ありがたい道標をありがとうございました
京都 公務員 40歳 男性 HA
気とは何なのかを丁寧に説明して頂き様々な実践、検証を通して分かりやすく自分の中で何が大切なのかが再確認できました。
身体は百万点。頭は百点全てに桁が明らかに違う。しかし、今の人間の価値は何故か百点の狭い低いレベルで止まるような教育そして社会になってしまっていると思われました。
最初の磁石の話と気の話の中でも、プラスチックには磁力は感じることはできない。自分はという凝り固まった人になってしまうと気も同じようにかからない。
先生の気がかからない時は自分が孤立している。宇宙から見た時人は、宇城先生に出会い勘違いと何より圧倒的な差に謙虚にならざる負えない。しかし、それはダメなことではなく、本来の人間の力に初めて出会えることだと言うことだと思いました。後ろから羽交い締めにされる現象では気とは何なのかが身体で頭で整理できました。
今の日本はコロナに、そしてその中で生まれる空気にこのような状態になっているのだと気付かされました。頭の世界では一日に換算した時の速さが全く違う。本当に腑に落ちました。
最後にされた。資格と技術の話では資格に意味はない。何が大切か、技術というものを身につけないといけない。しかし、大谷選手や今回のオリンピックで活躍するスケートボードの選手の活躍は何なのか全ては心からくるものだと思いました。
信頼からくる心の発動。自然体がどうなのか。自分自身は空手を通じて生き方にいかに繋げていけるか、そして、そこから生まれる自分の生き様に。
先生は全てが見える。当然だと言うことが、今日の話しで改めて納得がいきました。しかし、そうならなければ、ここでの学びはゼロに等しい。それぐらいレベルが高くそれぐらい本物だということです。
やっている自分。やれてる自分。自分の内面のスピードを日々早めていき、真の教育者に変われるように日々変化成長を師の全てを学ぶ覚悟で進んでいきます。あり方、生き方結果は必然。ありがたい道標をありがとうございました。
稽古の心がまえについて教えていただけました
大阪 会社員 38歳 男性 TK
今回は稽古の心がまえについて教えていただけました。「先生の考えに徹底して従うこと」、「その考えを体得すること」、「体得したことに基づいて自分で工夫をすること」の三つでした。先生がホワイトボードに記されたのは、それぞれが個々の項目としてありながらも、三つがちゃんと繋がって循環しており、それらの真ん中に心を置くというものでした。
この話を聞いて、道塾の時間では「身体と目線を真っ直ぐにして、先生の話を聞くこと」に尽きるのだと思いました。その間、自分の思考が入り込む余地は一切ないですし、作ってはいけないと思います。自分の解釈や、これまでの経験や得た知識からしかこない考え方を、先生の考えに混ぜてしまうのは強く戒めます。先生の考えが自分の体に入ってこないようにする、とても危険な行動だと思いました。
私たちは社会人になる前から、「自分の意見を言えることがとても大事なこと」だと一貫して教えられてきました。ある意味では正しいことのように思えます。そして、仕事や日常で自分の意見を言わねばならない場面も多々あります。しかし、そういう刷り込みや環境からか、他人の話を聞くと同時並行で自分の思考を巡らしてしまう悪い癖が、無意識レベルで私たちに身についてしまっているのだと思います。
「何も考えずに人の話を素直に聞いてしまうこと、このこと自体が、自分の意見がない、自分で工夫が出来ない未熟者である」という間違った、そして危険な刷り込みが今もされているものだと思います。
本来は逆だと思います。特に師である人の言葉には疑いはもちろん、自分の考え・意見を混ぜてしまっては、工夫はもちろん自分の成長をそこでストップさせてしまうことは間違いありません。
私たちの日常がどんな状況にあっても、生きていくためには、自分自身での工夫は本来避けて通れません。しかし、その自分の工夫だけを考え、先生の考えに(無意識レベルで)自分でアレンジを加えようと癖はとても危険です。
逆にいうと、その工夫に目が行くあまり、先生の言葉に自分の浅い考えを混ぜてしまうから、日常での工夫、つまり実践でも結局は浅いところで終わってしまい、稽古そのものが循環していかない皮肉とも言える現実が起きているのだと思いました。先生の話を素直に聞くからこそ、自分での工夫が正しく出来るようになってくるのだと思います。
先生は講義の最後に「文句あるか?」と笑いながらおっしゃていましたが、先生の話を聞いて理解をしていたつもりでも、そこに自分の考えを織り交ぜようする私の(私たち)の悪い癖は、常日頃から何に対しても自分の低い次元で文句をいっていることと実はそんなに変わらないのではと思い恥ずかしくなりました。
これからは道塾で先生の話を聞くときは、何も考えずに、ただまっすぐに言葉を聞いておこうと思います。そうしておくと、日常に戻っての自分の(特に仕事での)工夫がどんどん深まって行くことを確信をしているので、これからの仕事・人生もまた楽しみです。この度は、貴重な講義をありがとうございました。