商品詳細 季刊『道』176号 (2013春号) 著者 どう出版 定価 1,200円(税込) ISBN 978-4904464458 判型/分 A4 76ページ 発売日 2013年4月20日 [立ち読みする] テーマ 人は愛情と信頼の中で生かされる 吉田松陰が獄中でつかんだ教育の極意 幕末の人間力を語る 作家・画家 よしだみどり VS 武道家・UK実践塾代表 宇城憲治 作家であり画家のよしだみどりさんは、イギリスの文豪スティーヴンスンが、吉田松陰について「生きる力を与えてくれた日本の英雄」として最初の伝記を書いたことに驚き感動し、その経緯を著書『知られざる「吉田松陰伝」』に著します。幼くして山鹿流兵学師範を継ぎ、心身両面において今では想像もつかぬ厳しい教育を受けた吉田松陰。この明治維新の原動力となった松陰や多くの志士たちを生んだ土壌はどこからくるのか。当時と今との人間力の違いとは。『気でよみがえる人間力』の著者でもある宇城憲治氏と、幕末に見る日本人のエネルギーについて、縦横に語っていただいた。 志をたて、やり抜く 元時計職人/木彫「夢多工房」主宰 秋吉 忠 部品造りの日本一の職人になる! なにがなんでも本物を作る! お話を伺った五十鈴旅館の一角に設けられた展示室には、木彫りのりんご、かぼちゃ、キャベツ、小指ほどの鉋や包丁、見事に再現された古民家のミニチュアなど、秋吉さんの作品が溢れんばかりに飾られていた。見る人を圧倒する精巧な木彫細工の根底にあるものは、58年間の時計職人としての人生だった。自分で一旦決めたらやり遂げる――職人人生で培われた気概あふれるお話を伺った。 師につくし 自己を磨き 人を育てる 武術で得た人間哲学 神道夢想流杖心会 主宰 全剣連杖道 範士八段 松井健二 「人情、血の熱さというものが伝わらなくなっている。 失敗のない人間は、ひょろっと育って、何かあったら倒れて終わりです。」 戦中の疎開、戦後復興、そして高度経済成長を第一線の企業人として走り抜ける一方で、神道夢想流杖術に出合い、師につくす修行のなかでその感性を磨いてきた松井健二氏。その目には、今の日本人があまりに人間らしく生きていないと映る。人への想い、見えないものを感じる力、自然への畏敬の念――。自らの師への想いを軸に、若者たちへのメッセージをいただいた。 つながりのなかでこそ、人は生きられる 蓬莱キリスト教会若枝幼児園 若枝学園園長・牧師 佐藤経夫佐藤律子 震災から2年が過ぎ、復興も遅々として進まない現在、被災地に必要な支援は物資から心へと移行し、その度合はますます増している。本誌が行動を共にするあすなろ支援の会が交流を深めてきた二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅の自治会長 鎌田優氏が、これまで多くの支援を受けてきたなかで「とくに心に残った」という若枝幼児園・学園の子供たちについて教えてくれた。福島蓬莱キリスト教会の佐藤牧師夫妻が運営する学園は、聖書の教えを土台として子供本来の力を伸ばすことに力を注ぐ。佐藤牧師夫妻が話してくれたのは、子供たちが身をもって示す「心のつながり」の大切さだった。 【巻頭対談】 作家・画家 よしだみどり VS 武道家・UK実践塾 代表 宇城 憲治 「吉田松陰が獄中でつかんだ教育の極意 幕末の人間力を語る」 【ロングインタビュー】 元時計職人/木彫「夢多工房」主宰 秋吉 忠 「志をたて、やり抜く」 神道夢想流杖心会 主宰 全剣連杖道 範士八段 松井健二 「師につくし 自己を磨き 人を育てる 武術で得た人間哲学」 【現地レポート】 JICA企画調査員 阪長友仁 「世界に飛び出て見えた日本 常に問う、日本人としての自分」 蓬莱キリスト教会 若枝幼児園 若枝学園園長・牧師 佐藤経夫 佐藤律子 「つながりのなかでこそ、人は生きられる」 【追悼】 連載「なるほど」執筆者 合氣道師範 佐々木の将人先生 【連載】 ・日本の心を継ぐ 「神宮の御屋根萱葺き」 写真家 稲田美織 ・私たちは銀河のなかに生きている 「特攻 ― 開聞岳と菜の花」 銀河浴写真家 佐々木隆 ・実践こそが全て 「国有化で失われたネパールの森」 アルピニスト 野口 健 ・あふれる真心と愛 「翔子がみせる奇跡の仕組み」 書家 金澤泰子 ・文化を生き抜く力に 「分析とリサーチ」 ガラス工芸作家 黒木国昭 ・うつくし、日本 「体罰とは何ぞや?」 伊藤忠商事理事 木暮浩明 ・今日一日を生きる 「仲間とともに一日を過ごすからこそ」 茨城ダルク代表 岩井喜代仁 ・気づく、気づかせる 「人間は魅力で人をひきつける」 UK実践塾代表 宇城憲治 [ページのトップへ]