15 6月

お便りをいただきました

季刊『道』購読者の方から、お便りをいただきました。
長く『道』を贈ってくださっていたお相手の方について、
とても勇気付けられることがつづられていました。

以下にご紹介いたします。


以前より雑誌『道』をお渡ししていた方からの
お礼の言葉をお伝えさせていただきたいと思い、
メールさせていただきました。

その方は60代の方で20年来のお付き合いであり、現在は地方に住んでおられます。

10年ほど前に東京から奥様とお母様と移住されましたが
数年前奥様をガンで亡くされ、その後寝たきりとなったお母様を
数年の介護の末、数ヶ月前に亡くされました。

その方に先日お会いする機会があり、話をする中で『道』について話が及んだときに
以下のような感想をいただきました。

    都会の雑踏を避け自然豊かなこの地へ移り住んだはいいけれど
    先年妻を亡くし、今度また母親を介護の末に亡くしました。

    不慣れな土地で妻を亡くし、母親の介護の追われ、閉塞感でいっぱいになり、
    生きている意味もあまり感じられず、それほど長生きをしたいとも思えず、
    もし短い寿命だとしたらそれならそれでいいと思っていました。

    しかし手渡された『道』を読み続けているうちに、自分と同じくらいの年齢や
    それ以上の方たちの、生きるエネルギーの強さを感じ、次第に自分の中で
    何かが変化していき、自分の残りの人生でやるべきことが見えてきました。

    そして一旦そこに思いが及ぶと次から次へとやりたいこと、やらねばならないことが
    湧き出てきてとてもとても死んでなんかいられない、そのことを考えると
    夜も寝られないくらいに気持ちが高ぶり、以前はいつ死んでもいいとさえ思っていたのに
    最近は、時間がいくらあっても足りないと思えるようになってきました。

    そして先日の母親の「死」さえも自分で驚くくらい
    冷静に受け止めることができました。

    このように自分が変わることができたのも『道』のおかげだと思っています。

    自分はこの先何年生きることができるかは分かりませんが、この歳になって
    残りの時間が足りないくらいに自分のやりたいことが
    次から次へと見つかることの喜びを味わうことができるとはなんと幸せなことでしょうか。

    『道』と、いままで『道』を毎号届けてくれたあなたには、本当に感謝しています。

と、とても晴れやかな表情でおっしゃいました。

そして、その方は変化を即行動に表し、先日受けられた資格試験で満点合格をされました。

「ただの合格ではなく100%で合格してやろう、
 しかもできる限りの短い勉強時間で集中力を試してやろう」と自分に課題を課したそうです。

そしてその方はこうもおっしゃっていました。


    「『道』に寄稿されている方たちの文章は本当にすばらしいと思います。

    この雑誌にはスミからスミまで隙がありません。
    それも皆さんが真剣に生き、実践しているからだと思います。

    だから読む人間に力を与えてくれます。

    これだけの雑誌を作ることはとても大変なことだと思いますが
    これからも読む人間に生きる力を与える雑誌をつくり続けてください。」

私はこの話をお聞きして心から『道』をお渡ししてきて本当に
よかったと思いました。
同時に『道』の持っている「思いの強さ」「本物の持つちから」を改めて感じました。
また、こうした形であっても、ほんの少しですが『道』に関わることができた事を
誇りに思えました。

妥協のない紙面つくり、ご苦労が多いとは存じますが、
何卒お体にお気をつけながらこの素晴らしい『道』をお続けください。

私も真に微力ではありますが『道』との関わりを大切にしていく所存ですのでよろしくお願いいたします。

                                              (東京 40代 男性)

『道』は日本人の真の強さと、その心の復活を願う ――

『道』の思いが確実に届いている。
これほどうれしいことはありません。
そして、皆様の思いに応えられる努力を
たゆまず続けてまいります。               編集部

 [『道』最新号の詳細]
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10 6月

日本熊森協会顧問 宮澤正義先生(82)にお話をうかがいました

 季刊『道』158号、159号で日本熊森協会 森山まり子会長に、日本の森林、生態系の危機について語っていただきました。
 「森=植物+動物」 森が豊かでなければ、いずれ人間も生きてはいかれなくなる ―― 突きつけられたこの事実に、編集部にもたくさんの反響がありました。

 この日本熊森協会の顧問でいらっしゃり、日本固有野生生物の研究者 宮澤正義先生にお話をうかがってきました。



 

