『道』207号 連載 佐々木隆「私たちは銀河のなかに生きている」
「強制隔離 別れの桟橋」
銀河浴写真家・佐々木隆さんの写真と詩文でつづる連載記事です。
佐々木さんは元公立高校教諭でおられますが、教師としてのお仕事をされている頃から、休みとなれば、あちらこちらを訪ね歩き、しかも被写体は「銀河」ですから、雲の切れ間を待ち、夜通しの撮影で銀河と地球を一体化させた写真を撮られています。
写真を見て、毎号その情熱に感動しています。
今回は、ハンセン病(らい病)患者が、当時の法律で隔離された、国内最初の療養所がある岡山県の長島で撮った写真。
家族や社会との別れの場となった桟橋と銀河の写真は、それだけで涙がこぼれます。
◎ ささき たかし
銀河浴写真家。銀河と地球を一体化させた写真で新聞掲載多数、数々の賞を受賞。元公立高校教諭。