『心と体 つよい子に育てる躾』
宇城憲治 |
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『心と体 つよい子に育てる躾』を読ませていただきました。躾の本質から大きくずれているのに娘を叱ったりしていたのかと思うと胸が痛くなりました・・・
少々遅くなってしまいましたが、この本をお手本に娘と一緒に少しでも精進していきたいです。
子どもも読みました。今まで何回も玄関の靴を揃えて脱ぎなさいと言っても揃えられなかったのに、自ら靴を揃えて、弟に揃えるように言っていました。何度か親子塾にも行っているから、きちんと靴を揃えたら強くなるということをわかるのだと思います。
やはり見本は、日頃の日常のあいさつが一番、おはようございます、行ってきます、その後の見守りは大事ですね。聞いていても気持ちが良いし自然に返事をしてしまう、元気が出る、貰える感じがします。電車などで席を譲るのも頭で考えてはダメで、体が自然に動く様にならなければ思っていても実際は出来ていない。今自分なりにやっていることは靴を揃える事ぐらいですが、子供たちが気づいてくれたら良いかなと思います。子供に見られている・・・と思って日頃から緊張感を持っていきたいと思います。
宇城道塾のテキストとなっている「気の開発メソッド」をより平易にわかりやすく、また日常でおざなりになっている日本人の礼儀のあり方を再考するのにいい本だと思います。礼儀を楽しく、元気に、日本古来からの躾には地球とつながるエネルギーを取り入れるための『型』であり、同時に心と体を強くするということ、感謝の気持ち、謙虚な心をもつ日本人独特の文化であり、財産である。すべての基本となる躾を身に着けてほしいものだと思います。
昨年以来、何度となく読み返してきたのですが、読む度にその内容の深さに感じ入っています。お子さんたちも読みやすいようにというご配慮でしょうか、明るく可愛らしいイラスト付で文字も大きく、いつものご著書とは異なる雰囲気に、とても楽しみな気持ちで本を開きました。
最初は、近所に住む長年の友人と彼女の息子2人と、第1部「やってみよう!」で紹介されている検証を1つ1つ試してみました。2人には以前から、宇城道塾で教えていただいた正座や正しい礼の強さなどを時折話していましたので、2人とも嬉々として1つ1つを実践し、身体で正しさを知り、素直に驚いていました。
特に4番(靴を揃える)と5番(物を丁寧に扱う)に強い印象を受けた様子でした。
母と息子が楽しみながら学ぶ姿を見て、親子が一緒に、まずは理屈抜きで「何が正しいか」を一瞬で体得する機会となるこの本の強烈な力を感じました。
それ以後は、一読する度に新しい発見があります。各検証には、道塾で何度か行なったものも含まれているのですが、この本ではその検証の持つ意味が丁寧に説明されており、それを読んであらためて、何を教えていただいたのかを復習できました。そして、演習に対する自分の理解が表面的であること、教えていただいたことがまだまだ身についていないことを再度認識し、反省しきりとなりました。
本文も、これまで道塾で学んできた内容が網羅され、簡潔な言葉で表現されていました。
「人として大事な事は(中略)その言葉を実際の行動で示せることにあります。」から始まり、「気」とは何か、「気」の働き、日本文化としての躾、作法、型の持つ力、心と身体の関係、統一体、事理一致、調和力・・・ 明快かつ判りやすい表現で、途轍もなく深遠な内容が繰り広げられていることに非常に驚きました。読み手の器によっては、どこまでも深く読み、思索し、啓発される内容がこれほど凝縮されていていながら、子供にも読める文章として展開されていることに非常に感銘を受けました。またここでも、自分の理解や思索が浅いことを痛烈に反省しました。「視野が狭く、人間としての器の小さい私の「気」に対する理解は、ちょうど『盲人が象を触って、その触れた場所によって象の姿を理解する』という譬えのようなものだ」と感じています。宇城先生があらゆる機会を捉えて私たちに教えようとして下さっている真実を少しでも早く、少しでも多く捉えることができるよう、今は閉じている私の心の目を開けなくては、そうできるよう成長しなくては、と思いました。
