30 7月

『道』201号 藤原ひろのぶ 「社会問題は“仕事”で解決! 知る勇気、行動が世界を変える」

SNSで流れてくる記事がずっと気になっていた人がいました。

 

発信者は藤原ひろのぶさん。

 

ブログ「健康のすすめ」、FACEBOOKページ「病気を治そう!」での発信内容は、
誰にでも伝わるようにと、とても工夫されています。

 

バングラデシュの子どもたちに食事を!と訴えたり、
精製された調味料の害についてや
コンビニ食について丁寧に説明し、注意喚起を呼びかけたり。

 

日本国内でも海外でも、ちっとも一ヵ所にとどまっていない様子。

 

一体、この人の原点、行動の原動力はなんだろう?
とても興味が湧いて、今号で取材をお願いしました。

 


「起業したきっかけは、最初は好奇心ではなかったかと思います。

 営業の仕事をしていて、このまま自分の人生の時間を
 こういうことのために使うのかなと疑問を持った」

 

そこから藤原さんは、社会にある様々な問題を
“仕事”で解決していく道を探ります。

 

失敗もありますが、それを必ず学びに変えてきたことが、
インタビューで語られます。

 


「経済競争というのは誰かが金持ちになると

 誰かが奪われるというゼロサムゲームなんですよ。

 そうではない仕組みの上での幸せを探求しなければいけない時代です。
 そうしなければもたない。
 
 僕は新しい価値観を持っている若い人たちの土台役なんです」

 

周りを巻き込み、仲間を増やしていく藤原さんの活動は、
常に持続可能な世界と、子どもたちを見据えています。

 

ぜひ、その行動のエネルギーに触れていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

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20 5月

『道』200号 船橋康貴「ミツバチが教えてくれること」

世界共通の誰でもわかる、誰でも参加できる「地球やミツバチのために、環境にやさしいくらしをしますよ」という宣言マーク普及をめざして、大きく動きはじめたハニーさん。(199号連載に詳しいです)

今回の連載では、そんなハニーさんの背中を押す「夢」のことを書いてくださいました。

色や匂い、肌触りや温もりのある夢を、20代からたびたび見ていたというハニーさん。
夢の内容と、その「啓示」とも言えるようなメッセージを詩で表現されています。

身の回りで気づく「なんか違うな。昔はこうじゃなかったな…」という小さな変化を、誰もが感じていらっしゃるのではないでしょうか。

それを他人事にせず、自分の事として捉えて、「何かを変える」ことを一人ひとりが実行していくことでしか、地球環境はよくなっていきません。
でも、それを悲壮感ではなく「Joy!」と楽しくいきましょう!と結んでくださっています。

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[ハニーさん著書]

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17 5月

『道』200号 山元加津子「ありのままの私たち」

かっこちゃんこと山元加津子さんは、ご本人がいろいろなところでおっしゃっているように、小さい頃から、ちょっと変わった女の子でした。そのちょっと変わったところが、かっこちゃんの魅力であり、やさしさであり、親しみやすさだったりするのですが、今回の記事でかっこちゃんが公けにしてくださった、中学校の同級生からのメールは、まさに、かっこちゃんの原点を教えてくれるものでした。

 

かっこちゃんは、昔から、かっこちゃんだったんだ!と。

 

そしてちょっと変わったかっこちゃんが、どれだけ純粋で愛情深い子だったかを教えてくれます。同級生の“りえちゃん”が「不思議すぎる」と書いておられるほど、かっこちゃんのやさしさは底なしです。頑なな相手の気持ちをとかす力があります。だからこそ、たくさんの方々の心に寄り添い、ともに歩むことができるのだと納得しました。

 

 

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15 5月

『道』200号 岩井喜代仁「今日一日を生きる」

岩井さんは連載において、どのようにして各地にダルクを開設してきたのかを様々なエピソードを交えて語ってくださいます。岩井さんが語るエピソードは、まさに人生のドラマが詰まっているかのようです。

 

様々な行政の仕組みの壁にぶつかりながらも、粘り強く課題と向き合って前に進む岩井さんの姿から、あきらめない、くじけない、引き下がらない強さを学んでいる方は多いのではないでしょうか。

 

そして毎回岩井さんのお話と一緒に掲載される、各ダルクの施設長の手記。今回は鳥取ダルクの方の手記でしたが、岩井さんに一瞬にして本質を見抜かれ、図星を言われ、苦しいけれど結果救われたというお話は、本当に感動です。鳥取ダルク施設長が言うように、まさにダルクをつくってきた岩井さんの「ダルク道」がそこにあります。岩井さんの魂がそこにあります。

 

 

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13 5月

ハニーさん☆船橋康貴さん NHK「ラジオ深夜便」に出演 & 道徳の教科書に

ハニーさんこと船橋康貴さんについて2つお知らせです。

1つ目は、
ハニーさんが、NHK「ラジオ深夜便」に2日にわたってご出演されます。

5月14日(火) 午前4時台
【明日へのことば】ミツバチから地球環境を考える(1)