 宮澤先生は日本の野生生物、生態系に精通し、ことクマに関しては、その実態を知るべく自宅でツキノワグマをのべ10頭も飼育されるなど、その探究心には圧倒されるばかりです。
 80歳を越えていると思えぬほどの張りのある声と姿勢で、好奇心に満ち溢れ探求を重ねた少年時代のお話から、クマの飼育、農業の経験から見える日本の行く末まで語っていただきました。

 本会見は、7月20日発行の季刊『道』161号に掲載予定です。

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 [季刊『道』 161号] 

 ●[対談]日本熊森協会 森山まり子会長 VS UK実践塾 宇城憲治師範
  [季刊『道』 158号] 前編掲載
  [季刊『道』 159号] 後編掲載

03 6月

宇城憲治師範 ニューヨークセミナー開催

 去る2009年5月16日、17日、アメリカニューヨーク州において、『気の開発メソッド』 『空手と気』の著者・宇城憲治師範による空手実践塾セミナーが開催されました。

 今回のセミナーは、昨年の5月、10月に続いての3回目、参加者は両日とも全米から、空手各流派や合気道の指導者を中心に約30名の参加者がありました。



 今回のセミナーでは、相手を瞬時にゼロ化して投げる、中心をずらして投げる、力をまったく使わずに相手を制する、気配なく相手に蹴りをいれるなど、さまざまな師範による武術実践技が、とくに今回初対面であるフルコン系の受講生(米国における空手指導者)相手に展開されていきました。



フルコン系空手 全米第2位の実力者を相手に

 力の突き蹴りで相手を制する稽古法がいかに衝突の原因をつくっているか、あるいは、敵をつくる原因となっているかなど、従来の稽古法への課題が指摘された面もありましたが、師範が二日間にわたって展開した、「相手を制する」桁違いのレベルの実技に、参加したセミナー生たちは、真に「できる」か「できない」かの意味を知ったようでした。そして「できない」を知った上で、迷わず「できる」ための努力にむかう、すなわち高い山をあおぎみるように、真の武道の修行の方向へ向かうことの大切さを学んでいきました。



真剣を用いた居合演武で、武道の真髄を伝える宇城師範


全員でサンチンの型の稽古

 参加された方々の感想からは、「これまでの自分が覆された」「桁違いのものの見方、存在に圧倒された」「自分の転機になった」「バシッと言ってくれる先生に感無量だ」など、驚きとともに、大きな希望を見出している様子がうかがえます。
(詳細レポートと参加者の直後感想は、
 UK実践塾ホームページに掲載されていますので是非ご覧ください。)

 一般塾の道塾でもそうですが、師範が指導において繰り返し強調されるのは、すべてにおいて「事理一致」すなわち、事(手足の動き、所作)のみでなく、理(心の働き、真理)を一致をめざすことの大切さ、そしてその大切さを知り(智)、それを行動する勇気をもつこと、それが真心という原点につながっていくのだということ。そのためには、常に心を開き、横着をせず、明るくことにあたることです。

 宇城師範の指導がほかに類をみないのは、それらすべてを精神論でなく、さまざまな実践を通して、気を身体に通すなかで、身体で納得できるようにしていることです。レベルの高い次元をまずは自分の目で見る、実際に体験する、そのなかで自分の身体が自ずと方向性をみつけていく、そういった希望へのステップが、宇城師範の指導にあります。

 [UK実践塾ホームページ]

 ■宇城憲治師範に学ぶセミナー [宇城道塾] 受講申し込み受付中

 ■宇城憲治師範 VS 岩井喜代仁氏 特別講演会「人間と生き様」 6月28日開催 チケット発売中

12 5月

岩井・宇城 第2回 特別講演 6月28日京都にて開催

岩井喜代仁氏と宇城憲治師範の特別講演会「人間と生き様」の第2回が、
6月28日(日)に京都教育文化センターにて行なわれます。
 季刊『道』対談の出会いで実現した、迫力の講演会です。

 昨年5月に行なわれた、第1回の講演模様を以下のビデオクリップでご覧いただけます。

  【ビデオクリップ】岩井喜代仁・宇城憲治 特別講演会

  [6月28日(日)開催のチケットお申込みはこちらです]
  
 薬物を使って行き着く先は三つ――刑務所、精神病院、死体置き場。
薬物依存症の恐ろしさを、元やくざ組長で自身も薬物依存の経験のある岩井氏が、その壮絶な生き様とともに、命のメッセージとしてお話しくださいます。
 宇城師範は目に見えない「気」の理論の講演とその実演をしてくださいます。
 特別対談では、まったく異なる世界を生きてきた両先生に共通する厳しさ、信念、迫力、そして社会に対する使命感を、肌で感じ取っていただけたらと思います。