私にとって一番嬉しく元気が出たのは、「お母さんと臍の緒でつながっていた赤ちゃんは(中略)今度は、臍の緒の代わりに地球を命綱とします。」という一文に出会えたことです。これまで道塾で何度も「地球と繋がる」ことの大切さを教えていただいてきましたが、いまひとつ、その感覚がつかめませんでした。けれど、「胎児が臍の緒で母体と繋がっている」こと同じだと知り、大きな安心感を得ました。数年前に両親を見送ってから、どこか自分の根っこが存在しなくなったような一抹の寂しさがあったのですが、この一文で、地に足をつけることができました。親の愛だけでなく、地球が生命を守り育む愛情を感じながら生きてゆける幸せを思いました。
これからも何度も読み返し、そこに書かれている内容をひとつでも多く実践していきます。そしてこの世界を次の世代に渡す大人のひとりとして、より真剣に自らの成長に努め、自分が置かれている環境において大人としての責任を果たせるよう成長すべく、努力を重ねていきます。
2歳の子供を持つ親として、どのように育てていくか・・・。を常に考えていました。私の子供は何に向いていて、どの部分を伸ばしていこうとかを主に考えていました。しかし、それよりも大事な事がある事に気がつきました。「礼儀・作法・感謝」を中心とした心の躾です。子供の全てを部分部分で分けて考えるのではなく統一で考える。心を育て、衝突ではなく調和が出来る子に育てられればと思いました。それにはまず親が成長しなければなりません。子供の成長は早いです。私も心で子供を見れるよう成長していきたいと思います。
非常に分かりやすかったです。日本が世界に誇れる躾。しかし、現在の日本はそれを忘れつつあります。
私も小さい頃は正座でご飯を頂いた記憶があります。しかし、いつの日か椅子になり、正座を忘れてしまい、姿勢が崩れてしまいました。そんな私も時が経ち親となり、改めて子供に対する躾について再確認しなければいけない時になりました。
子供が小さい今だからこそ、正しい躾を習慣化する必要性があると思います。子供を肚のすわった、統一体のまま育てるのが親の役割だと思っております。また、宇城先生を知らない方が、まず最初に読む1冊として最適な本だと思います。
この本を読ませていただき、日常生活の1つ1つの所作が非常に大事であることに気づきました。本で紹介されている検証のいくつかをやってみて、特に印象に残ったのが「正座」です。宇城道塾では自然に正座になってしまうのですが、日常生活で正座をすることはほとんどありませんでした。改めて1人で正座していると、気持ちもスッキリしてきますし、出てくる考えも健全で前向きになってくるように感じます。これからは、日常生活でも「正座」をしようと思います。特に自分の気持ちが乱れているときや疲れているときなどは、正座をして自分の心を正そうと思います。
また、恥ずかしいことですが、「胸のライト」について気付かされました。先生のご著書を読み、挨拶するときに、相手に胸のライトを照らすというのを意識はしていたのですが、私の場合、挨拶の後、胸のライトが消えていたと思います。「子どもの場合は、自然体として胸のライトが常に点いている状態にあります」という部分を読んで、ハッと気付かされました。「胸のライト」を点けるとは、心を開いているということであり、挨拶のときだけのことではない、常にそのような状態でいることが大事なのだということに、ようやく気付いたように思います。こんなことも分かっていなかったのは本当に恥ずかしいことです。自分の未熟さに大変反省いたしました。
日常生活において、1つ1つの所作を心を込めて丁寧に行ないたいと思います。常に感謝と思いやりの気持ちをもって、調和する生き方をしたいと思います。
この本はイラストも素晴らしく、1人でも多くの人に読んでもらいたいと思います。私も、特に若い人やお子さんを育てていらっしゃる方にこの本を勧めたいと思います。