5月15日(水) 午前4時台
【明日へのことば】ミツバチから地球環境を考える(2)

いずれも早朝4時ですが、あとからでも聴くことのできる「聴き逃しサービス」がありますので、ハニーさんの今の想いをぜひ聞いてください!
[ラジオ深夜便 聴き逃しサービス]

 

2つ目は、
著書『ハニーさんのミツバチ目線の生き方提案』が、道徳の教科書に採用されました。

茨城県教育委員会発行の高校生の道徳のテキスト『ともに歩む ― 未来へのチャレンジ ―』に、『生き方提案』より1項目が掲載されました。

昨年秋ごろに高校教育課の担当の方からお話をいただいた時は、1年後2年後の掲載になるかもしれない……と伺っていましたが、ハニーさんの発信をぜひ子どもたちに!との熱い思いで、前倒ししてくださったようです。「がんばって入れ込みました!」と完成したテキストを送ってくださいました。

子どもたち、若者たちのこころの豊かさを育んであげることは、大人の大きな役割ですね。

 

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09 5月

『道』200号 宇城憲治「気づく、気づかせる」

「自転車に乗るには教科書も筋トレも必要ありません。必要なことは、まさに何回もこけることです。何回も何回もこけて、ある日に乗れるようになる。そして一度乗れるようになると一生乗ることができる。すなわち意識しなくても無意識に乗れるようになれます。このような身体の仕組みをとして学ぶ、それが本来の「身につく」です。」(本文より)

今私たちが当たり前のように使っている「教育」は、本来の「身につく」へ向かうあり方ではなく、受験勉強、偏差値教育に見るように知識を教えるあり方になっているのではないか。宇城氏は昨今の政治の堕落や大企業なのどの組織の不正やパワハラ事件、家庭内暴力などの問題は、こうした戦後の日本の教育のあり方が、人間力を劣化させているからではないかと述べています。

身につく、という言葉の通り、本来の教育とは、知識や理詰めの詰め込みではなく、身体を通した高次元の実践教育にあるのだと。それはすなわち人間本来の潜在力を引き出すということです。

記事ではさらに、人間のエネルギーは、アインシュタインの有名な方程式E=mc2に見るエネルギー変換においても実証することができると述べています。すなわち質量が変化するとエネルギーが変化する、エネルギーが変化すると質量が変化する。アインシュタインが言い残したもう一つの方程式の意味、「愛の爆弾」を実証しています。


調和のエネルギーによる投げは連鎖していく
(『道』200号「気づく、気づかせる」より)

 

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04 5月

『道』200号 野村哲也「地球を歩く~人生の道」

『道』200号の野村哲也さんの連載テーマは、「人生の道」。

野村さんには、2014年にインタビュー取材をさせていただいた際(『道』179号)、写真家の道を歩むことになった経緯や背中を押してくれた様々な出会いについて伺いました。

今回の号では、40代になった野村さんが、あらためて自分を含め自分の周りにいる人たちが幸せであるために、何をすればいいのか、そのことについて決意表明とも言える手記がつづられています。

「僕たちはこの世を一人だけで生きていくことはできない。
だったら周りにいてくれる人たちが世界で一番幸せであってほしい。
44歳になった今、それらの道はすべて原点につながっていることに気付かされる」

野村さんのエネルギーは写真にみなぎるだけでなく、文章に、そして未来への思いに、すべてにとどまることなく流れ込んでいるかのようです。

国連加盟国は193ヵ国あり、野村さんが訪れた国は131ヵ国。それも刻々と更新中です。そしてワイナリーのオーナーに、飛行機パイロット。描いた夢を叶えるべく、野村さんは今日も地球を遊びきっています。

 

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01 5月

『道』200号 長谷川ひろ子インタビュー「家族の看取りは究極の宝」

『道』を通して出会わせていただく方の中には、交通事故とか災害とか戦争など、何かががきっかけとなって、それまでは考えられなかったような人生を歩むようになった方が多くいらっしゃいますが、今号で取材させていただいた長谷川ひろ子さんもそのお一人で、長谷川さんの場合はご主人の死をきっかけに、まったくの素人ながら、ドキュメンタリー映画監督になられる決意をされました。

200号 長谷川ひろ子薬学博士として多くの末期ガンの人たちを生還させてきたご主人が、自らガンを患い、しかも余命半年の宣告を受けたのが2009年の頃。研究者だったご主人は病気からの生還を信じ、腫瘍の部分がどう変化していくかを長谷川さんにビデオカメラにおさめておくよう頼みます。しかしながら、ご主人は47歳の若さで亡くなられ、長谷川さんは子供たち4人とともにご自宅でご主人を看取られました。

