19 9月

“ロケット開発”植松努氏と宇城憲治氏との対談

 次号『道』で宇城憲治氏に対談いただいた方は、北海道赤平市にある社員数約20名の小さな町工場を経営する植松電機の専務取締役植松努氏です。植松氏は、宇宙ロケット、人工衛星をつくる宇宙開発ビジネスも手がけ、さらに世界で3箇所しかないと言われる無重力実験装置のひとつを自社でつくり、世界の研究者の注目を集めています。

 なぜ町工場がロケット開発を――。
そこには植松努氏の、日本の未来を担う子供たちに向けた熱い思いがありました。

 
宇宙開発はお金儲けの対象ではありません。

 それは、この世から「どうせ無理」をなくすための手段なのです。

 小さな町工場がやってみせた宇宙開発。

 その挑戦と実現を子どもたちに見せ続けることで、子どもたちに

 あきらめず夢を実現していく勇気と自信を与えたい。

「人のやったことがないことだからこそ、世の中をひっくりかえすことができる」――

エレクトロニクス業界で常に他社にはない技術開発を長年手がけ、現在は人間の無限の可能性に気づかせる活動を展開する宇城憲治氏の思いも同じです。
誰かにどうにかしてもらおうと思っていたら、もう間に合わないところまできている今の日本。
自ら動き、自らやってみせる両氏に、今後の日本の教育、社会のあり方、進むべき方向について存分に語っていただきました。

植松氏と宇城氏の対談は、次号『道』174号(10月中旬発行)に掲載予定です。

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03 9月

宇城憲治 講演会・実演会 「人間力の根源・気」開催しました

横浜港を望む神奈川県民ホールにて、
宇城憲治 講演会・実演会「人間力の根源・気」
を開催いたしました。
433席が満席、盛会のうちに幕となりました。
ご来場いただきまして、まことにありがとうございました。

宇城憲治師範の「やってみせる」「参加者が体験する」という実演講演に、ご来場の皆様が驚き、感動される様子が感想からも伝わってきます。


○ 気の力に驚きました。次回も参加したいです。(25歳 女性)

○ 型の美しさに目を奪われました。
  日常から自分を正していけたらと思います。(28歳 男性)

○ 生きて人間として在るからには、積極的に行動しよう!と思いました。(51歳 女性)

○ 実際に身をもって示してくださるので感激も新たです。(64歳 男性)

○ 心こそ大切と学びました。そして社会貢献の大切さ、本来人間が持っている
  大切なものを引き出せる力を感じました! (44歳 女性)

○ 気の体験をして、普段気が抜けていることに気づかされました。
  気の通っている子供の凄さを知り、大切な命をあずかっていることに感謝して
  子育てしたいと思います。(36歳 女性)



433席が満席となった


組手 メリケンサック(鉄製の武器)の攻撃に入る


宇城師範に「気」を通してもらっての実演
一瞬にして腕が強くなる


宇城師範に「気」を通してもらっての実演
女性が、男性5人を動かす

後日改めて、詳細レポートを掲載する予定です。

アンケートの「今後、このようなイベント・講演会を希望されますか?」の質問に、たくさんの方から「はい」のご記入をいただきました。
また宇城道塾やイベントなどで皆様とお会いできますよう、頑張って参ります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

★講演会の模様をアップしました。詳細なレポートはこちらをご覧ください。
 ⇒ [開催レポート]

30 8月

福井「原発銀座」で戦う 中嶌哲演さんに取材しました

40年前、科学者の話を聞いて私はいくつか持っていた疑問が一挙に氷解しました。
 「5重の壁で守ってあるから安全」
ということを推進派は言うわけです。

しかし私は、
 「ああ、そういう超危険な放射能を膨大に
  生み出す施設だからこそ、5重の壁が必要なんだ」
と思いました。

だから、火力発電所のように都会の海岸には作れなくて田舎の地方に持ってくるのだ、とね。

5重の壁どころか、都会と山脈でへだてた我々地方が、6重目7重目の壁になっているんだなと思わざるを得ませんでした。

福井県小浜で40年前から原発建設を食い止めてこられたおひとり
若狭の名刹・明通寺のご住職 中嶌哲演さん。

7月に東京・代々木公園で行なわれた「さようなら原発10万人集会」でのスピーチや、
大飯原発再稼動に際しては抗議の断食を行なわれるなど、原発の建設、稼動に対して
徹底した反対運動を40年にわたってやってこられました。

福島原発事故が起きた今、単純な「賛成・反対」の二元論ではなく、子供たちをはじめ
すべての命あるもの ―― それは未来のいのちをも ―― 守るという一点に向かうべきと語られます。

