奈良 教員 58歳 男性 YO
今の日本のコロナ対策がいかに後手後手で、欧米諸国の政策のスピード感とかけ離れているのかを実例とデータを挙げて教えてくださいました。その原因はリーダーに覚悟がないこと、自分が責任を取りたくないこと、その責任を上から下に擦り付けていることなどです。
さらにウクライナ情勢のことでもロシアとアメリカの政治的な思惑からの対立関係を誰も和解させることができないということも教えてくださいました。そのことの説明は世間の評論家も宇城先生ほどの物事の真相までは到達していなくてもコメントはしています。
でも、先生は和解させることのできるリーダーの在り方を目の前で見せてくださいました。まず2人が両肩を押しあい、その後ろを5人ずつがストッパーとして腰をつかみます。そして、1人が双方の対立を収めようとしますが、我々ではびくとも動きませんでした。
しかし、先生は「やめ!」の一言で、双方が左右に分かれていきました。先生は2人に触りもしませんでした。我々は「対立」を力で引き離そうとしましたが、そんなものではびくともしませんでした。先生はその「対立」を「気」で解消して、さらに双方に「笑顔」をもたらせました。そこで先生は「こういう力のある人がリーダーならば対立は収まる」とおっしゃいました。そこには全く異論をはさむ余地などありませんでした。まさに「わかりましたか?」ではなく目の前で実際に見たことですから、「文句あるか?」の世界です。
私は先生のご指導のおかげで本物のリーダーとはどういうものかを体感させていただいております。おかげさまで、このコロナ大流行の中、600人規模の中学校で2年間で陽性の判定を受けた生徒は3人だけです。その3人もすべて家庭内感染でした。3人とも無症状、もしくは発熱のみです。クラスターも発生していません。
2年前から教育委員会はあらゆる感染対策を通達してきましたが、先生の教えの通り、「給食中の黙食」「放課後の消毒」「部活中のマスク着用」はほとんどしていません。それは指導することに手を抜いたのではなくて、宇城先生が道塾でおっしゃった「コロナと共存するには自己免疫力を高めるしかない」ということを信じて、学校全体に広めたからです。
幸いにも学校長が理科の教師だったので、宇城先生のおっしゃった「ウイルスを完全にはシャットアウトすることはできない」ということは理解できたのです。さすがにどのようにして自己免疫力を高めるのかは具体的に指示はできませんでしたが、先生の教えの通り、現場の教師と生徒が「心のこもったあいさつ」「明るく笑顔で」「思いやりのある行動」を心がけました。その結果が2年間でたった3人の陽性者で済んでいるということです。このコロナのことで多くの学校と生徒が元気をなくしています。
いずれ教育界や社会ではこの「コロナ世代」の生徒の問題が大きくなってくるでしょう。目に見えないウイルスに怯えて、本来育てなければならないことを怠ったつけは必ずきます。せめて、自分の関わった生徒だけは宇城先生の教えを支えに守っていきたいと思っております。今年もご指導よろしくお願いします。