この体験から、長谷川さんは、「死」は決してタブー視するものではなく、「生の肯定」に導くためのものになると実感し、そのことを伝えるために、命がけで残してくれた夫の記録映像を映画にしたいと、監督、脚本、取材、ナレーション、テーマ音楽の作詞、作曲、歌など、ほとんどを自ら手がけ、完成させました。

本インタビューでは、その長谷川さんの映画に込める思いを伺いました。

200号 長谷川ひろ子

ドキュメンタリー映画「いきたひ」の上映は、長谷川さんの講演とセットで行なわれている。映画と講演で、亡くなった親しい人の「看取りなおし」をすることで、来場者は元気になっていくという。

 

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26 4月

『道』200号 前島由美インタビュー「自然食と温もりの関わりで子どもたちの未来を守る」

突然あばれる、教室を飛び出す、暴言を吐く、といった症状のために「発達障がい」と診断されて薬を飲まなければ学校へ行けなくなったり、その薬の副作用で本来の生きる力をなくすなど、今、多くの子どもたちが行き場のない苦しみの中にいます。

一旦薬に依存すると、なかなかやめられなくなる怖さ、難しさは、毎号本誌でダルクの岩井喜代仁さんが語ってくださっていますが、そういった精神薬を自分の意志では断れない幼児や小中学生に、「子どものため」という切実な思いで、親や学校教師が何の疑いもなく与えてしまう、むしろ服薬を奨励してしまっているという現実。

その実情は学校やメディアでは広く公表されておらず、その数は年々増加の一途をたどっていると言います。

200号 前島由美

島根県出雲市にある「ゆめの森こども園」の代表・前島由美さんは、そんな子どもたちとその保護者を、「食と温もりの関わり」を柱にした療育支援を通して救う活動を展開しています。

具体的にはミネラルたっぷりの食事を子どもに摂らせることで、子どもたちのさまざまな苦しい症状が治まっていくというものですが、食を変えてミネラルを補給するだけで子どもたちが短期間で落ち着いたり、集中できるようになっていくという実例を身をもってたくさん経験している前島さんは、「これをここだけで済ませてはいけない。全国で苦しんでいる子どもたちを救うために伝えなければ」という強い思いを抱かれ、まさに命がけで活動されています。

私たちが知らなかった、知らされなかった子どもたちの実情や、現状をどう解決に向けるかの具体的な前島さんの取り組み、思いは、マスコミが伝えないことばかりであり、是非多くの親御さんに知っていただきたいと強く思います。

200号 前島由美 200号 前島由美

2園のうちのひとつ「古民家 ゆめの森こども園」
天然素材のみでつくられた昔ながらの家で、化学物質過敏症の子どもも安心して通うことができる。

 

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25 4月

『道』200号 三枝成彰 巻頭対談「人間とは何か」

今回200号の巻頭対談にご登場いただいたのは作曲家の三枝成彰氏です。

三枝氏は笑顔がとても素敵な方で、NHKの音楽番組でよくお顔を拝見していたこともあり、お会いした時はなんともいえぬ懐かしさを感じました。

200号 三枝成彰

去年、野中ともよ様(185号で本誌対談に登場していただきました)のご招待で、宇城氏が、三枝氏率いる合唱団のコンサートに行かれていたので、対談はそのオペラの題材となった『最後の手紙 The Last Message』 についての話題から始まりました。

三枝氏が一貫してオペラのテーマにしているのが、反戦であると言います。三枝氏が昭和の三大悲惨と呼ぶ事件の一つに神風特攻隊がありますが、三枝氏はそこに強い「理不尽」を感じたからこそ、『KAMIKAZE ― 神風』というオペラ曲が生まれたのだそうです。三枝氏は『特攻とは何だったのか』という本を出すほど特攻について徹底的に調べたそうですが、そんな三枝氏に対し、お父様が少年飛行隊で特攻を守る護衛機に乗っていたという宇城氏との対談は、まさに臨場感あふれるものとなりました。

また、三枝氏がいかにして曲作りをされているのか、制作秘話についてもお聞きしました。忙しかった頃は1週間で7時間くらいしか寝なかったとか、1日中やってやっと7秒分ができあがるとか、まさに、絞り出すように曲が生み出されている過程がとても印象的でした。

さらに、曲をつくるだけでなく第二次世界大戦でアジア地域で命を落とした方で、いまだ野ざらしに放置されている何百万の柱を慰霊するために、合唱団メンバーを率いて元戦地に赴き献歌ツアーを企画するなど、その活動には作曲家を超えた人間としての強い思い、一貫したエネルギーを感じました。

今、政治の虚構はもとより、身内による虐待や無差別殺人など、命への冒涜が止まりません。三枝氏は、そんな時代だからこそ、戦争で生きたくても自分ではどうにもならなかった特攻という歴史の事実、そしてそこに生きた実在の人物のドラマを伝えることで、現代人にも通じる命の大切さ、戦争の理不尽さを伝えたいと語られました。

 

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