『道』206号インタビュー 井本陽久 栄光学園数学教員 「いもいも」塾主宰
<ありのままを受け止めて 大好きなキミを輝かせたい>
イモニイこと井本陽久さんは、現在に至るまで栄光学園数学教師として活躍し、母親や障害をもった兄の影響による「世の中の価値観がすべてではない」という考えのもと、
どんな子も、その子のありのままを受け止めて、決して否定しなければ、子どもは絶対に輝くという信念を貫いていらっしゃいます。
答えを求めず、自分で考え、試行錯誤することを促す。
教科書を使わず、宿題もない。
そんな型破りな授業は、子どもたちだけでなく、多くの教師の注目を集め、栄光学園には見学者があとを絶たないと言います。
少年のようなキラキラした目のイモニイからは、とにかく「子どもが好き、どんな子だって好き!」というあふれんばかりの思いが伝わってきました。
教育とは、まさに「先生」である以前に一人の人間としての信頼と絆があってこそ。
文字通り、関わった子どもたちを輝かせているイモニイの原動力に迫りました。