DVD『植芝盛平と合気道』 全6巻
● 70歳代後半から最晩年の80歳代までの植芝盛平開祖の貴重な映像、インタビューを見ることができました。
開祖の柔らかな動き、相手を無力化する技など映像の中に豊富に納められており、他の武道を修行する者にも大変参考になると思います。80歳というご高齢になられても、若者達を相手に投げ飛ばす開祖のお姿は一般的な力を利用するスポーツではまったく考えられないことであり、改めて合気道が筋肉による力やそれを利用したテクニック的な技を追い求めていないことがよく分かりました。
開祖に向かっていく受けの方達が、開祖に触れられると力が吸い取られたようになり無力化されてしまう。無力化されると投げる開祖と投げられる受けの方の間に衝突が起きていない。力の対立が起きていないことを見ることができました。開祖がおっしゃる和合の精神が実際の技の中にも生きていらっしゃることをこの目で見ることができる貴重な資料だと思います。
<第5巻 神業編> (福島 32歳 男性)
● 開祖は、「我、宇宙なり」を体現する道程にあるものが、合気の稽古であると御教示くださいました。この視点は、日常生活の、あらゆるふれあいの中で錬磨できる心の持ち方であると思います。DVD『植芝盛平と合気道 神業編』における開祖の柔らかい動きは、日常のふれあいの中でも、心の姿勢として合気を練ることができることをお示しくださっているような気がします。しかも、その柔らかい合気は、棒術における激しい合気に裏打ちされていることが読み取れます。
私自身、激しさ・厳しさに裏打ちされた合気の錬磨として柔らかい和を、ふれあいの中で愉快に結んでゆく稽古を大らかに展開させていただきたいと思います。その合気が、武において深く錬磨されれば、武術となり武道となり、また多様な文明・文化を構成する様ざまな局面で深く錬磨されれば、これまでのものを活かしつつ、また不要なものは捨て去りつつ、さらに調和に満ちた文明・文化の花が開花してゆくと思います。
そして、宇宙とまでいかなくても地球から見ても肉体人間は小さな小さな存在ではありますが、その小さな人間が「我、宇宙なり」という、とてつもない霊光を宿しているということは、大きな危機を克服する心の拠り所になると思います。
<第5巻 神業編> (東京 50代 男性)
● 1巻を見終わって、「これがあと5巻もあるなんてすごい!」と思いました。
写真ドキュメンタリーの編集も、時代背景などもわかりやすく織り込まれていて大変優れていると思いました。
(東京都 派遣社員 30代 女性)
● 驚きました。道場のお写真でしか知らなかった開祖の肉声、「神技」としかいいようのない技の数々。
これからも色々な勉強用の資料に、少しずつ買い求めていきたいと思います。
(大阪府 学生 20代 男性)
● 貴重なものを見せてもらってうれしく思っています。技以前の開祖の風格など、これが気を練った姿なのだと思います。
(東京都 ビル管理 40代 男性)
● 植芝盛平の動いている映像は見ることができないと思っていたのですが、こんなDVDがあるとは知りませんでした。白黒で古い映像ではありますが、盛平翁の動きに〝違い〟を感じることができました。
(北海道 建設業 30代 男性)