『道』206号 連載 野村哲也「地球を歩く」
「愛の島(パラオ共和国)」
写真家 野村哲也さんの今回のテーマはパラオ共和国。
南の海のエメラルドグリーンと島の森の濃い緑が印象的な写真に、かわいらしいクラゲが空を舞っているかのような写真も添えられて、最初のページでは楽園がイメージされます。
しかし「愛の島」のゆえんはその楽園のイメージの部分ではなく、次のページで語られる第二次世界大戦のペリリュー島での出来事にありました。野村さんは、実際の戦跡を訪ね、自分の眼で確かめたかったのだそうです。
大激戦区であったペリリュー島では、島民の死亡者ゼロという奇跡の戦場。
その物語を、戦跡を訪ねながら、紹介してくれました。
そしてもう一つ、野村さんが島で感じた「温かい存在」について。
ぜひ本誌でお読みください。