    《 講演会参加者の声 》
    非常にインパクトのある講演会でした。お二人のお話を聞いているうちに、思考の深さを知り、自分自身も深めていきたいと感じました。そしてお二人の姿を見てやはり「正直」「謙虚」「心を自ら開く」という今の傲慢な私には難しい“生き様”を近くで感じさせていただいたことに感謝の気持ちが湧いてきます。
    (東京 25歳 女性)

    色々と悩んだり、考えたりしてもそれが逃げだったり横着なんだと改めて教えていただいた気がします。今日一日を真剣に、まず目の前のことをやるしかない、「逃げない」人間になるべく、自分に取り組んでいきたいと思います。(兵庫 39歳 男性)

    岩井先生の命と人生をかけた言葉の一言一言。宇城先生の実体験から出る言葉の一言一言。色々な情報に左右されている社会の中にいて言葉の重さというのが感じることができました。自分がこれから生きていく中で良い体験となりました。
    (長野 26歳 男性)

第1回 特別講演会が小冊子として、子育て中の親御さん、学校の先生、
あるいは高校生、大学生に広く読まれています。 
[小冊子 特別講演録 人間と生き様]

  

    《高校生の感想》
    「人間と生き様」を読んで、まず岩井さんのところを読み、僕は大変びっくりしました。 「覚醒剤」、僕は一度も見たことはありませんが、それについて今まで学校でも勉強し、怖いものだと知っています。この先、もし覚醒剤を勧められたとき、自分から拒否できる強い自分、決めたことをできる自分を今やっている野球や日常生活できたえていきます。
     次に宇城先生のところを読んで、自分の日常を見直します。この本からも気づきはいっぱいあると思います。だから大事にいっぱい読みます。もっと経験して、自分の芯をしっかりもって、何かあったときは真ん中に戻り、レベルを上げていきたいです。
    (高2 男子)

    この本を読み、失敗してもすぐに前向きに生きていけば、無駄な失敗は絶対に一つもないということを改めて教えてもらいました。失敗を恐れずにやっていき、もし失敗しても無駄な失敗はないのだから、前向きにやっていきます。なんかこういう当たり前のことを当たり前にしていき、もっとレベルを上げていけと、この本、岩井先生、宇城先生に教えてもらっているような気がします。
     嫌な事を逃げずにやっていけ、とも書いてありました。目の前にある現実から逃げる理由ばかり探すのではなく、前向きに立ち向かい、目標に近づけるように一つずつ、こつこつとやっていきます。
    (高1 男子)

 このほかの感想はこちら[小冊子 人間と生き様 感想文]            

21 4月

『気の開発メソッド』宇城憲治師範に学ぶ水泳選手が日本新記録

宇城憲治師範に学ぶ水泳選手が
日本新記録を樹立
気の潜在能力の開発と心の成長

 昨年12月より東京空手実践塾セミナー生として宇城憲治師範のもとで学ぶ古賀淳也さんは、競泳・背泳ぎの選手です。

 空手塾で師範に学び始めて間もなく古賀選手は、2月の短水路選手権 50m背泳ぎで日本新記録を樹立し、今夏ローマで行なわれる世界選手権などの代表選考会を兼ねた4月の第85回日本選手権・男子背泳ぎ100mにおいても、予選で53秒55の日本新を記録しました。

 つづく決勝では、その記録をさらに更新し、世界歴代第3位に匹敵する52秒87で初優勝しています。日本人の52秒台突入は史上初めてのことだと言います。



100mで日本新を樹立 背泳ぎ 古賀淳也選手
 古賀選手は、五輪種目にない50mでは定評があったものの昨年の日本選手権100背では4位で北京五輪代表を逃すなど、「100mは泳げない」と言われてきた。
 片道スプリンターと呼ばれていた古賀選手の突然の躍進に周囲も「なぜあんなに速いのか」と周囲は驚いているという。

 古賀選手は大会直前の4月11日に、空手実践塾において、宇城憲治師範の指導を受けています。大会を振り返り、古賀選手は、

 「稽古では、姿勢を正し、気をとおしてから腕を回すということを実践し、自分のストロークが信じられないほど大きく回っていたことに驚きました。レースではその時の感覚を思い出し、肚を決めるということを肝に命じて挑み、本当に自分で泳いでいるのかと思うくらい自然に体が動き、落ち着いてのぞめました」

と述べています。



宇城塾長に気を通してもらい、筋肉に頼らない方法で稽古する古賀選手


宇城塾長の上に乗り、水の状態によって泳ぎの感覚がどう変わるかのシュミレーションをしているところ。金メダリストの北島康介選手も以前、塾長のこのシュミレーションを体験している。

