18 10月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈安藤誠著 『原野から』〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2024年10月17日)

本書 紹介動画
https://youtu.be/Q3vJWt6Vpnc

◆◇ 今、届けたい言葉 ― どう出版の本より ―
◇  安藤誠著 『原野から』

クマがいなくなれば
植林する者がいなくなるので、

緑の砂漠と言われるような、
人間の経済活動にしか使えないスギやヒノキしか
ない山になってしまうわけです。

たぶんクマが植林しているという
概念を持つ人は少ないと思います。

しかし存在する生き物には
必ず役目があるのです。

存在する意味や価値を理解できなければ、
当然価値がないと思ってしまいます。

単に「人に危害を加えるクマなどいなくていい」
という人がいるから、
クマが年間何千頭と殺されてしまうのです。

同じ例が北海道のアイヌ民族と共存してい
たオオカミの撲滅です。

明治の当時、アメリカから来日した畜産家が
牧場内の家畜を襲う狼害に悩まされ、

アイヌ民族の意向を無視して
毒薬のストリキニーネを使って
オオカミを皆殺しにしてしまったのです。

先住民の意向を無視した撲滅は
アメリカでも行なわれました。

ところがアメリカは1980年代になり、
やはりオオカミという生き物を復活させないと
生態系がダメになると、

オオカミの再導入をイエローストーンでやり、
その結果、川の流れも変わるなど
生態系が正常な状態に戻ったのです。

ですから、そもそもなぜクマが存在していたのか、
その意味、価値を伝えることは
とても重要であると思っています。

またクマにも多様性があることを
伝えたいと思っています。

クマが10頭いたら10頭
全部個性が違うわけです。

気立てのよいクマもいますが、
すごくシャイなクマもいる。
喧嘩早いクマもいれば、
すごく優しいクマもいる。

クマについていろいろ
理解してもらいたいと思っています。

――― 第2章 クマと生きる より

最新刊 安藤誠著『原野から』
https://www.dou-shuppan.com/books/ando02/

※次項もご覧ください!

◆◇ 講演会「安藤誠の世界」 〈11/6〉
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季刊『道』で毎号、すてきな写真とエッセイを
掲載くださるネイチャーガイド・写真家の安藤誠さん。

自然との関わりから、
ガイドとして写真家としてのプロの矜持まで、
「安藤誠の世界」を展開いただきます。

平日夜、お仕事帰りにぜひ
自然との関わりや、いのちのことに
思いを馳せる時間を持っていただきたいです。

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入場料:3000円

詳細・お申し込み
https://www.dou-shuppan.com/event/241106_ando/

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日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
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