ほかにも、原発建設にどのように地元住民が取り込まれてしまうか、原発の電力の恩恵を
受けてきた都市部の人々の意識の問題など、お話は尽きることがありませんでした。

中嶌氏のインタビューは、次号『道』174号(10月発行)に掲載予定です。

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28 8月

沖縄戦の語り部 山里和枝さんに取材しました

「どうしても笑顔になれないんです。
 笑顔になろうと思うと、
 目の前で即死した4人の方のことが
 浮かぶのです。」

太平洋戦争末期、アメリカ軍上陸にともない、
熾烈な戦闘が繰り広げられた沖縄。
「沖縄戦」を19歳で経験した山里和枝さんは、戦争の悲惨さを若者に伝える語り部として、ご高齢の今も「轟(とどろき)の壕」に足を運びます。

「絶対に捕虜にはなるな」
という風潮のなか、
「絶対に生きるんだぞ。最後は白旗を揚げて、絶対に友軍と行動をともにするな」
という島田叡(あきら)知事の言葉を胸に、誰もが死んでおかしくない状況のなか「生かされた」という思いや、話を聞く学生たちに「今度戦があった場合、絶対に軍に協力するな、逃げなさい!」と必ず伝えるという山里さんの思いを、語っていただきました。

山里さんのインタビューは、次号『道』174号(10月発行)に掲載予定です。

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28 6月

宇城憲治著「気でよみがえる人間力」に感想が寄せられました

6月6日発売の宇城憲治著『「気」でよみがえる人間力』に続々と感想が寄せられています。

生きていくエネルギーと今を生きる答えを得る術が今まで以上にわかりやすく書かれ、「何度も読み返したい」「人生の教科書です」「大切にします」・・・など、生きる力となっているようでうれしく思います。

今回の本は、私の欲しかった答えがすべて書いてあるようで涙が止まりませんでした。何度も読んで心に染み込ませたいと思います。
(大阪 中学校教諭 50代 女性)

「自分は生かされている」という感謝と謙虚の心を忘れて日常を生きていることを、改めて痛感させられました。「心あり」の状態になるために、生かされているという事実を可能な限り意識できるようになりたいと思いました。そして横着から脱却して、謙虚になるための努力が足りないと反省しています。迷った時にはこの本を読み返して、少しでも前に進んでいきたいです。
(東京 介護支援 40代 女性)

何回も読み返していますが、読む度に自分自身に深さを増していくような気がします。宇城先生が仕事、空手、日常と今までにやってこられた集大成がこの一冊に込められていると感じました。
先生の一語一句から2つ、3つのメッセージ、警告、願い、思いがビリビリ伝わってきます。まさに今自分が生きる答えがこの本に集約されています。この本は私の人生の教科書です。
(千葉 会社員 20代 男性)

何度も読み返して心で受け止めたいと思いました。
本文のなかに、『高識字率が先にあるのではなく、人間としての高い学びのレベルがあったからこそ、「高い識字率」にもつながった・・・』とあります。
高い学びのレベルが心ありの状態で、そのことを抜きにして学んだものは知識にしかならないと感じました。自分が変われば読み取れる内容の深さはもっと深くなると感じます。
生きるヒント、幸せになる心の作り方がたくさん本の中にありますが、自分が深さを知っていけばより真理に近づいていけると思います。本で自分が変わり、自分が成長すれば読み取る深さが増してくるような、共に生きたいと感じる本です。
愛情、真心、優しさ、厳しさ、慈しみ、思いやり、全ての気持ちがあふれているような本です。大切にします。
(神奈川 会社員 40代 男性)

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22 6月

フォト・ジャーナリスト 長倉洋海さんに取材しました

「今の日本は震災では変わらなかったけど、
 子供たちが大人になる時はきっと変わる、
 変える力をもっていると僕は思っているんです。
 希望があるとしたらそこです。」

フリーのフォト・ジャーナリストとして、主に世界の紛争地を取材してきた長倉洋海さん。
カメラを向ける相手と共に生き、心を通わせることで、
伝えられるものがある――
長倉さんの視点は、3・11後の東北の子供たちにも向けられました。
現在、紛争地から被災地へというテーマで、全国で講演活動や写真展を展開され、また被災地の子供たちの生きる力を捉えた写真集『だけど、くじけない』(NHK出版)を出版された長倉氏に、子供たちの笑顔の奥にあるメッセージを語っていただきました。

インタビューは7月発売の季刊『道』173号に掲載します。

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【関連記事】
 ⇒ 長崎原爆被災者協議会 会長 谷口稜曄氏を取材しました

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31 5月

福岡ソフトバンクホークス 小久保裕紀選手と宇城憲治氏が対談

去る3月19日、宇城憲治UK実践塾代表と福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀選手の対談が行なわれました。

昨年の日本シリーズで優勝したソフトバンクの4番打者、キャプテンをつとめ、さらに40歳でMVPを手にした小久保選手は2004年より宇城氏の指導を時折受け、また交流を続けてきました。

対談では、小久保選手の今にいたる野球人生はもとより、プロとしてのあり方、野球を通した「道」のあり方、指導者、リーダーのあり方や深さを知る大切さなど、日常につながる多くの示唆に富むお話が語られました。

さらに、対談中、武術の身体の本質である統一体のあり方で小久保選手への指導が行なわれました。
その学ぶ姿勢や意欲はたいへん素晴らしく、小久保選手の活躍の原動力を見るようで、たいへん印象に残るものでありました。

7月中旬の次号173号(夏号)で掲載予定です!