 宇城師範が指導される空手実践塾や宇城道塾では、水泳の古賀選手のみでなく、柔道選手や競輪選手、野球、サッカーなど、武道の稽古生以外のスポーツ選手も学んでいますが、今回の古賀選手だけでなく、多くのスポーツ選手が短期間で急に上達し、続々と結果を出し始めています。

 こうした事実の裏には、従来の指導方法とまったく異なる宇城師範の画期的な指導法があります。それが、『気の開発メソッド』で紹介している、気による潜在能力の開発です。



8人がかりで抑えつけられた状態から、宇城師範に気を通されひっくり返すことができる。



両脇の人の肩にまっすぐに伸ばし置いた腕に、大人が飛び乗ってもこたえない。


気を通してもらい、手の平を合わせただけの状態で複数の人間を押していく女性。

(いずれも『気の開発メソッド 中級編』より)

 宇城道塾や空手実践塾では、全塾生が全員、「気」によって不可が一瞬にして可になるという体験をします。瞬時に体が重くなったり軽くなったり、女性が男性を投げたり、人間の腕が鉄棒のように瞬時に強くなったりなど、通常ではありえないような体験は、私たちの身体の60兆個の細胞をどんどん活性化していきます。

 この「できなかった」ことが「できる」というエネルギーが自分のなかにあるという体感は、まさにひとりひとりにとって希望であり勇気となります。道塾の塾生たちが、回を追うごとに変化していくのは、こうした希望やエネルギーにうながされてのことは間違いありません。

 古賀選手も
 「今回の大会では、直前にご指導していただき、体が覚えているというのもあって結果がでましたが、どんな時でも結果を出せる身構え、覚悟にはまだほど遠いです。そのためにも、水泳以外の私生活での礼儀や姿勢に気をつけ、広い視野をもって生活したいと思います」

と述べており、宇城先生の指導が、スポーツ選手の指導においても、単に技術指導だけではなく、謙虚に自分を変化させていこうとする人間的な成長の方向へつなげていく指導であることがはっきりと感じとれます。


 最新刊『気の開発メソッド』中級編に寄せられた感想からも、読者が本を読み自らを変化成長させたいと変わっていく様が感じられます。

    不況や凶悪事件のニュースを見て、将来に不安を感じていましたが、この本を読み、日本人として生きていくことに希望を持つことができました。日本人の勇気の根源、誇りである『肚を据える生き方』を実現していきたいと思いました。(東京 会社員 44歳 男性)

    この本に語られている事は、今すぐ理解できなくても、これから何度も何度も読み返し、自分の人生に照らし合わせて、学び続けていかなくてはならない、とても大切な教えだと思います。(会社役員 47歳 男性)

    宇城先生の「今」を捨てきれない人間は今のままです。という言葉が心に残りました。頭で今から変わろうと思っても変わらず、先生に気を送っていただいた瞬間に細胞が活性化し変わることができる。頭は嘘をつくが、細胞は嘘をつかないということがわかりました。「気の開発メソッド」を人生の教科書とし、自分自身を変えていく為、今を捨てます。(埼玉 48歳 男性)

    読むたびにいかに謙虚になれてないか・感謝する事を忘れていたか感じます。そして何があっても立ち向かう、負けないエネルギーが沸いてきます。(神奈川 25歳 男性)
       

    [他の感想を読む] 


新刊『気の開発メソッド』[中級編 覚悟する身体・肚をつくる]

『気の開発メソッド』 第1弾 [初級編 統一体・身体脳の開発]

本書を〈正式テキスト〉とし、宇城憲治師範に学ぶ 「宇城道塾」

10 4月

近藤亨氏(88歳)と 宇城憲治師範との深まる交流

出会いの一瞬でその人の生き様が伝わる 
ネパール・ムスタンで命がけの農業指導をする近藤亨氏(88歳)と 
宇城憲治師範との深まる交流
 

  「宇城先生と私は表現は違いますが同じ道。
  宇城先生は空手や武道の気というもので。

  私は農業の道で、
  最善を尽くし頂点を登ろうとしている。

  みなさん方もそれぞれの自分にふさわしい夢を。

  これからこそが、
  あなた方の本当の人生の始まりと思って
  頑張っていただきたい。」

 去る3月25日、ネパール・ムスタンで70歳から命がけの農業指導をされている近藤亨氏現在88歳(ネパール・ムスタン地域協力会理事)が、東京宇城『道』塾の中級クラスを見学されました。

