20 9月

『道』のつながりを感じた日

去る2018年9月13日、次号『道』の取材で北海道釧路郡鶴居村にいらっしゃるネイチャーガイドの安藤誠さんに取材してきました。

 

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ウィルダネス・ロッジ ヒッコリー・ウィンド

 

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安藤誠さんと奥様 忍さん、愛犬キャンディー

 

安藤さんは、鶴居村でウィルダネス・ロッジ ヒッコリー・ウィンドを営み、ライセンスを持ったプロのネイチャーガイドとして活躍しています。
今に至る道、そして大自然と人との関わりについてなど、たっぷりと伺ってきましたので、それは次号『道』198号でのお楽しみ!

ここでお伝えしたいのは、『道』がくれる「つながり」についてです。

 

ヒッコリー・ウィンドには、京都から安藤さんのガイドを受けに来た一組のご夫婦が前日からお泊りでした。

夕食時、屋外のウッドデッキで安藤さんが焼いてくださるバーベキューをいただきながら、お互いに自己紹介、ご夫婦がその日体験したことなどをお話しいただきました。

私たちも、安藤さんのインタビューに来たことや、『道』についてお話しさせていただきました。

食事が終わり、「こういう本なんです」と最新号を1冊お渡しすると、奥様の目が「…?」。

「どこかで見たことがある…」

この時は、はっきりとは思い出されなかったのですが、後日、メールをいただきました。

 

「『道』に出会ったのは、京都駅近くの野城クリニックという歯医者さんだったことが判明。そして、アグネス・チャンさんの表紙であったことが思い出されました。

喫緊の課題である原発、種子法、ネオニコチノイドなどによるミツバチ絶滅の危機、かっこちゃんや金澤翔子さんの顔写真や記事の載ってる冊子に、『こんな本があるのか』と驚きながらも待合室で読み込む時間はなく、また手に取ってみたいと思っていた本でした。

釧路空港から関空の飛行機での帰途にゆっくり頂いた『道』197号を読ませて頂きました。

『ありのままの私たち』の記事の なおくんとかっこちゃんがとても素敵で泣きそうになりました。私は自分のアトピーの身体に対処するのが精一杯で、あまり世の中のお役に立てないなぁと思っていましたが、なおくんの言葉に励まされました。私も『天からもらった仕事は、“私”という仕事をしています』と思って、いま出来ることをしてゆこうと思いました。」

 

奥様は、「この偶然と奇跡に感謝しています」とおっしゃって、定期購読と息子さんへのギフト購読を申し込んでくださいました。

『道』は幸せな本で「『道』を広める運動」という取り組みが読者によって立ち上げられています。購読にさらにプラスして購入し、周りの方々に『道』をプレゼントし紹介くださるという活動を、たくさんの読者がしてくださっています。(『道』を広める運動

野城クリニックさんに置かれていた『道』も、おそらくその中の1冊であったのだと思います。

 

『道』が皆さんの手を渡って旅をし、誰かに出会う。

その「誰か」にこうして出会うことができるなんて、思ってもみませんでした。

 

安藤さんが撮られた素敵な写真が絵葉書になる、年ごとのブックレットがあります。

その1ページ目にかならず書かれている言葉を、まさに実感したのでした。

 

「魂的な出会いに理屈はいらない。
 自然も、人も、出会うべくして出会う。

 オーディナリーミラクル(日常にある奇跡)を感じていれば、
 それらは引き寄せ合ってくるものだから。」

(写真・文 安藤誠『Ordinary Miracle Ⅰ~Ⅷ』より)

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