27 11月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈広田奈津子 映画監督〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2024年11月27日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇  広田奈津子 映画監督

(映画「カンタ!ティモール」の試写は
10ヵ国1000ヵ所以上で行なわれたそうですね)

私たちがやったのは最初の試写会1回だけで、
あとは15年間ずっと途切れずに上映会が続いているのです。

配給会社が打つ興行ではなく、
誰かを信頼して、その信頼する人がいいというなら
行こうかなと人が来てくださる。

そういう場が15年間続いていることは
本当にありがたいことです。

アリがコツンって何か受け渡すように、
人からしか伝わらない、言語になる前の
熱のようなものを交換していくことが大切だと思います。

情報はネットから得られると勘違いせず、
若い人には特に旅に出てほしいです。

アレックスからは私が日本に帰国する時に
「日本の僕の仲間に伝えてください」と言われた
メッセージがあります。

遺言になってしまいましたが、
それをお伝えさせていただきます。

「あなたの仲間が10人にしか見えなくて、
対するものが大きくて巨大で1000人にも見えても、
あなたのやろうとしていることが命に沿ったこと、
命が喜ぶことであれば、

そこには亡くなった人たちも、
これから生まれてくる人たちもついていてくれるから、
それは1000どころじゃないから、
絶対に大丈夫だから、恐れないであなたのやるべきことを
続けてください。

仕事の途中で命を失うことがあるかもしれないけれど、
それでも大丈夫だから続けてください。

心細くなった時は僕たちのことを思い出してほしい。
僕たちは小さかった。
あの巨大な軍を撤退させるということは
できたら奇跡だと笑われた戦いでした。

でも最後にはその軍隊も撤退しました。

これは夢でも幻想でもなく現実に起きたことで、
目に見えない力が僕らを助けてくれたから、
どうか信じてあなたのやるべきことを続けてください」

シャナナ大統領に
「平和のために何ができますか」と問うた時、
東ティモールの問題を一人でも多くの人に伝えてくださいとか、
今建国したばかりだから援助が欲しいとか、
そういう答えが来るかなと思っていましたが、

まずは「あなたの社会を良くしてください」と。
アレックスも他の方々も同じことを言ってくれました。



※本日、上映会です!
次項もご覧ください。

*  *

「ねぇ仲間たち、ねぇ大人たち、
僕らの過ちを大地は知っているよ」

広田奈津子さんが23歳で初めて東ティモールに行った時、
素敵なメロディーに乗って聞こえてきたのが、
ある青年によるこの歌だった。

インドネシアから主権を取り戻すまでの24年間、
あらゆる攻撃・拷問にさらされ国民の3人に1人は
亡くなるという苦難を経た人々が言う「過ち」とは?

この歌が耳から離れなくなった広田さんは、その後
何度も現地を訪れ、人々と共に暮らし、
少しずつ言葉の本当の意味に触れていった。

深い悲しみを抱きながらも、誰かを排除するのではなく
「私とあなたは同じ」と伝えながら、明るくたくましく
生きる東ティモールの人々の姿を描きたいと映画制作を決意する。

広田さんの東ティモールの人々との出会いや想い、
現地の人や映画製作から得た様々な
「生きる」エネルギーについて語っていただいた。

<ロングインタビュー>
大丈夫! 湧き上がるものを信じて生きる
東ティモールの人たちが教えてくれたこと

季刊『道』222号
https://www.dou-shuppan.com/dou222-lp/
☆ 内容の一部をお読みいただけます。

◆◇ 季刊『道』に関わる映画を観る
◇  『カンタ!ティモール』〈本日 11/27〉

季刊『道』222号のインタビューの一つ、
広田奈津子監督の『カンタ!ティモール』の上映会を行ないます。

≪お席に余裕がありますので、当日受付OKです。
直接会場にお越しください≫

広田監督の想いから生まれた出会いが導いた
運命の旅の記録。

「笑われた戦いだった」というほど
圧倒的武力格差のある相手と、
東ティモールの人々はどのように戦い、
占領から脱したのか。

取材に先立ち編集部で鑑賞いたしましたが
画面にあふれる子どもたちの笑顔・歓声とはうらはらに、
「戦争」の現実がまざまざと証言されています。

軸となる「青年アレックス」の歌をはじめ、
独立のために戦った市井の人々の言葉は重く、
真実、真理を語っています。

国は、誰でもない、
「私」が戦わなければ守られない。
しかもそれは武力に依らず、ということを
強烈に感じました。

ぜひ『道』のインタビューとともに、
この映画をご覧いただきたいです。

●『カンタ!ティモール』上映会
2024年11月27日(水)
19:10~21:30(受付開始18:40)
町田市民ホール(第4会議室)

入場料:
『道』定期購読者  1,200円
一般(初回特別価格)1,200円
一般(2回目以降) 1,800円

詳細・お申し込み
https://www.dou-shuppan.com/movie_20241127/
電話 042-748-2423

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季刊『道』は
日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
理屈抜きに「やってきた」方々の深みある人生や熱い思いが、
読者の皆さまの生きる原動力となることを願っています。

年4回発行
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