 

 近藤氏と宇城師範の縁は、次号季刊『道』160号のために対談がきっかけでした。

 その後、宇城師範の実践指導を知った近藤氏が、「ぜひ60代の情熱とその指導をこの目で見てみたい」と、事務局長の原様とご一緒に一時帰国の滞在地の新潟からわざわざ東京町田の会場にお越しくださいました。

 宇城師範の情熱と一人ひとりに変化を与える気の実践指導にいたく感動された近藤氏が、「こんなに希望と元気をもらったことはない」と手放しで喜ばれ、宇城師範と何度も何度も硬い握手をかわす様子が、たいへん感動的でした。


 
 そしてこの日、近藤氏の熱い呼びかけに宇城師範が応えて、近藤氏の住むネパール・ムスタンへ、きたる7月に訪問されることが決定いたしました。

 さらにこの訪問の際には、ネパールとの文化交流事業の一環として、カトマンズで宇城師範による空手の演武が披露されることになりました。

 日本武道の真髄を現地の人に一目見せたいと、近藤氏がご自分で建設されたネパールの学校での開催を企画。
 ネパール国王をはじめ多くの要人も招かれての開催とのこと、まさに政治レベルをはるかに超えた、両国の草の根交流が始まろうとしています。

 近藤氏と宇城師範とのまさに理屈抜きの出会い。やってきたからこそ、その道のりに立ちはだかった苦労や怒り、そして乗り越えたからこその希望、夢が理解できる。
 宇城師範が、道塾で何度も言われていた「近藤先生には、一人で100万人にも相当するパワーがある」という言葉が深く心に響きました。

近藤氏と宇城師範との対談模様は、次号季刊『道』160号(春号 4月20日発売)に掲載いたします。

 内容とご予約はこちら [季刊『道』160号]

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02 4月

岩井喜代仁 VS 宇城憲治 特別講演会 『人間と生き様』

 2008年5月、好評を博した岩井喜代仁先生(茨城ダルク)と宇城憲治先生(UK実践塾)の特別講演会『人間と生き様』の第2回講演が、2009年6月28日(日)に京都教育文化センターで行なわれます。

 2008年の第1回特別講演会は、季刊『道』での両先生の対談をきっかけに行なわれ、限られた誌面では伝えきれない内容と迫力を、時間、空間を共有することで、じかに感じることのできる貴重な機会となりました。 来場者は300名を超え、「両先生の迫力に圧倒された」「元気、希望をもらった」「命をかけた本気の生き様から、ごまかしのないエネルギーを感じた」などのたくさんの感想が寄せられ、まさに「生き様」に学ぶ講演会となりました。

 今回は舞台を京都に移し開催いたします。
 お申し込み、詳細はこちらです。 [第2回 特別講演会「人間と生き様」]

 薬物を使って行き着く先は三つ――刑務所、精神病院、死体置き場。薬物依存症の恐ろしさを、元やくざ組長で自身も薬物依存の経験のある岩井氏が、その壮絶な生き様とともに、命のメッセージとしてお話しくださいます。

 宇城師範は目に見えない「気」の理論の講演とその実演をしてくださいます。

 特別対談では、まったく異なる世界を生きてきた両先生に共通する厳しさ、信念、迫力、そして社会に対する使命感を、肌で感じ取っていただけたらと思います。

 

以下は2008年5月に行なわれた参加者の感想です。

● 宇城先生・岩井先生の迫力が伝わる講演会でした。薬物依存症の子供達と真剣に向き合える岩井先生からは厳しさの中にものすごく温かさを感じました。言葉ではなく実際に行動できるか、できないか。宇城先生と岩井先生の妥協のない生き方に理屈抜きに感動しました。ありがとうございました。
(神奈川 日本郵政公社 20歳 男性)

● 岩井先生の命と人生をかけた言葉の一言一言。宇城先生の実体験から出る言葉の一言一言。色々な情報に左右されている社会の中にいて言葉の重さというのが感じることができました。自分がこれから生きていく中で良い体験となりました。
(長野県 会社員 26歳 男性)

● まったく異なった世界で生きてきたお二人ですが、何かを極めるというところで繋がっているという事が何か一つの事をやりとげるというか深めていく事によって色々な沢山の事が見えてくるのだなと感じました。そして必死に生きる、覚悟をする事の大切さ、難しさをとても感じました。
(千葉県 柔道整復師 33歳 男性)

このほかの感想とレポートも以下でご覧ください。
 [第1回 特別講演会「人間と生き様」2008年 レポート・参加者の感想]