30 1月

【どう出版 メルマガ】  今、届けたい言葉 〈井口潔 ヒトの教育の会会長〉 「伝統に科学の光を当てたからわかったことなのです」

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└◆ どう出版メルマガ  (2025年1月30日)

◆◇ 今、届けたい言葉 — 季刊『道』より—
◇  井口潔 ヒトの教育の会会長 医学博士・理学博士

江戸期の伝統的な素晴らしい教育を、
今、誰も振り向かないですね。

6歳の子供に難しい文章を音読させて、
ナンセンスもいいところじゃないかと言う。

難しい道徳をまだ知能の発達していない
幼年期からなぜ教えようとするのか、
青年期になって教えたらなぜいけないのか?

生物学の光をこの問題に当てたら、
「幼年期教育は青年期において完結する」
という真理に到達します。

青年期になったら、知性脳が働き始めるから、
道徳をうまく生きようとすることに使って、
人格の中に入らない。

幼年期から道徳を教えると感性脳しか働いていないから、
人格の中に入るのです。

「道徳の意味はわからなくてよろしい、
 リズムをつけて丸暗記せよ、今にわかる!」

と確固とした態度で教えれば、
記憶の中に覚えているので、青年期になった時に氷解して、
しかも一生涯忘れないのです。

それは伝統に科学の光を当てたから
わかったことなのです。

冊子の表に、「科学の光でわかった伝統的教育」
と書いてあるでしょう、まさにこのことなのです。

伝統の中にあって、時代が変わっても
「変わらないもの」を分別する力、
科学とはそういうものであって、
自然を克服しようなんてとんでもない話なのです。

ヤングが言っているのは、
「科学研究の醍醐味は服従である」ということ。

恐れ入りました、もう何も申し上げません、
となりますね(笑)。

ニュートンあたりの時代の科学は
「自然科学」だったのですね。
自然哲学、ナチュラルフィロソフィー。

時代がさがってポアンカレという
フランスの哲学者がいましたが、彼は、
「科学者は実益のためではなくて
宇宙の美を賛美するために長い苦しい研究生活を続けるのだ」と、
こう言っていますね。

ですから、良いことは全部昔の人が
言い尽くしているわけです。

そこで我々が何をするのかと言ったら、
科学の光を当てて、昔の人が言ったことを
「これは本物」ということを確認していけばいいのです。

昔からのことを持ち出すと
「また言い始めた」「聞き飽きた」となるので、
同じことでも科学の言葉で言うと新鮮に聞こえるので、
聞いてくれるわけですね。
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 *  *

深刻な社会問題ともなっている子供の不登校や引きこもり、
日本の教育はまさに崩壊の危機にある。

その原因は現在の日本の「人間教育」にあるとし、
その見直しと実践に邁進する井口潔氏。

江戸期の伝統教育の完成度を科学的に裏付け、
日本の教育の改革・伝統教育の定着を目指す。

その裏付けと、活動への思いを聞いた。

<ロングインタビュー>
「ヒト」は教育によって「人間」になる
「科学の光」で照らし出す日本の伝統教育

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