『道』210号 岩井喜代仁さん連載 「外国人を受け入れる施設 群馬ダルク」
◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁
連載『今日一日を生きる』
「外国人を受け入れる施設 群馬ダルク」
薬物依存回復施設・茨城ダルクの施設長である岩井喜代仁さんは、約30年前は、ご自身が薬物依存に苦しむ一人でした。ダルクに出合い、自ら回復の道を歩みながら、一転、今度はダルクを運営する側に回り、同じ依存症に苦しむ多くの仲間を救ってきました。
数々の行政との連携を先頭に立ってすすめてきたのも岩井さんです。
今や、薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。各地にある施設長は、すべて同じ薬物回復に向かう仲間たちです。
仲間に励まされ、支えられ、許され、受け止められながら、施設長として独り立ちしていく姿は毎回感動です。ともに歩み、苦しみを分かち合う仲間の絆があるからこそ、人は前に進むことができるのだと教えてくれます。
今回は、日本で71カ所あるダルクのなかで唯一、英語を母国語とする仲間が運営する施設のお話です。
岩井さんの講演会が12月5日に、京都で行なわれます。
■ 岩井喜代仁 講演会
「子供たちを薬物から守るために」
2021年12月5日(日)9:15~11:30(開場 9:00)
京都府立総合社会福祉会館 ハートピア京都
参加費:3,000円