剣道、弓道、なぎなたを代表する武道家16名へのインタビュー集
電子書籍『人間をつくる 武の道、武の心』には、合気道開祖・植芝盛平翁を語る方々も少なくありません。
たとえば、剣道範士の中村鶴治先生のお父様である中村彦太氏は、合気道開祖植芝盛平先生と兄弟のように親しかったといいます。
満州建国と同時に現地に道場をつくって剣道を教えた彦太氏は、同じく満州に指導に来ていた盛平翁と意気投合し、以来、ともに明治16年生まれの同い年ということもあり、たいへん親しいつきあいが始まったとのことでした。
そのお父様に連れられて、盛平翁が住む岩間へ行ったお話なども語ってくださっています。
また、同じく剣道範士の石原忠美先生は、お若い頃に、合気道開祖である植芝盛平先生の見事な合気を見て感銘を受けたお話をされています。
力自慢の4、5人が盛平翁にかかっていってもまたたくまに投げられたことが頭に残っていて、その後の石原先生の剣道においても、「相手の力を利用する」といったところなど、盛平翁の技を見て影響を受けた話をされています。
もう一人の剣道範士 児嶋 克先生は、一時、植芝盛平先生の養子婿となった中倉先生のお話を紹介されています。
当時、有信館(中山博道主宰)の三羽烏と呼ばれた、羽賀準一、中倉清、中島五郎蔵の三人が植芝先生に飛びかかっていっても、とたんに投げられたが、なぜ投げられたか分からなかったと。
そのお話から、最後は剣道も竹刀が動くのは脱力と指なんだと気づかれた話。
「剣を緊張して握るから駄目なんです。握るのではなく落ちない程度に支える、すると瞬発力が出る。それが手の内です」と語っておられます。
『人間をつくる 武の道、武の心』は
電子書籍です。
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以下が詳細内容です。
https://www.dou-shuppan.com/ebook/bunomichi/