読者の声| 季刊『道』 184号(2015年春)
世の中知らない事が多い事『道』を読み知る 千葉 会社員 47歳 男性
畠山さんの対談「鉄で海がよみがえる」を読ませて頂きました。
本当に一気に読み終えて、世の中知らない事が多いなと思い大変勉強になりました。
これも、『道』を読ませて頂いているからです。
これからも楽しみにしています。宜しくお願いします。
部分だけを見ていては、本質的な解決には至らない 東京 会社員 42歳 男性
海を守るには、山から。
部分だけを見ていては、本質的な解決には至らない。
自分を省みたとき、いかに部分しか見ていないことが多いか、ということに気付かされます。
より高い視点でものごとを観て、統一体の考え方に則って行動していきたいと思います。
自分ができる小さな事を全力で行っていきたい 神奈川 自営業 51歳 男性
道を読んでいると日本人(日本国)はなぜ、幸せに向かって進んでいかないのだろう?と不思議に感じます。
物事を複雑にして現実からかけ離れた正義でやった気になって個人は疲れている。
この社会はなんだろう?誰がこうしているのだろう?
疑問がいっぱい出てきます。
自らに問いかけ自分ができる小さな事を全力で行っていきたいと思います。
道と共に歩んでいきたいと思います。
広い視野を持ちながら世の中の役に立ちたい 東京 公務員 40歳 男性
・畠山重篤さんと宇城先生の対談を読み、森や川・海の循環や、鉄が海を蘇らせ生命を育む力を持っていることなど、自分が知らないことばかりで、とても勉強になりました。
現代人は全体で物事を捉える力を失いつつあります。それだけ創造性を無視した教育のツケが回ってきているのだと思います。
部分にとらわれず、畠山さんのように広い視野を持ちながら世の中の役に立ちたい気持ちになりました。
・池川先生の胎内記憶の話を読み、子供達をより一層愛おしく感じるとともに、自分自身、生まれてきた意味を考えさせられました。
この世に出てくるまでの奇跡の連続、そして生きていることの素晴らしさは、数々の犠牲や周りの方々の支えがあってからこそです。そのことを考えると、より謙虚にならなければ、と思いました。
未来を変革することができる日が来ることを願う 東京 会社員 29歳 男性
畠山氏と宇城先生の対談を拝読し、本来ひとつであるものをばらばらにしてしまったことが引き起こす問題について、学ばせて頂きました。
地球も、人間の心身も本来はひとつ。川をダムでせきとめてしまうことは、人間でいえば血液や水分の循環を止めてしまうことに似ていると感じました。問題がおきて当然です。人間の都合のいいように区分し管理し利用することで、自然はその本来の姿を歪められ、その苦しみや怒りが様々なかたちで、我々の日常に影響を与えるようになっていると思います。
畠山氏や宇城先生の長期の取り組みによって、統合的に思考・行動ができる人間が生まれ、未来を変革することができる日が来ることを願うと同時に、自身もまたその一人となりたいという思いを持ちました。
いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
母が先日拝読し「この雑誌は以前とずいぶん変わったね」と申しておりました。
次号も楽しみにしております。
ドミニカの野球なら思いやりある人が育つでしょう 神奈川 40代 女性
ドミニカ共和国の少年たちの野球指導についての阪長さんのインタビューが大変興味深かったです。私の周りには野球が好きで頑張ったがゆえに、野球によって体も心も壊してしまう方が幾人かあったからです。また、地域の行事に関わるなかで、スポーツ指導者の子供たちへの、聞いていて気持ちのいいものではない言葉づかいや、態度を目にすることもありました。
「指導者から選手への敬意」があたりまえのドミニカの野球ならば、野球技術が上達するだけでなく、きちんと社会に関わって思いやりの行動ができる大人に育つことでしょう。今、日本で毎日のように起きている悲しい事件や事故は、子供たちが育つ環境と、決して無縁ではないと思えてなりません。
阪長さんは、世界中の良いことを学んで日本で活かしてくださるとのこと。大いに期待したいと思います。
動き方、戦い方を教えてくれる、『道』の実践者 福島 公務員 40代 男性
今号の「道」も実践者の方々のエネルギーに満ち溢れておりました。
池川明先生の胎内記憶のお話や、野村哲也さんがチベット・ダルチェンの村で出会った僧の言葉とカイラス山での体験、山元加津子さんの「公園のおっちゃん」との出会いと交流など、普通では「まさか」と思えることが、今ではそういう事実が間違いなくあるのだと受け入れることができる自分に変化していることに驚きました。
こういった方々の実践に誌面を通してでも触れることができるという体験が、自分自身の内面を変化させることにつながるのだと思いました。
私は福島で公務員をしておりますが、今号の中でも幾度か取り上げられたように、行政という縦割り組織で復興を推し進める矛盾と不効率さを強く感じます。「本当にそれが必要なのですか?」という物や事が数の論理で押し通り、粛々と進められようとしているのです。
トータルプロデュースをする人がいない、オーケストラの指揮者がいない状況なのだと思います。
震災による津波被災地や過疎高齢化が進む山間部の農地や集落は、急速に元の自然に帰ろうとしています。人が何百年という年月をかけて、自然の一部を借りて築き上げてきたモノは、何十億年という地球の歴史の中で一瞬で消え去ろうとしているのに、人はまだ同じモノを作り上げようとしているのです。
科学が発展するほど分からないことが増えていく事実こそ、現代科学の限界であり、ならばこそ人は謙虚にならなければならないと考えます。
しかし、数の論理が押し通るように、制度や組織という中では、動き方、戦い方をよくよく考えなければならないと感じています。
それを教えてくれるのが「道」で紹介される実践者の方々だと感じます。
いつも素晴らしい記事をありがとうございます。次号も楽しみにしております。