アグネスさんの「子育て実践技」― 197号
最新号『道』197号が発売になりました。
今回のテーマは「次世代へ命をつなぐ」です。 [詳細はこちら]
特別インタビューで登場いただいた歌手のアグネス・チャンさんには、
子育てのことや教育についてのことをお話しいただきました。
ご存知のようにアグネスさんは、3人の息子さんを、歌手としてのお仕事はもちろんのこと、自ら大学で学びながら、さらには世界各地で危機にさらされている子どもたちの現状を日本ユニセフ協会大使として世界へ訴えるお仕事などもされながら、育てあげられました。
その子育ては、徹底的に子どもの身になってその気持ちに寄り添い、大人都合を無理強いしない。
自らのさらなる成長のためには、スタンフォード大学院に進んで教育学を学び、仕事は仕事で徹底的にこなす。
女性として、母として、仕事人としての生き方は、とてもエネルギッシュで魅力的です。
何しろ3人の息子さんを育てたので、子育ての「実践技」はたくさん身に付けたそうで、
「なるほど、そうやって対応したら子どもだって納得するよね」
というような“技”がたくさんあり、感心いたしました。
そんなアグネスさんが危惧するのが、現在の日本の閉塞感、停滞感です。
アグネスさんは、日本人のいいところは、自分の好きなことを一生懸命手抜きなしでやるところだそうです。そうした、「自分の最高を目指してやる姿勢」「魂」こそが日本をつくってきたのだと。
そういうものが今失われつつある日本を大変危惧されていました。
今の日本の教育は、あらかじめ敷いたレールに子どもたちを乗せる教育になっています。国際基準からしたら、英語教育しかり、相当な遅れをとっているのが今の日本。
世界で羽ばたける人材の育成に、今何が必要なのか。
従来型の教育法の課題点など、今回徹底してアグネスさんの魅力を引き出してくださった宇城憲治氏と語り合っていただきました。まさに、次世代へ人材をつなぐ、命をつなぐための対話がくりひろげられました。
子育て中の方々には必見のインタビューです!