2021年 東京中上級・B 第2回(2021.6.9)

今回体験させていただいたことを大切にして今後も精進を重ねたい

東京 裁判所職員 51歳 男性 JA

今回、実技のデモンストレーションに参加させていただきました。先生の投げられるボールを受け取ると、受け取った私だけでなく私を支える塾生も一緒に身体ごと沈み込みました。それがボールだけでなく、ペンを投げても同じことが起こりました。
また、先生が「受け取ってよ。」と仰ってから、ボールを投げるふりをして、私がボールを受け取ったふりをしても、見た目には何も受け取ってないのに同じことが起こりました。何かを得た手応えはなくても何らかのエネルギーが私達の身体に伝わったこと、自分の意図とは関係なく身体に作用していることがはっきりしました。

この体験から我欲に繋がる余計なことは考えず、目の前にあることだけを素直に淡々とこなすことが、気のエネルギーを受け取る上で大切だとあらためて感じました。

また、その実技の延長で、私がエネルギーを受けた集団の中で沈み込むまいと独り頑張ると、却って自分にエネルギーが集まり、私自身が集団の中で押しつぶされそうになりました。一生懸命やっても何故か上手くいかないとき、何か間が悪く、負担が全て自分にかかったときに同じようなことが起こっているのだと感じました。

今回体験させていただいたことを大切にして今後も精進を重ねたいと思います。

講義を手がかりに日々自分なりの試行錯誤を繰り返しています

東京 自営業 35歳 男性 YT

先月も貴重なご指導の機会をありがとうございました。

買った負けたの世界で生きるのであればローマ時代にいったらいいと、権力に縛られて、自ら命を絶つ以外には逃れることもできずに殺し合いをし、さらにはそれがエンターテイメントとして多くの人を惹きつけていた時代があるという事実。現代に生まれた自分からみれば「なんのために・・・?」と信じられませんが、オリンピックの現状を見るにつけ、殺し合いはしないまでも「なんのために・・・?」という疑問が止まりません。

これだけ選択肢があって、食べるにも困らない現代の日本に生まれてきて、幸せでいられないというのはなぜなのか。

さまざまな角度から実践させていただいた「感受」の世界にヒントを求めると、「自分さえ良ければ(マスク)」、「常識を無闇に受け入れる(体育座り)」、「具体のない精神論(がんばるぞ)」、「いがみあう(対立)」「真剣に考える(バーチャル)」と自分の習慣になっていることがことごとく自分に(しかもとてつもなく大きく)マイナスに作用してしまっている現状にあるということが分かりました。

先生の「頭でわかっていなくても細胞が覚えていて、いざという時に出てくるから大丈夫」という言葉には勇気をいただきましたが、今こうして感想文を書いていると、不安すらも頭から生んでしまっている自分の現状はとても滑稽にすら感じます。

全ては自分。前回の講義以来、自分に言い聞かせています。また、肘の使い方やチームの作り方(お互いを信頼で結びつけるのが大切)などの具体的な項目も大きな学びで、講義を手がかりに日々自分なりの試行錯誤を繰り返しています。

今後ともご指導の程、よろしくお願い致します。