08 3月

【どう出版 メルマガ】 今、届けたい言葉 〈【対談】 稲本正 森の哲人・オークヴィレッジ創設者 宇城憲治 UK実践塾代表〉

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└◆ どう出版メルマガ  (2024年3月7日)

◆◇ 今、届けたい言葉 ― 最新号『道』より―
◇ 【対談】 稲本正 森の哲人・オークヴィレッジ創設者
◆      宇城憲治 UK実践塾代表

【稲本】
そうそう。
「梵我一如」という言葉があるんですよ。

「梵」というのは宇宙、「我」は人間の本質。
その本質を一緒にすると何も怖いことはない。

僕はこの「梵我一如」みたいな瞬間を
体験したことが何回かあるのです。

ひとつはアマゾンに行った時のことでした。

アマゾン川は元をたどると太平洋に流れていたのですが、
アンデス山脈が隆起して、大西洋に流れるようになった。

そうすると上からの圧力で川底が流れても
水面には全然波が立たない。
何故なら海水より低いから。

するとある所へ行くと水面が鏡のようになり、
そこに空が映る。
アマゾン川をくだっている時に
おじいちゃん船頭が夜そこへ行ってみようと言うわけです。

そこで夕方小さいボートで行って
その場所に船を止めた。

「もうそろそろ来るぞ」とその船頭が言うと、
一番星が上に出た。
と同時に下にも出る。

ばーーーっと星が出始めると、
下もばーーっと満天の星になった。

その時、周りが何にも見えなくなって、
宇宙の中に俺一人だという気持ちになった。

何なんだろうな、あれが宇宙と自分が一体化した
一つの現象なのかな。
そういう体験はその後も何度もあります。

もう一回は、アマゾンでサン・アントニオという
滝を見ていた時のことです。

ふつうの滝は岩の上から落ちてくるのですが、
その滝は森の中から降ってくる。

森の中に水があって、それがばーーっと出てくる。
それがものすごく綺麗なのです。

僕は眠れない時、このサン・アントニオの
滝などの風景を自分の中につくって
呼吸だけに集中して後のことはみんな忘れる。

するといつの間にか寝ているんです。
だから「梵我一如」という感覚は
「寝入る」のとよく似ている感じなのかなと。

【宇城】
すばらしい言葉、教えですね。

師匠と弟子の関係、または相手と自分の関係の
あり方ついて次のような言葉があります。

「月は池に映るともなく、
池は月を映そうとも思わぬ広沢の池」

つまり、池が波を立てたら月は映らない。
それは月は実体で池は心のあり方ということで、
相手に向かった時は、そういう波立たせない心でいく。

今、先生がおっしゃった、星が映るのと一緒で、
波が立っていたら、映らないということですよね。

師匠に学ぶということは自分の心の
実直さに他ならないということです。

【稲本】
そうだよね。
なるほど。

【宇城】
だからそういう心境に立つべきなのが子弟関係です。
師匠ができたら、師匠の心を自分にうつすしかない。

習うのではなく、うつすのだと。

それは心の問題なんですね。
そこに「我」があったり「邪」があったりすると
いつまで経っても成長しない。

だからこそ師匠はいつも模範を示さなくてはならないし、
一番勉強をしなくてはならない。

その信頼関係があるからこそ
同時に尊敬というのが出てきますね。



*  *

デカルトによる身体と精神を分離する心身二元論を
ルーツに始まった近代合理主義は、その後ニュートン、
ダーウィンなどに引き継がれ現在に至っているが、
その要素還元的な思考は、生命などのように機械的に
分析できないものの全体像をかえって見えなくするなど、
現在もその弊害は続いている。

今号では217号(2023夏)で登場いただいた森の哲人・
稲本正氏に宇城憲治氏との対談に再びご登場いただき、
いかに目に見えないものが、目に見えるもの以上に
私たちに影響を及ぼしているか、さらに、

モノと心は相互に依存しつながりあっていることなどについて、
稲本氏には原子の視点や植物間コミュニケーションの話から、
宇城氏には自ら発する「気」や人間の潜在力の可能性の話から、
それぞれ語り合っていただいた。

<巻頭対談>
私たちを生かす宇宙のしくみ
目に見えないものが世界を変える

季刊『道』219号
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日本人の真の強さとその心の復活を願って発信する季刊誌です。
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