『道』207号 連載 岩井喜代仁「今日一日を生きる」
「家族会の立ち上げ 茨城ダルク家族会」
薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。
入寮者が回復へのレールに乗れるかどうかには、実は「家族のあり方」が大きく影響していると言います。
ダルクをサポートする「家族会」は、入寮者家族が薬物依存症について学び実践する場であるとともに、当事者同士で悩みを共有し、支え合う場でもあります。
ダルクと出合って以来、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、一人でも多くの仲間の回復を求めて各地にダルクを開設、家族会をけん引してきた岩井喜代仁氏に、家族会の取り組みについて聞きました。
家族会代表の手記も紹介しています。
◎ いわい きよひろ
薬物依存回復施設 茨城ダルク「今日一日ハウス」代表 女性シェルター代表
自身が薬物依存症となり、苦しみ抜いた末にダルクと出合う。以来、救う側へと生まれ変わり、薬物依存に苦しむ子供たちを預かり、共に生きて回復を目指す。