『道』199号 インタビュー「みんなで愉快に生きる! ここかまどの取り組み」
「ここかまど」という東京八王子にある福祉事務所を取材させていただきました。「ここかまど」の名前の由来は、楽しいことをドンドン「こころみ」るということと、「カマド」でわかしたお茶をみんなで楽しむからきていると言います。
「ここかまど」では、ここに通う「しょうがい」のある方々を「利用者」とは呼ばずに「従業員」とか「メンバー」と呼び、ともに汗を流して無農薬野菜作りに専念しています。栽培した野菜は給食の食材だけでなく、近隣のレストランにも販売されるなど、健康な野菜の力で新しい自立事業に挑戦しています。
こうした事業に力をそそぐ吉田祐司理事長と樋口秀樹施設長のお二人に、「ここかまど」がスタートしたきっかけや、子どもたちの変化、保護者への働きかけ、そしてこれからの取り組みについてお話しいただきました。そのお話は、大人が気づいて変わることの大切さを教えてくださるものでした。