改めて人間は生まれながらに完成形であることを知る大切さを確認致しました。頭脳に偏り、細胞の発動にストップをかけてしまっている私は、つい子どもに対してとやかく言っていました。それは、大人にとって都合がいいことを押し付けていたに過ぎません。この本を拝読し、未来ある子ども達と幸せに向かうために、まず大人である自分自身が頭脳偏重から抜け出し、細胞からの発動に従い気の力でやること、それを日常にするためのお稽古が今の自分に取り組める、子供たちにできる事なのではないかと感じました。
まず、かわいい表紙にびっくりしました。私はまず、読むというよりもイラストのある場所をどんどん見ていったのですが、きっと初めて手にした方もそうなのではないかなと思います。イラストもとても自然に目に入ってくるようなイラストであると感じました。
まずはとにかくやってみたくなりました。知っていたものでもやってみたいという気が先にでてきて、その後で読ませていただいたのですが、自分の知人もそうだったと言っていました。実践し体感した後に内容を読んでいくと、とても心に響いてくるものがあり、優しいかわいい表紙からは想像できなかった厳しさも感じました。しかし、読んでよかった、知ってよかったと思わない訳がありません。特に今妊婦さんだったり、子供が生まれたばかりの方や子育て中の方は大変勇気づけられると思いますし、希望がわいてくると思います。同時に知らなかったらと考えると怖いですし、育てていくうえでの親、大人の責任というのを考えさせられるのではないでしょうか。
自分には来年三歳になる娘がいますが、宇城先生の親子塾にも参加させていただきました。今では先生の名前も覚え、先生のことが大好きです。こんな小さな子でも何かを感じるのだなといつも思わされます。幼稚園の先生にも絶対に紹介したい本です。
『心と体 つよい子に育てる躾』、『子どもにできて大人にできないこと』この2冊を、職場で結婚され子供ができた方や、子供を持っておられる方にできるだけ配るようにしております。
将来の日本を少しでも良くしていってくれるためには、今から育っていく子供に一番に力をあたえることが大事であると思っております。
日本の将来の方向を急に変えるのは今の成人した大人の役目ですが、その方向をゆっくりとさらに良い方向に持続して伸ばしていけるのはこれから成人していく方たちです。
自分も宇城先生に教えをいただき一人革命をしていきますが、これから大人になる人への中継ぎができると良いと思っています。
この作品は、明るい未来が見えない中、子育てに対する親の責任ばかりが仕切りに問われる中、どうしたらよいか分からずに途方にくれる親にとって、救いとなるものだと思います。一人革命の輪の広がりがこれで日本各地により一層伝播していくのではないでしょうか。親しみの持てるタッチで描かれたイラストと、事細かに解説され分かりやすい構成が印象的です。
今や、初等義務教育が開始される段階で既に「人の話が聞けない」「集中力がない」子どもたちが多くいると聞きます。最も大事なのは0~2歳の乳幼児期にあるとも言われます。それなのに中学校で急に「いじめをなくそう!」と頭脳に訴えかけるのみの取り組みが果たして有効なのでしょうか。本書でも言われているように、小さい頃から「心を育む」ことが何より重要なのだと、改めて認識しました。
子どもを躾けるためには、同時に親が率先して姿勢で示さなければ意味がありません。子が変わり、親が変わり、家庭が変わり、地域が変わり、会社が変わり、社会が変わる。そんな明るい方向へと進む未来に希望を持たせてくれるような本だと思いました。私も、これからも道塾にて学び、日常にて自分を磨き続け、いつか家庭を持つ年齢になれば親子塾に参加をしたいと、気が早いとは知りながらもそう考えています。
この本は、子どもをお持ちのお父さん・お母さん、子どもを指導される教育者の方々にぜひ読んでいただき、紹介されている検証を実際に試していただきたいと思いました。
また、お子さんをお持ちでなくても、教育関係の方でなくても、多くの大人の方々に読んでいただきたいと強く思いました。
私はこの本を読んで、自分自身が正しい「作法」はできているのか、「心」の有り様はどうなっているのか振り返りましたが、当たり前の作法ができていない事、行動に心が伴っていない事を痛感いたしました。この現実を素直に受け止め、自分自身をあらためて躾することにより、生き方を少しずつでも良い方向に変えていこうと思いました。