『道』204号 インタビュー 影山智洋 「写真が照らす家族の絆 父・影山光洋が刻んだ昭和の記録」
『道』204号 インタビュー 影山智洋 『写真が照らす家族の絆 父・影山光洋が刻んだ昭和の記録』
「戦後というと食糧事情ももちろん大変だったのですが、
その中には人間の生活があって、笑いもあった。
苦しい中にも日本人というのはちゃんと生活していたんだということを、
『昭和』という形で記録しておこうと、
父は家族をテーマに写真を撮ったのだと思うのです。」
これは、昭和の時代に報道写真家としてスクープをものにするなど活躍した、影山光洋氏を父にもつ影山智洋氏の言葉です。
記事では、お父様の光洋氏が撮った写真をふんだんに掲載しています。
光洋氏が、戦前、戦中、戦後に撮られてきた写真は、当時の社会情勢の記録だけでなく、人間の営みそのものに目が向けられていて、まさに、昭和という時代の空気を感じさせるものでした。
また、光洋氏が家族をテーマにしたアルバム『芋っ子ヨッチャンの一生』は、わずか5歳2ヵ月で亡くなった三男を記録したもの。
写真からは、あふれんばかりの家族愛と、貧しくも豊かだった昭和という時代が浮かび上がってきます。
同じく写真家で、光洋氏の次男である智洋氏に、お父様への思いとその足跡を語っていただきました。