても小さく思えました。参加できたことに喜びを感じました。
日々の仕事の中でも、ニュースをみても、日本には希望がなくなっていると感じます。
特に犯罪を犯す人は、希望を持っておらず、犯罪の結果が周囲にどう影響するかも見えていないという話が印象的でした。
自分たちの日常の行動も、犯罪こそしないものの、本質的にはあまり変わらないのではないかと思いました。
毎日一生懸命に取り組んでいますが、目の前のことに忙殺され、余裕や希望がないという点では同じです。目の前のことしか考えられなくなっています。
先生が「希望は頭ではなく、細胞から出てくるものだ」とおっしゃったのが、とても心に響きました。
希望は頭で考えても生まれませんし、何かができるようになったときの喜びも、体全体から湧き上がってくるのだと、特に自分の小さい頃を振り帰ってみてもそのように思います。
「できる・できない」も大切ですが、部屋に入った時のようなしっかりと重力を感じて地に足がついているかどうか、その状態をどう維持していくかが重要だと思いました。日常で自分ができること、例えば道のゴミを拾う、困っている人に寄り添って助ける、そのような実践から体に重力を生むしか希望を得る道はないと思いました。
希望が生まれない中で頑張っても、短期的な視点でしか物事を見られず、ただ手を振り回しているだけになってしまうと。
定期的に稽古に来て、「まだ実践ができていないな」と気づくことで、日常で感じていた違和感の正体がわかります。
また、先生から気を分けていただき、それが他力ではありますが、確かに自分の体にもまだ実在していることが新たな希望になるのだと思いました。