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【宇城道塾事務局ブログ】
 ⇒ 「2000本安打に王手!ホークス小久保選手 宇城塾長のコメント掲載」
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31 5月

長崎原爆被災者協議会 会長 谷口稜曄氏を取材しました

2012年5月29日、長崎平和公園のすぐ脇にある長崎原爆被災者協議会事務所に、長崎被災協会長 谷口稜曄(すみてる)さんをたずねました。

うつ伏せで横たわり、真っ赤に焼けた背中をさらす少年の写真が谷口さんです。
原爆についての資料などで、誰もが一度は見たことのある写真ではないでしょうか。

郵便局員として配達中に被爆された谷口さんは当時16歳。
背面すべてを焼かれ、過酷な治療に「殺してくれ」と願う日々。
社会にもどった後も、原爆被災者に対する国の心ないあり方や
アメリカと日本の間に見え隠れする“約束”への怒り。

「核と人間は共存できません。核で人間を守ることはできないのです。」

放射線で焼かれた火傷は、現在も谷口さんの身体を蝕み、67年経った今も皮膚移植による治療が必要です。
当日は皮膚が悪くなった箇所の手術の予定をずらして取材に応じてくださいました。
谷口さんの心を、次号『道』173号で伝えます。

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【季刊『道』最新号より】
「広島の証人」 坪井 直
 日本原水爆被害者団体協議会代表委員・ 広島県原爆被害者団体協議会理事長
 瀕死の状態から生き抜いてきた67年。命が一番!の願いがかなうまで世界平和を訴え続ける
 ⇒ [季刊『道』最新号(172号)詳細]  [季刊『道』172号 読者の声]

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07 3月

『道』を手に、それぞれの道を歩みだす若者たち

編集部に、うれしい写真が届きました。

『道』を手に、晴れ晴れとした笑顔の子供たち。

『道』購読者である高校の先生が、今年卒業する教え子たちに、『道』を卒業プレゼントとして贈ってくださいました。

輝く笑顔がまぶしいです!

17 2月

天体写真家・高校教諭 佐々木隆氏 と 宇城憲治氏が対談

 2012年2月初旬、大阪・汎愛高校教諭で、天体写真の専門家でもある佐々木隆氏とUK実践塾宇城憲治氏との対談が行なわれました。

 佐々木氏は、高校教諭として、またソフトテニス部の監督として子どもたちと日々接するかたわら、年間100日以上を天体・銀河の写真撮影にかけ情熱をそそがれています。



佐々木氏撮影の知床の流氷      
「月も、太陽と一緒で沈む時に赤くなるんです。」

 52歳の時、オーストラリアで眩しいほどの天の川と出合い、「生かされている自分」に気づかされ、喜びに包まれたと言います。宇宙と命をテーマにした佐々木氏の写真は、言葉を介さずとも私たちに「生かされている命」の尊さをまっすぐに伝えています。

「大事なことは命に対する謙虚さなんですよね。
 それをもたないと人間は本当の喜びを味わえないんじゃないかと思います。
 
 心を開いて人と共に生きるということがものすごく喜びのエネルギーと
 なるのではないかなと気づいたんです」
 (佐々木氏)

対談では、今の世の中のさまざまな問題の原因は知識偏重にあり、それを増長させている、受験に重きを置く教育システムや勝敗にこだわるスポーツ、目先に走るメディアのあり方すべては、この「生かされている」ことを忘れた人間の横着にあること、まずは教師、親、大人がこのことに気づき、謙虚さをとりもどすことがいかに大切かが語られました。

「100万分の1秒という時間を持つ60兆個の細胞が、
 この星を見て何も感じないということは細胞が死んでいるも同然なんです。
 もちろん実際は死んでいない、つまんだら痛い。
 では、なぜ感動できないのか、何が邪魔をしているのか。
 そのことに気づき、気づかせることが今もっとも急がれることなのです。」
 (宇城氏)

 未来ある子どもが現状の知識偏重の世界のなかでこのまま育っていくのか、あるいは今、親が、教師がその愚かさに気づいて、自分たちこそ変わり行動していくのか――。

 その「今」に気づき、「今」を変える行動ができるのか。
 対談は、その待ったなしの選択を大人たち一人ひとりに問うものであり、同時に自分が勇気をもって踏みだせば、そこに必ずエネルギーが生まれる、その希望があるのだということも教えてくれるものでした。

 この対談が現状打破にとりくむ多くの教師、親、大人の行動の勇気につながることは間違いありません。
対談は4月発売の『道』172号に掲載いたします。