『輝きを取り戻す“発達障がい”と呼ばれる子どもたち』
に続く、第2弾!

2024年秋発売

前島由美著『輝きを取り戻す思春期の子どもたち』

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〈ゆめの森こども園 実例集2〉

輝きを取り戻す
思春期の子どもたち

― 大人が変われば子どもは変わる ―

 

前島由美 著

学校や家庭で苦しむ思春期の子どもたち。
その原因を子どもの中に探す大人たち。
 
しかし、その苦しみの原因は
大人の心の持ち方や社会のあり方にあった――


発達障がい、生活リズムの乱れ、不登校、非行……思春期に現われる子どもたちの心と身体の変化に、どのように向き合えばいいのか?

本書に掲載する【実例】は、今苦しい思いをしている親子が救われるヒントにあふれています。

すべての子どもたちが本来の輝きを放ち活躍できる社会を目指す、ゆめの森子ども園代表 前島由美が、子どもたちと関わることで見えてきた問題解決への道筋を1冊にまとめました。
支援施設や学校、幼稚園・保育園の大人が現状を知り受け止め変わることで、子どもたちの夢と未来を守ることができる。
思春期の子どもとの向き合いに悩んでいるご家族にも、大きなヒントとなることでしょう。

 

A5判ソフトカバー 224ページ
定価(本体 2,100円+税)

 

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<著者メッセージ>


今、学校や家庭で苦しむ子どもたちがとても増えています。そんな子どもたちを見て私たち大人は、その原因が子どもたちの中にあると捉え、一生懸命に議論しがちです。

しかし、深く見ていくと、実はそれは子どもの問題ではなく、私たち大人や社会のあり方に深くつながっていることが分かってきました。身近な大人の心の持ち方や態度、言葉が、気づかないうちに子どもたちの心に影響を与えていたのです――

前島 由美 


<もくじ>


■序 章 安心と自然を子どもたちへ
他者にも自分にも厳しいジャッジをする思春期の子どもたち
無条件の愛を受けた経験が少ない大人たち
「内観の力」が弱まってしまった社会
「自然」から離れると人の心は壊れていく

■第1章 現代の思春期の子どもたち
親子支援から見えてきたこと
過敏性に苦しむ思春期の子どもたち

■第2章 子どもは大人の写し鏡
本当のことが見えている子どもたち
子どもたちの背景に見える大人の姿

■第3章 大人が変われば子どもは変わる
愛に満たされた社会になるために大切なこと
大人が変わる日常の心掛け

■第4章 ゆめの森こども園での取り組みの実例
実例1 お母さんとの連携で断薬に成功、自制心を導き出す
実例2 幼少期の愛の欠乏感が生み出した「許せない心」を対話の中で解いていく
実例3 反発の強い思春期を信じて手放し、再び戻った後もしっかり受け止め、成長の道を切り拓く
実例4 愛の欠乏感と衝動性が生む、ストッパーの効かない攻撃性を丸ごと包み込む愛で癒す
実例5 安心して過ごせる居場所で静かに自分軸を育てる
実例6 「何があっても親子の人生を守り切る」という決意と覚悟の行動で、幸福の扉を開く
実例7 不登校の子どもの希望で移住を決めた母子の支援で、見違えるほどの成長と可能性を引き出す

【思春期を迎えた子どものお母さんたちの手記】
【人としての成長を振り返るスタッフたち】

■第5章 「発達障がい」とその現状への理解を深める
激増する発達障がい児
発達クリニックでの主な診断
・ADHD(注意欠陥多動性障害)
・自閉症
・アスペルガー症候群(高機能自閉症)
・学習障害
・ディスレクシア

発達障がい = 感覚の過敏(五感)
・視覚過敏
・聴覚過敏
・触覚過敏
・味覚過敏/嗅覚過敏

発達障がい = 脳内アレルギー(リーキーガット)
脳の栄養障害(ミネラル不足)
現代食の落とし穴
クスリも化学物質――副作用を知る

■第6章 ゆめの森こども園の実践 ― よく寄せられる質問への回答 ―
質問1 ゆめの森こども園の思春期の子どもたちで、非行問題を起こす子はいますか? いる場合、対応の仕方を教えてください。
質問2 「信じ切る」とよく言われますが、具体的にはどのようなことですか?
質問3 非行に走る子どもの親子支援について、具体的な事例があれば教えてください。
質問4 子どもたちに一番つけてあげたい力は何ですか?
質問5 子どもたちに「生きる力」をつけていく時に具体的な場面でされていることについて教えてください。
質問6 子どもを叱る時のアドバイスをお願いします。
質問7 叱る時のコツのようなものがありますか?
質問8 ゆめの森こども園で思春期を過ごす良さはどんなところですか?
質問9 向精神薬に対する考え方をお聞かせください。
質問10 「発達障がい」と診断される子どもの本質をどう捉えていますか?
質問11 親への支援で一番大切なことは何ですか?
質問12 いろいろな考え方の保護者もおられると思いますが、対立することはありませんか?
質問13 全国を飛び回って活動しておられますが、体調を壊したりしませんか? また「還暦」を迎えられるように見えませんが、その秘訣は何ですか?
質問14 活動で留守にすることも多いと思いますが、現場はどのようにされているのですか?
質問15 ジャッジや批判をしたくなる時はありませんか? あるとしたら、どんな相手やどんな時ですか?
質問16 お絵描きムービーに感動しましたが、ご自身の感覚過敏をどのように克服されましたか?
質問17 前島さんの目指す理想の世界とは、どんな世界ですか?
質問18 自らを「宇宙人」と称されている具体的な側面をお聞かせください。
質問19 10年後は、どんな生活をしていたいですか?
質問20 子どもたちに、一つだけ与えてあげられる力があるとしたら、どんな力ですか?

■第7章 「つながる」で見えてきた新しい時代の社会(村)づくり
持続可能な世界は「微生物たちのバランス」により可能になる
・出雲ユニバーサルビレッジ(仮称)での実践
・実践から解決が期待できる国の社会問題
・持続可能な世界の実現のために

■第8章 偉大なお力で、これまでの活動をご支援くださった方々
比嘉照夫先生(琉球大学名誉教授・EM開発者)―― すべては神計らい
汐見稔幸先生(東京大学名誉教授・日本保育学会会長)―― 日本改造運動の“接着剤”
〈ポートランドでの食と教育、自然環境を考えるイベントレポート〉
池川 明先生(医学博士・「胎内記憶」第一人者)―― 前島イズムでお互いを支え合う社会に
国光美佳先生(『食べなきゃ、危険』著者)―― 人との出会いで人生が変わる

■最終章 すべての生命が輝く社会へ
愛と調和の「縄文時代」を復活
ゆめの森こども園から新しい時代をつくる

著者プロフィール

前島由美

前島 由美 (まえじま ゆみ )

ゆめの森こども園 代表
株式会社ギフテッド 代表取締役
一般社団法人グランドマザー 代表理事

保育士を25年間務めたのち、療育支援事業所に勤務。発達障がい児の急増と苦しみの実態を知り、その原因のひとつに現代食による栄養の偏りや農薬などの化学物質が影響を与えていることを学び、食生活の見直しを柱にした療育の実践を目指し、2013年に夢の森いずも株式会社を設立。翌年4月「キッズコミュニケーションサポートゆめの森こども園」を開園。2016年、化学物質を一切使わない「古民家 ゆめの森こども園」を開園。幼児から高校生まで、大家族のようなアットホームな環境の中で、食生活を見直し、自然体験を大切に子供の体質の改善に取り組んでいる。