量子物理学者と気の実践者が解き明かす
人間の潜在力(バイタルエネルギー)
量子物理学者/量子活動家 アミット・ゴスワミ VS UK実践塾代表 宇城憲治
これまでの科学は、
力でエネルギーを加えて変えるというニュートン的な考え方でした。
これに対し量子力学の考え方は、相手に対し力を加えるのではなく、
相手が変わるように働きかける、説得する、話し合い協力し合うことを
選択していくというものです。
人生では出会うべき人に必ず出会うと言うが、量子物理学の世界的権威であり、時空を超えた可能性領域(ワンネス)の世界を語るアミット・ゴスワミ博士と、「気」という高次元のエネルギーを自在にする宇城憲治氏との出会いは、まさにこのような出会いであり、今回の対談は双方に学ぶ弟子(医学者)によって必然的に結び付けられた格好で実現した。
実践を交えながらの4時間に及ぶ対談は、目の前で起こるエネルギーの解き明かしにとどまらず、今の社会のあり方、人間の成長のあり方や学び方のプロセス、そして変化への導きなど多岐に及び、示唆に富む展開となった。
ロングインタビュー
アイヌ長老(エカシ) 身体に刻んだ生き抜く知恵
俺の生き様
東京アイヌ協会名誉会長 浦川治造
自分だけ欲するなということ。分け与えることが大切。
昔はみんな困っていた。
米がなければ隣に行って借りてくるとか。味噌を借りるとか。
そういうのは田舎には日常茶飯事あった。
アイヌは今でもそういう心を持っているよ。
家が貧しく小学校の頃から同級生が学校へ行く間、一家の働き手として農作業や山仕事など、大人並みに従事してきた浦川さん。北海道の厳しい自然の中で育ち、生き抜く知恵を自らの身体に刻み込んで育った浦川さんは、どんな境遇にも決して弱音をはかず、人の二倍、三倍やってきた。
浦川さんはその圧倒的な実力で、自分や家族を守ってきたのだ。その生き様は、アイヌ民族としての誇りとエネルギーにあふれているだけでなく、本来人間がどうあるべきかを理屈抜きに教えてくれるものだった。
現在居住しているという縄文竪穴式住居におじゃまし、お話を伺った。
こころみて、みんなで愉快に生きる!
― 自然の力を借りる福祉事業所「ここかまど」の取り組み ―
NPO法人ここかまど 理事長 吉田祐司/施設長 樋口秀樹
アトピーで痒がっていた子が良くなったり、
ゆっくりですが少しずつ
変わってきたのは感じますね。(樋口)
保育園で食べるお米と野菜を
自然栽培にしてみたら、子供はどう変わるか、
そういう方向でやったらいいと思うんです。(吉田)
東京八王子市にある福祉事業所「ここかまど」では、ここに通う〝ショウガイ〟のある人を「利用者」とは呼ばず、「従業員」「メンバー」と言い、共に汗を流して無農薬野菜づくりに専念する。栽培した野菜は給食の食材となるだけでなく、近隣のレストランにも販売される。
健康野菜の力で新しい自立事業に挑戦する「ここかまど」の取り組みについて、吉田祐司理事長と樋口秀樹施設長にお話を伺った。
連 載
【新連載】◆写真家・ネイチャーガイド 安藤誠 連載『日常の奇跡』
「キタキツネの夢」
ネイチャーガイドとして自然と向き合う安藤氏。
目に見えないものを見、声なき声を聞くプロフェッショナルとして、私たちが見過ごしている「日常の奇跡」を、一瞬を切り取った写真とともに届けます。
◆金澤泰子 連載『きょうも、いい日』
「母さんから、翔子へ」
ダウン症の書家として活躍し、また生活面でも独り立ちをはじめた娘、翔子さん。その成長の日々を、母金澤泰子氏が綴ります。
母娘の絆に、胸が熱くなります。
◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』
「事業化が成功している施設 ―― 栃木ダルク開設」
薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。まだまだ課題はあるものの、行政との連携も進み、認知度も高くなった。それは、全国にダルクの数が増えたことも大きく影響しているだろう。
ダルクと出合って26年、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、一人でも多くの仲間の回復を求めて各地にダルクを開設してきた岩井喜代仁氏に、各施設の開設と現在に至る道のりを聞くとともに、施設責任者の手記を紹介する。
◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』
「北極<後編>」
世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 120ヵ国以上を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。
◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』
「アンドロメダ マゼランが見える風景」
生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。
◆編集部コラム 『心の奥の取材ノート』
「ムスタンの人々のために生きた 近藤亨先生のこと」
交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い ――
今もありありと思い出す、取材で出会った人たちの思い出を綴ります。