14 11月

木暮浩明先生 「武で培った人間力」― 198号

最新号『道』198号が発売になりました。

今回のテーマは「生き方が人を育む」です。 [詳細はこちら]

 

今回の「宇城憲治巻頭対談」は、本誌に長く「うつくし、日本」を連載いただいていた合気道家にして伊藤忠商事理事の木暮浩明先生にご登場いただきました。

連載のテーマではいつも、日本の伝統、文化のうつくしさや、日本人としてのあり方、武士道精神を説いてくださいましたが、そのぶれない姿勢・視点がどのように育まれたものかが、宇城先生との対話で明らかになっていきました。

 

198号 木暮浩明

 

木暮先生につながる家系図を掲載させていただきましたが、周りは全員海軍。お父様も海軍軍人で、その教育はスパルタそのもの。通われた学校の教育も今なら問題とされてしまうような厳しさですが、木暮先生は「いい躾だった」と振り返っておられるのが印象的です。

 

厳しさの根底にある愛情ややさしさ。それがきちんとあれば、その厳しさにも感謝が生まれることを、この対談は教えてくれます。

 

また、商社マンとして世界で活躍された木暮先生のお話も興味深いです。
白羽の矢が立ちダボス会議に出席されたときの機転の利いた対応。
語られた体験談のそこここにあふれるユーモア感覚、フェアな視点は、今、日本に一番足りていないものではないでしょうか。

 

198号 木暮浩明

 

両先生ともにお好きだという、山岡鉄舟談義も必見です。

 

木暮先生と宇城先生のやりとりは本当にスカっとして明るいです。
この胸が開かれるような感覚を、ぜひ感じていただけたらと思います。