映画監督 岩崎雅典 VS 武道家・UK実践塾代表 宇城憲治
「私はすべての土台となる『心』を取り戻すことだと思っているんです。
考える以上にまず行動を起こす。そして『行動が心をつくる』。
そこに強い意志と信念が生まれてくると思うんですよ。」(宇城憲治)
「『いい、悪い』『賛成、反対』ではなく、『こんなことが起きているよ』と
伝えていくしかない。
それを判断するのはそれぞれですが、これから何十年と生きる子供たちが、現実と向き合って真剣に
観てくれることは作り手として嬉しいです。」(岩崎雅典)
大人が現実に向き合い、真実を伝える姿勢をもてば、 子供はしっかりと受け止めることができる。
現実を直視するからこそ湧き上がる思いは行動を生み、 行動は心をつくり、また心が行動を起こす ――――テレビ作品『生きもの地球紀行』や『地球!ふしぎ大自然』(NHK)、 『野生の王国』(毎日放送)など、動物の生態を克明に記録した作品を製作してきた岩崎雅典監督。 福島原発事故後は、 被曝した福島の地域に生きる動物に焦点を当て、その変化に見る事実、真実をドキュメンタリー映画『福島生きものの記録』」 のなかで伝え続けてきた。 動物には嘘がない。
岩崎氏&宇城氏対談画像 賛成、反対という人間中心のものの見方、考え方で語られがちな原発事故を、自然、動物という視点からとらえる時、そこに見えてくる真実とは何か。自ら危険区域に何度も足を運び、子供たちの未来のために、ゴールなきマラソンを走り続ける岩崎監督に、映画作りへの情熱、信念を聞いた。
カンベンガ・マリールイズ
「私がやっていることはすべて夢や希望を実現できずに亡くなっていった人たちを供養する気持ちからです。
だから、どんなにたいへんでも喜びに感じられる。そうやって毎日を生きていきたいと思っています。」
祖国ルワンダでは、隣人同士が突然殺し合うという凄惨な内戦を生き抜き、友人らの支援で来日した福島では、
東日本大震災と原発事故という二度に渡る恐怖の体験をしたマリールイズさん。
現在は、ルワンダの学校を再建するためのNPO法人「ルワンダの教育を考える会」の理事長として活動を
展開するとともに、 第二のふるさと・福島の被災者を元気づけるボランティア活動を行なっている。
祖国への愛、子供たちへの愛 ――
とてつもなく深く、大きい人間愛に溢れたマリールイズさんのお話は、
聞く人の心を癒し、 人がどう生きるべきかを、静かに諭す力に満ちていた。
奈良県立桜井高校教諭 森島伸晃
「今の教育システムでは、答えを出す指導者が『いい指導者』とされる。
その裏にある、『想像』や『創造』が奪われる仕掛けに、子供も親も気づけないのです。」
昨年の夏、奈良県立桜井高校野球部を甲子園に導いた教諭 森島伸晃先生。
モットーは、勝ち負けの境地を超えて、 野球を通して子供たちの人間力育成に力を注ぐこと。
そこにあるのは、「行動が心をつくる」という信念だ。
メディアやネットなどのあらゆる情報が入ってくるなかで、一体何が本当なのかを自分自身の目で確かめたい
――
森島先生の心を映した子供たちが、自らの行動を通して気づいたものとは。
奈良県立桜井高校 野球部員感想文 「福島で見たこと、感じたこと」を同時に掲載。
太田リセ 85歳 当時17歳 日本赤十字社従軍看護婦
子供の未来を決めているのは大人の行動や、社会の流れである ――
軍国教育を受けた少女の胸に湧いた、感動とあこがれと使命感。
戦地で活躍する従軍看護婦を目指した17歳の学生が見た戦争。
そして、今も太田さんの心を占める
「心ならずも戦争に加担した」という苦い思い。
太田さんの経験談からは、
戦時の子供の心や、芽生えた志、「国のために」という思い、
看護婦という使命感、戦争がもたらす理不尽、
戦争に異を唱えなかったことに対する後悔・・・・
様々なものを受け取っていただけると思います。
テーマ 宇宙のエネルギー『気』
「人間のレベルを上げていけば、未来に争いのない時代の基礎を築くことができる」
014年9月13日、14日 アメリカ・シアトルで行われた宇城師範による4回目となる空手セミナー。
そこで展開された指導は、受講生の生き方に多大な影響を与えるものとなった。
人が変わる時、その土台となるエネルギーとは何か。
同行したどう出版・編集部が二日間のセミナーの様子をお伝えする。
テーマ 危険ドラッグ ― 薬物問題の本質は〝依存症〟にある ―
薬物依存症リハビリ施設・ダルクの回復のあり方は、入寮者、スタッフにかかわらず、
同じ苦しみを知る仲間が回復に向かう姿を見せることにある。
ダルクと出合って22年、施設や家族会を牽引しながら、自らも回復の道を歩み続ける岩井喜代仁氏に、
薬物依存回復に向かう生き方を聞くとともに、回復途上にある入寮者の手記を紹介する。
テーマ 金言寺と大銀杏
生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。
テーマ あげてもあげてもなくならない 人を思う優しい気持ち
人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。
テーマ ~知られざる絶景を求めて~ ペルー共和国・ナミビア共和国編
世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 100カ国を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。
テーマ ドリルに熱中 翔子の尊い行動
待望の娘をダウン症として授かり、絶望のなか親子二人三脚で書の道を歩んできた金澤泰子さん。
娘 翔子さんを書家へと育て上げた金澤さんが、翔子さんの純真な魂が引き起こす奇跡の数々を綴る。
テーマ 国際風習の相異具体例 ― 海外生活20年を通して ―
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